我が郷は足日木の垂水のほとり

文化芸術から政治経済まで、貧しくなった日本人の紐帯を再構築したいものです

堪へ難キヲ堪へ 忍ヒ難キヲ忍ヒ

2011年08月09日 | 歴史

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 当時17才だった少年が、今は83才の白髪の老人となった。
弟を殺され、姉も原爆で失った。母やほかの何人かの親族の行方は、いまも知れない。
長崎原爆の慰霊際で、節度ある日本人の代表は、『仇を返す』とは言わない。

しかし、訥々と遺族代表の文章を読む姿には、ありありと無念さが窺い知れる。


 米軍は広島に、ウラン型原子爆弾を投下した。そして中二日おいて、九日にも亦、長崎にプルトニウム型原子爆弾を投下した。『負けるに決まった戦争』とは、後智慧で言うことなのだろう。左近尉は戦後生まれの、いわゆる団塊の世代である。その父や伯父たちは、みな戦争に征った。帰還した後、われらが生まれたわけだが、父やその兄弟は、帝国陸軍はまだ充分に戦えたと口をそろえて言っていた。「竹槍がどうの」とは、前後進駐軍の流したデマであり、充分とは言えぬが軍備は、ほとんど無傷で残っていた のだという。

 軍隊と軍隊が戦うのが、国際法上の戦争である。非武装の市民を殺すのは、戦争ではなく、『人殺し』である。故に日本国は、市民をテロリストから護るために、干戈を納めた。

文明を知らぬ鬼畜と争えば、文化を棄却することとなる。

  2011 08 09 堪へ難キヲ堪へ 忍ヒ難キヲ忍ヒ【わが郷・歴史】
   B-29 爆撃機 をも撃ち落とした、特殊高射砲

 後に1970年代になり、われらの学生時代のこと。

 極左暴力集団とは言われたが、「反帝」、「反スタ」がほとんどのデモ隊の心情為れば、左翼でも、右翼でもなく心根は、『ベトナム反戦』であった。ただマスコミにアッピールするためなのか、少々警察の規制の従わなかったまでのことだ。それでデモの条件の交通規制に違反して、ジグザク・デモが常態となったまでのことだ。

  東京や沖縄で、反戦闘争あるいは、沖縄返還の戦いをすすめていた頃。多くの友人は故郷に残り、例えば松下電器で働いていた。なかには、ブラウン管、彼ら言うところのモニターを製造していた。そしてこの優れた電器部品は、アメリカNASAのコントロール・センターにも納められていた。かたや 『安保粉砕』 を叫び、もう一方では、アメリカ軍備の必需品を製造していた。なにかバラバラの様にも見える。しかし今になってよく見れば、アメリカ宇宙産業は空洞化が、行くところまで行ってしまっている。

      2010 05 24 宇宙から眺めた政治の貧困【わが郷・宇宙】8インチのフロッピー

8インチの馬鹿でかい、時代遅れのフロッピーディスクを用いて、スペースシャトルの点検・チェックをやっていたなんて、普通の日本人には信じられない。日本の先端技術の梯子がハズされれば、このようなもので哀れなものだ。馬鹿と煙は高いところへ登る。アメリカや支那畜も高みが大好きだ。ところが自分らの力では、今はそれもままならない。わが郷の朋輩は、外すための梯子を黙々と作っていたのか。いつか其れを酒酌み交わしながら、訊いたことがある。友は「あはは」と笑っただけだった。

 

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   久間防衛相の原爆「しょうがない」発言全文

以下は、亦引きです。(^_^;)

  本日は、疲れ気味の上にすでにアルコールがけっこう入っていて、まともなことは書けません(いつも?)ので、とりあえず、皆さんに判断材料・資料を提供できればいいと思っています。きょう、久間章生防衛相が米国による日本への2発の原爆投下について、「しょうがない」と述べた件に関してです。以下、千葉県柏市で行われた久間氏の講演のうち、関連部分をお伝えします。
 

《久間氏 ソ連、中国、北朝鮮と社会主義陣営、こっちは西側陣営に与したわけだが、欧州はソ連軍のワルシャワ条約機構とNATO軍が対立していた。そのときに吉田茂首相は日本はとにかく米国と組めばいいという方針で、自由主義、市場原理主義を選択した。私は正しかったと思う。

これは話は脱線するが、日本が戦後、ドイツみたいに東西ベルリンみたいに仕切られないで済んだのは、ソ連が侵略しなかったことがある。日ソ不可侵条約(※正しくは日ソ中立条約)があるから侵攻するなんてあり得ないと考え、米国との仲介役まで頼んでいた。これはもう今にしてみれば、後になって後悔してみても遅いわけだから、その当時からソ連は参戦するという着々と準備をしていて、日本からの話を聞かせてくれという依頼に対して「適当に断っておけ」ぐらいで先延ばしをしていた。米国はソ連が参戦してほしくなかった。日本の戦争に勝つのは分かった。日本がしぶといとソ連が出てくる可能性がある。

ソ連が参戦したら、ドイツを占領してベルリンで割ったみたいになりかねないというようなことから、(米国は)日本が負けると分かっていながら敢えて原子爆弾を広島と長崎に落とした。長崎に落とすことによって、本当だったら日本もただちに降参するだろうと、そうしたらソ連の参戦を止めることが出来るというふうにやったんだが、8月9日に長崎に原子爆弾が落とされ、9日にソ連が満州国に侵略を始める。幸いに北海道は占領されずに済んだが、間違うと北海道はソ連に取られてしまう。

