切られお富!

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今秋公開ゴダール新作「アワーミュージック」!

2005-07-30 23:23:59 | アメリカの夜(映画日記)
ゴダールかあ、ゴダールねえ、ゴダール…。というわけで、複雑な感情を起こさせてくれる映画監督J・Lゴダールの新作が今秋公開される。タイトルは「アワーミュージック」。わたしもいっときはまりにはまったゴダールだけど、今となっては微妙な感じだなあ…。

「アワーミュージック」公式HP

公式HPには彼のインタビューが載っていて、例によって彼独特のわかったようなわからないようなコメントが目白押しなんだけど、最後の、

インタビュアー:映画は世界を救えると思いますか?
ゴダール   :それは聞いてはいけない質問ですね。

という受け答えには笑っちゃったなあ。

わたしの好きなゴダール作品については、以前シャンタル・ゴヤのCDの記事で書いたので、80年代以降の<商業作品復帰>以降に限定していわせてもらえば、「カルメンという名の女」、「パッション」、「新ドイツ零年」あたりが好きでしたね。「リア王」では映画監督レオス・カラックスとわたしの好きなジュリー・デルピーがでていたし、「右側に気をつけろ」に自ら出ていたゴダール自身にもしっかり笑わせてもらった。あと、「勝手に逃げろ・人生」はタイトルだけ好きかな。

(因みに、ジュリー・デルピーはレオス・カラックス監督の「汚れた血」という映画でバイクに乗っているかっこいいねえちゃんです。ジュリエット・ビノシュより好きだな。)

それと、このひとには名だたる日本のインテリ・サポーターが付いていて、なかなかはずしてくれるんだけど、「ヌーヴェルヴァーグ」という、なんとアラン・ドロンが出た作品の予告編で、中沢新一氏のコメント「サイババじゃない!ゴダールだ!」というのが大きな文字で登場、当時映画館で見たわたしですら「中沢新一って大丈夫か?」って思ったものだ。(ところで、サイババってどうなったんだっけ?それと、わたしはメカ沢新一の方が好きです。)

というわけで、昔の病気が戻ってきたみたいでみっともないのでこの辺で!

最後に<わたしのゴダール・ネタ記事三連発>だ!

シャンタル・ゴヤと映画 『男性・女性』のサントラ。
踏切事故、雑感。
モンパルナス墓地へ行ってみた。
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