wakuwakuな生活

徒然なるままに、楽しいことをわくわくするようなことを載せていきたいです。

足軽小頭仁義(井原忠政著)読み終わる

2022-12-18 15:46:05 | 読書日記
令和4年12月13日、読み終わる。大変面白い出世物語で、これは3巻で、まだまだ続いている。

三方ヶ原の戦いは、信玄が浜松城を通り過ぎて、そこで鶴翼の陣で待ち受けているのかと思っていたら、そうではなくて、家康が信玄の後を追いかけて、この鶴翼の陣で網を張ったということだ。そして、信玄の方は魚鱗の陣でそれを受けた。その際、不利になった家康軍は睨み合いを決め込むが、家来の大久保陣営から発砲して、戦いが始まってしまった。大敗を期した家康は、馬上で脱糞しながら這々の体で逃げ帰り、もう同じ失敗は繰り返さないとの決意を忘れないために、今の自画像(世にいう、顰(しか)め図である)を描かせたという。今まで、反対に思っていたので、この本を読んで知って良かった。
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「白鳥とコウモリ」を読み終えた

2022-09-23 15:05:25 | 読書日記
令和4年9月23日、人気の東野圭吾さんの新刊本、図書館にリクエストして、何百人も待機人がいて、やっと私の番になり、今日読み終えました。
やっぱり期待を裏切らない面白さがあった。読み始めてから、すぐ犯人が名乗り出て、これはどう見ても可笑しいだろうと思う間も無く、真実がだんだんわかってきた。何かの罪を償うために、誰かを助けるために、自己犠牲を強いる主人公(犯人)、「容疑者X」と何だか似ている感じ、でも悪くない。
読み終えて、自分の家族を信じて真実を追求する二人が、最初と反対の関係になってしまったけど、加害者の家族が被害者の家族という、でも、それを乗り越えて結ばれていって欲しいと切に願った。
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こんな清楚な顔をしているとは・・「人間の土地へ」小松由佳

2021-05-05 15:04:41 | 読書日記
 令和3年5月5日(子どもの日)。緊急事態宣言で、今年のゴールデンウイークも遠出はなし。
そんな中で読んだのが、高橋源一郎の飛ぶ教室で紹介された「人間の土地へ」小松由佳著。
 ラジオでは、K2に日本人女性初めて登頂したとか、フォトジャーナリストとしてシリアに旅してアラブ人の男性と結婚したとか、困難な状況を乗り越えてきたとか、そんな話を聞いて、すごいバイタリティーあふれる女性を想像していた。
 そしてこの本を手に取り、写真を見てびっくり。こんな清楚で奥ゆかしい感じの女性(ひと)だったとは。
 本の内容も、内戦状態のシリアに一人部屋を借りて住んで、それだけでも驚きなのに、信じていた大家さんや隣人に持ち金全部を取られたり、お金を下すために一人乗り合い車に乗って国境を超えるとか、この平和な日本に住んでいる私には理解?想像?できないようなことをやっていること
に、ほんと驚いた。
 そしてつくづく、日本っていう国のすばらしさを感じた本だった。著者の小松さんから、そんなことを伝えたんじゃないとクレームが聞こえそうだ・・・


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「悪魔祓い」上田紀行著

2016-12-04 12:19:40 | 読書日記
新聞の書評され、この題名に興味を持ったので、読んでみた。

上田紀行氏は、スリランカへ「悪魔祓い」の儀式を研究に行く。そして、実際に何度も見て、この悪魔祓いの権威になっていく。病人と悪魔祓い人とが、イメージを働かせながら、呪文を唱えたり、踊ったり、供物をお供えしたり、自分自身を暗示に掛けていく?セルフコントロールをするサイモントン療法みたいに。でもほんとに殆どの人は悪魔祓いによって病気が治る。悪魔が出て行ってしまう。

本を読んでいて、目に見えないものを、見えたり、考えたりして、想像していくのって、果たして、難しいし、私達みたいな一般人には、理解できないところがある。それでも、現実は、悪魔に取り付かれた人が、治って、普通の生活をすることが出来るようになっている。やっぱり不思議な世界だ。

     


現代のこのストレス社会をズバッと切っていた。ストレスが、身体に影響し、バランスを崩し、免疫力が低下していく。
また、かわいがられたり、話しかけらりして、育てられたウサギは、動脈硬化の発病率が、低いと研究された。
何よりもリラックスすることが大切で、イメージ療法により、右脳を活発に活動させ、アルファ波やドーパミンが出るようにすると精神的にリラックスできて良いそうだ。
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やっと軍配者三部作冨樫倫太郎著が読み終わる。

2014-09-15 16:14:26 | 読書日記
 この3連休、ゆっくり体を休められたので、読み途中だった「謙信の軍配者」(富樫倫太郎著)をやっと読み終わることができた。

 この本は、軍配者ものの三部作で一部は「早雲の軍配者」、二部は「信玄の軍配者」、三部がこの「謙信の軍配者」で、ちょうど戦国時代の始まりの北条早雲の時代から16世紀中頃の川中島の戦いの山本勘助が亡くなる第四回の戦い(1561年)までを、北条の軍配者風魔小太郎、武田晴信(信玄)の軍配者山本勘助、長尾影虎(上杉謙信)の軍配者宇佐美冬之助の活躍を中心に描かれていた。

 若き日の3人が足利学校で出会い、友情を育み、別れ際、「戦場で見えよう」と誓い合い、それぞれが紆余曲折を経て、自分が一生を捧げられる主人と出会い、敵対するが、心の中では強い絆で繋がり合い、力いっぱい戦い、それぞれに助け合い、駆け引きをし合って、最後には死という別れで幕を閉じる。

 これを読み終えて、小田原城が総構えという城の形態を造ったのがわかったし、あまりにも強い景虎(関東管領職や上杉という名をもらって破竹の勢いである)と一戦をまみえるのは部が悪いと悟った氏康の策(小太郎が提案)で、町全体を城壁で囲み、民たちを守る為の総構えであった。
 また、川中島の戦いは、一回目は景虎が勝利、二回目は信晴が勝利で、どちらもあと一歩追い詰めれば大将が死んでいたという戦いであったことも。
 4回目の戦いでも、勘助の策を見破ったのは、冬之助であった。炊飯の煙がいつもより多いと感づいたのだ。これは習慣の違いで、長尾の方は兵にいつも2食分の食料を持たせ、武田方はその場その場で食べさせていた。そんな習慣の違いで見破られてしまった。これも運命である。そんなことも分かった。

 晴信の本拠地(城)である「躑躅が崎館」にもこの夏行ってきた。扇状地の入口を躑躅ケ崎というそうで、まさにそこに建てられていた。今では武田神社になっていたが。
そう言えば、そこの資料館で、晴信の父の追い出された信虎は今川の方で、手厚く囲われていて、晴信(信玄)の死んだ一年後に亡くなっていたっけ。

誠に面白い本らであった。
     


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