本当に原爆が落とされた長崎は、本当に無傷の人が悲惨な目にあったが、あれで戦争が終わったんだという頭の整理で今、しょうがないなという風に思っているところだ。米国を恨むつもりはない。勝ち戦と分かっている時に原爆まで使う必要があったのかどうかという、そういう思いは今でもしているが、国際情勢、戦後の占領状態などからすると、そういうことも選択としてはあり得るということも頭に入れながら考えなければいけないと思った。

いずれにしても、そういう形で自由主義陣営に吉田さんの判断でくみすることになり、日米安保条約で日米は強く、また米国が日本の防衛を日本の自衛隊と一緒に守るということを進めることで…。戦後を振り返ってみると、それが我が国にとっては良かったと思う。》

 

 また、久間氏が同日午後、講演での発言について、東京都内で記者団に語ったオンコメントは以下の通りです。

 《久間氏 原爆を落とした、落とされたのは返す返すも残念だし、あんな悲劇が起こったというは取り返しの付かないことになったわけだが、しかしそういう歴史を振り返ってみたら、「あのときこうしていれば」と後悔してもしょうがないわけだし、とにかく今みれば米国の選択というのは米国からみればしょうがなかったんだろうと思うし、私は別に米国を恨んでいませんよとそういう意味で言ったわけだ。「しょうがない」という言葉が、米国の原爆を落とすのがしょうがなかったんだということで是認したように受け取られたことは非常に残念だ。》

 だとのことです…。きょうは朝が早かった(夕刊当番)せいか、前日の寝不足のためか早くも眠くなってきたので、解説や感想は省き、また後日、機会があったら書きたいと思います(明日も仕事だし)。しかしまあ、この長崎出身の政治家に対しては、真意がどうであろうと、いいかげんにしてほしいなあ、と率直に言って思います。まったく。

 ※久間氏の講演について、一部略されていた部分があったので、7月1日午前7時に差し替えました。
 http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/211450/


以上で久間発言の紹介を終わります。

 無辜の市民を何十万人も、テロリスト国家に殺された、『 自衛権を奪われたまま 』 の防衛大臣の言葉などは、このように惨めなものに為らざるをえない。まさか核兵器の装備もなしに、自衛隊の諸君を核保有の大国間の戦に送り出すワケにもゆくまい。

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言いたいことも言えない。

言いたいことは、忘れてしまった。

 

 


『 お兄ちゃん敵をとって 』

この声を聞いても、口に出来ない。

 

 世界で唯一、原子爆弾を投下された日本が、原爆を生みの親とする原子力発電を積極的に推進したのはなぜだろう。どんな経緯があったのか

 などという新聞の文章を見た。    

 【わが郷】の記事でも読んでくれたら、判るのにと思ったのだが。

   もう一度、まとめてみれば

■ 日本は防衛力が、憲法で認められていない。
■ しかし自衛隊がある。これは東西冷戦の時に、米軍の弾避けにするためと、お古の米国産軍備を高く売りつけて、軍産が儲けるためだった。
■ 原子力発電も軍事技術が、コアにあるので日本独自の原発研究には、様々な妨害を行ってきた。
■ 不完全な原子炉を売りつけるために、国際金融は原油を高めに誘導して、高い原発を売りつける事に成功した。(憲法九条は、対米従属の証文。エネルギー資源を通じての、日本は経済植民地とアメリカ指導部は見ている。アメポチのインチキ保守派が、「共同防衛権」などと言うのは笑止のきわみだ。キムチ狗はどこまでも、媚びへつらう)

 


 しかし福島原発事故を境として、日本は独自の原子力発電と、生成物処理技術を獲得してゆくだろう。アメリカもフランスも、工業力では何周も遅れて走っている。

 あと十年も経てば、アメリカの航空機産業も、日本の其れより劣るようになる。つまりユダヤ金融に蝕まれて、闊達な技術投資と更新が不可能になっている。

  これから問題になってくるのは、日本にも国籍帰属が不明瞭な「国際金融」が幾つかあり、胡乱な動きを見せている。三菱重工などで度重なる、整備ミスとか宇宙開発での、単純なミスは不可解である。

普通に推測するならば、間諜の破壊工作である


 東京都知事の石原慎太郎氏が、たびたび日本国の核武装に言及している。日本が国力に見合った、防衛責任を果たすには、最小限の核兵器配備を日本が実現することにより、米露などの核大量保有国が、核兵器削減にリアリティを感じるようになるのだろう。しかし左近尉が思うに、核兵器の全廃は此処百年の以内には、実現できないだろう。

 北朝鮮やインドそして、パキスタンがせっかく開発した、核兵器を廃棄するなど、想像することも出来ない。それに米国も、ロシアも決して、本心から核廃絶など願っていない。千島列島を武力で、不当に奪ったロシア恐怖するところは、日本国が軍事的に強大になることだ。工業力の差を見れば、通常兵器はこれから日本の方が、より強力になってゆく。ならば戦力的優位は『核による日本への恫喝』を中心にせねばならない。アメリカにしても日本は核兵器での、対米報復権がある唯一の国家である。このように米国のトップは考えている。ならばそれへの対策として、核兵器の保有を続けるしかない。

 『 核兵器廃絶を願う、純粋な心は尊敬に値する 』 しかし、空疎な理想主義のみ振りかざす政治家が、日本国の首相にでもなれば、国家の悲劇である。菅内閣の有り様を見れば、寒気がする。冷や汗が流れる。

 こと国防に関しては、「押しつけ憲法は、無効である。本質的には大日本帝國憲法が、日本国の国際法上の基本法」是くらいの、見識を腹に収めた人物が、その任に当たるべし。防衛の非常時、たとえばもういちど日本国に、核兵器による侵害がなされんとするならば、日本は防衛の為に敵基地等を攻撃する

 

 

 

本日の話題の記事 

2011 08 06  石原都知事:「原爆の模擬実験、スパコンで可能」 【毎日】

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