
たまにはプライベートな話もいいかと思って書くんですが…。
今月の10日に突然の頭痛で倒れてしまって、11日に病院で脳のCTスキャンをしたんですが、原因わからずでMRI・MRA検査というものをやる羽目になってしまった。
ところが、このMRIっていうのが大変人気のある(?)検査らしくて、順番待ちということになり、実際に受けたのは19日の火曜日。横たわって筒みたいな機械に入っていくアレなんですが、静かなのかと思ったら、木魚のユーロビートみたいな凄い音のする代物で30分ほどかかった。「退屈するよ」とは経験者から聞いていたけど、日頃から考え事ばかりしているたちなので、「もう、終わり?」って感じでしたね。
それから、専門家が分析するとかいう話で、延々結果待ちをさせられた挙句、30日(昨日)やっと検査結果の報告が聞けるというので病院に行ってきた。
わたしが「やばい、死ぬかもしれない」と思ったのは、食中毒で一ヶ月寝込んだときと真夜中のシャルルドゴール空港で白タクのおっさんに取り囲まれたときの二回ぐらいだけど、本当にやばかったらしいのは「食中毒」のとき。このときは具合が悪いのに無理やり映画を見に行って(確か成瀬巳喜男の「浮雲」だったかな?)、家に帰ってきたらいきなり倒れて、そのまま一ヶ月安静だった。医者には「あなた無茶しすぎだよ、子供か老人ならショック死してるよ!」と怒られたぐらいだから、相当な毒だったらしいのだけど、趣味(当時)の力は恐ろしいというべきか…。あと、以前も書いたけど、危うく地下鉄サリンの被害者になるところだったというのもあったっけ。
そもそも、わたしは割と健康な方なんだけど、なぜか気管支だけが弱くて風邪をひくと咳だけがかなり長く残って、学生時代は「いつも咳をしてる人」というイメージでみられたりしたぐらいだ。だから、生まれてこのかた、一度もタバコを吸った事がない。今でも体調を崩すと念のために肺のレントゲンを撮るのだけど、毎回医者から、「あなたの肺は本当にキレイだよね」と言われたりして、ちょっと自慢ではある。(もっとも、肺のレントゲンを撮るような人は、大抵肺がボロボロだからなんだろうけど。)
肺の話といえば思い出すのは、「うたかたの日々」というボリス・ヴィアンの小説。肺に睡蓮の花が咲く奇病にかかった女の子を救おうとする男の子の話で、彼は彼女のために毎日病室へ花を運び続ける。美しくて痛ましい恋愛小説でお奨めだけど、岡崎京子が漫画化したものもあるし、利重剛が「クロエ」というタイトルで映画化したこともある。もっとも、わたしは利重剛とともさかりえが苦手なのでみてはいないけれど。フランスでも、アンナ・カリーナのかつての浮気相手ジャック・ペランが主演した映画にもなったっけ。
というわけで、人生なんてつくづく「うたかたの日々」だなあなんて思う…。
と、ここまで読んだ人は、「いよいよ、お富も年貢の納め時なんだな。」と思ったことでしょう。で、医者の診断結果なんですが…
「どこも悪いところないねえ、頭痛は疲労からくるものじゃない?」というごくごくあっさりしたものだった。「なあ~んだ」ってな感じでしたが、CTスキャンが4500円、MRI&MRAが7500円と、やっぱり医療費3割負担はバカにならんなあっていうのがわたしの感想。ほんと金で安心を買ったってことか?
まあ、やたらに結果がわかるまで時間がかかったもんだから、余計なことを考えすぎてしまったんだけど、最近は若年性の脳梗塞なんていうのもあるそうだし、CTスキャンを受けた日なんか、仕事に行ったら「脳幹出血で橋本真也が死んだ」っていう話を聞いて真っ青になった。(おまけに医者に行く予定だったのに、なんて報道されてたしね。)
とりあえず、わたしの悪運もまだ尽きてないらしいので、元気に言いたいことを言って生きてくつもり。「余命いくばく」状態になったら自転車ドロの真犯人について書くってこの間いったけど、考え変えました。当分長生きしそうだけど、真犯人、そのうちバラします。犯人は首を洗って待ってるように!
