切られお富!

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「ショーンの場合。」に関する補足

2016-03-17 21:46:28 | TVピープル
たまたま朝テレビを観ていて、「違うな~」と思っちゃったんで、ちょっとだけ補足。

・ショーンの場合。(前の記事)
・加藤浩次 ショーンKに「言っていることに疑問あった」 過去の番組共演の印象語る

①商業登記をする場合、戸籍名じゃないといけないんで、取締役が芸名とかビジネス名を使っている場合は、世間で知られている名前とは違う表記になっている場合がよくあるんですよ。これは、法務局なんかに行くような仕事をしたことがあれば当然の常識。なので、この一点でショーン氏をどうこう言うのは間違っています。アナウンサー、コメンテイター含め誰も指摘しないんでちょっと呆れました。ちなみに、わたしの知ってるMBAホルダーはこの「ビジネス常識」知りませんでした!

②アメリカだと会社の登記や所得税の処理が楽なんで、まずデラウエア州で登記するっていうのはどこでもやっていることで、当然ながらその「本店」はペーパーカンパニーなんですよ。で、商売するところに「支店」を作ったりするわけ。なので、登記されている所に実態がなくても、それ自体で胡散臭いということにはならないんですね。

③法人登記せずに営業している「事務所」組織は世の中にたくさんあるんで、営業開始日と法人登記日にズレがあっても、そのこと自体がおかしいわけではないです。あとから法人登記したってことですから。また、言わずもがなですが、法人登記してない場合、法人の印鑑がないから、個人の実印で契約処理をするってことですよね。ま、普通は個人保証が伴うってことでしょうけど。

④滝川クリステルが新人アナウンサー当初、「滝川雅美」の名前で仕事をしていて、あとから、「ハーフっぽさを打ち出した方がよい」という上からの指示で「滝川クリステル」にビジネスネームを変えたという話が象徴しているように、ハーフを売りにするのはむしろハーフじゃない人が薦めてるくらいの話であって、本名を自己演出としてビジネスネームに変えること自体は悪いことじゃない。また、純粋日本人でも、海外取引上、ニックネームを名刺に刷って、ビジネスネームにしていることは珍しくないので、これも問題ないと思いますね。あと、中小企業経営者がゲン担ぎの姓名判断でビジネスネームを変えたなんて話もよくあります。

⑤学歴の詐称は政治家のお家芸だから、大騒ぎするほどでもないでしょう。だって、それでも投票する人がいるくらいなんだから。


                    ★ ★ ★

で、アナウンサーとか司会をやっているタレントや芸人、コメンテイターをやっている評論家たち、彼らにビジネス常識を云々する資格はまったくないと再認識しました。ま、よくいうよ、です。

結局、「どぶに落ちた犬」状態のショーン氏だから、非難するのが良識みたいな感じで朝から批判していた連中、あなた方も明日は我が身なんじゃないの。いや、むしろ、ショーン氏はなかなかの勉強家だった節がある。コンプレックスの裏返しで日々猛勉強してたんじゃないか。また、この人、あんまり悪口っぽいコメントを出さなかったところが好感度の源でもありましたよね。

というようなわけで、茂木健一郎ほどには熱狂的に支持はしないけど、朝のワイドショーとそれに同調するレベルの人々には批判する資格はないなあ~なんて思いました。実際、実害なんかないんですからね~。首相をはじめとする自民党議員の野次の方が、精神的な被害という意味でよっぽど実害があります。

ま、いろいろ書きましたが、こんなところで・・・。

PS:茂木健一郎って、指原のスキャンダルの時もそうだったけど、周りが引くらいのフォローしますよね。根本的に変わった人だなと。わたしはちょっとマネできないわ!
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