VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

建築・建材展2006

2006年03月07日 | 住宅業界
(写真左:会場は有明ビックサイト 中:これがタイル!マラッツィ・ジャパンの玉岡雅代代表 右:イタリア人らしくポーズをとるMARCO氏)

日本経済新聞社主催の「建築・建材展」へ行って来た。
近年は集客対策からか、「JAPAN SHOP」など流通系展示会と6展示会合同開催になっている。

11月の「JAPAN HOME SHOW」と共に2大建材系展示会ではあるが
長くこの業界に居ると、バブル時代の「GOOD LIVING SHOW」が懐かしい‥‥
それを思うと、出展社ブースも小ぶりで華やかさには欠けるが

外国勢を中心に、新規商談の機会として活用されている。

初めて出展されたマラッツィ(伊)ジャパンの玉岡さんを訪ねてみた。(写真)

イタリアの大手タイルメーカーで、まだ日本市場へ進出して浅いので
このような展示会も良いプロモーションだ。
革張りクッションのようなデザイン・タイルはじめ、立体的で面白い表情のものが展示されていて
小さいながらも高級感と新しさが伝わるブースだった。

今回、初お目見えでは大きな「エジプト」ブースが目立っていた。
大理石がメインのようだが、昨今
素材系は中国が価格的に圧倒しているので、難しいような気もする。


午後は「日経ホームビルダー」誌主催のセミナーに顔を出した。
丁度、細谷副編集長に相談したい事があったので、ご挨拶がてら参加。
工務店や建築関係者、100名近くが会場に集まっていた。
テーマは「低層住宅の現場におけるアスベスト対策」。

あれっ?講師が村田‘前’編集長および細谷‘前’副編集長になっている!?
レクチャー後に伺ったら、3/1付でお二人して異動されたとの事。
同時に2人ってスゴイなぁ・・・と驚いたが、

セミナーの内容、アスベスト規制の影響については
解体時に約@40万円/木造30坪という具体的な数字と、様々な要ケアの実情を知り
住宅の建て替え需要に影響するのではないかと、少々、不安になった。

このような現場工務店向けのセミナーは、米国で同様のInternational Builder's Show(IBS)の会場では
全米ホームビルダーズ協会(NAHB)主催のセミナーが、200以上(4日間)行われる。
米国のビルダーにとっては年に一度、
設備・建材の新商品建築・インテリアデザインのトレンドを掴むと共に
各種セミナーに参加して、カンヅメで勉強する場でもあり
ビルダーの経営力や建築技術向上に無くてはならない場となっている。

このように、ビルダーを教育・支援してゆく体制が
今、耐震偽装など問題が露呈している日本の建築業界にも必要だ。








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