というわけで、軽く残っていた頭痛も吹っ飛んだんで、さて元気に芝居でも見に行こうか!体調悪いときに芝居に行くのは自分も辛いし、役者にも失礼だから、控えていたんだけど、心も身体もスッキリ状態。皆さん今後もご愛顧よろしく
今月の10日に突然の頭痛で倒れてしまって、11日に病院で脳のCTスキャンをしたんですが、原因わからずでMRI・MRA検査というものをやる羽目になってしまった。
ところが、このMRIっていうのが大変人気のある(?)検査らしくて、順番待ちということになり、実際に受けたのは19日の火曜日。横たわって筒みたいな機械に入っていくアレなんですが、静かなのかと思ったら、木魚のユーロビートみたいな凄い音のする代物で30分ほどかかった。「退屈するよ」とは経験者から聞いていたけど、日頃から考え事ばかりしているたちなので、「もう、終わり?」って感じでしたね。
それから、専門家が分析するとかいう話で、延々結果待ちをさせられた挙句、30日(昨日)やっと検査結果の報告が聞けるというので病院に行ってきた。
わたしが「やばい、死ぬかもしれない」と思ったのは、食中毒で一ヶ月寝込んだときと真夜中のシャルルドゴール空港で白タクのおっさんに取り囲まれたときの二回ぐらいだけど、本当にやばかったらしいのは「食中毒」のとき。このときは具合が悪いのに無理やり映画を見に行って(確か成瀬巳喜男の「浮雲」だったかな?)、家に帰ってきたらいきなり倒れて、そのまま一ヶ月安静だった。医者には「あなた無茶しすぎだよ、子供か老人ならショック死してるよ!」と怒られたぐらいだから、相当な毒だったらしいのだけど、趣味(当時)の力は恐ろしいというべきか…。あと、以前も書いたけど、危うく地下鉄サリンの被害者になるところだったというのもあったっけ。
そもそも、わたしは割と健康な方なんだけど、なぜか気管支だけが弱くて風邪をひくと咳だけがかなり長く残って、学生時代は「いつも咳をしてる人」というイメージでみられたりしたぐらいだ。だから、生まれてこのかた、一度もタバコを吸った事がない。今でも体調を崩すと念のために肺のレントゲンを撮るのだけど、毎回医者から、「あなたの肺は本当にキレイだよね」と言われたりして、ちょっと自慢ではある。(もっとも、肺のレントゲンを撮るような人は、大抵肺がボロボロだからなんだろうけど。)
肺の話といえば思い出すのは、「うたかたの日々」というボリス・ヴィアンの小説。肺に睡蓮の花が咲く奇病にかかった女の子を救おうとする男の子の話で、彼は彼女のために毎日病室へ花を運び続ける。美しくて痛ましい恋愛小説でお奨めだけど、岡崎京子が漫画化したものもあるし、利重剛が「クロエ」というタイトルで映画化したこともある。もっとも、わたしは利重剛とともさかりえが苦手なのでみてはいないけれど。フランスでも、アンナ・カリーナのかつての浮気相手ジャック・ペランが主演した映画にもなったっけ。
というわけで、人生なんてつくづく「うたかたの日々」だなあなんて思う…。
と、ここまで読んだ人は、「いよいよ、お富も年貢の納め時なんだな。」と思ったことでしょう。で、医者の診断結果なんですが…
「どこも悪いところないねえ、頭痛は疲労からくるものじゃない?」というごくごくあっさりしたものだった。「なあ~んだ」ってな感じでしたが、CTスキャンが4500円、MRI&MRAが7500円と、やっぱり医療費3割負担はバカにならんなあっていうのがわたしの感想。ほんと金で安心を買ったってことか?
まあ、やたらに結果がわかるまで時間がかかったもんだから、余計なことを考えすぎてしまったんだけど、最近は若年性の脳梗塞なんていうのもあるそうだし、CTスキャンを受けた日なんか、仕事に行ったら「脳幹出血で橋本真也が死んだ」っていう話を聞いて真っ青になった。(おまけに医者に行く予定だったのに、なんて報道されてたしね。)
とりあえず、わたしの悪運もまだ尽きてないらしいので、元気に言いたいことを言って生きてくつもり。「余命いくばく」状態になったら自転車ドロの真犯人について書くってこの間いったけど、考え変えました。当分長生きしそうだけど、真犯人、そのうちバラします。犯人は首を洗って待ってるように!
というわけで、軽く残っていた頭痛も吹っ飛んだんで、さて元気に芝居でも見に行こうか!体調悪いときに芝居に行くのは自分も辛いし、役者にも失礼だから、控えていたんだけど、心も身体もスッキリ状態。皆さん今後もご愛顧よろしく

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悪運? そんな事は無いですよ。
兎も角 もっともっとズバズバ切りまくって下さい。
そうすると うーんと長生きしてしまうかな?