近所のマンションの植え込みが白い花で覆われていた。
この花はネズミモチによく似ているようだけど・・・と思いながらそのまま数日間忘れていた。
その後、小さな公園に行ったら同じ木に「シルバープリべット」と木札が付けてあった。
「プリペット」、初めて知った名前だった。
花はネズミモチやイボタノキに似ている。
調べてみたら「プリべット」とは「西洋イボタノキ」の別名なんだとか。
でも、どちらかと言えば、花全体の形はネズミモチの方により似ているかも。
葉が緑色のものが「プリべット」、葉に白い斑が入っているものが「シルバープリべット」、黄色い斑が入っているものが「プリべットレモンライム」ということらしい。
すべての品種のプリべットは葉が1年中落ちることもなくたくさん茂り、春には白い花も咲くし、樹高は高くとも2ⅿほどにしかならないので剪定するのも楽だから、近年では目隠し用の木として人気になっているようだ。
学名:Ligustrum sinense
英名:Privet
別名: 西洋水蝋木(セイヨウイボタノキ)、 ヨウシュイボタノキ
科名・属名: モクセイ科 イボタノキ属
原産地: ヨーロッパ
[イボタノキ]
名前の由来は、この木に寄生するイボタロウカイガラムシの雄が分泌する白蝋を、イボ取りに用いたことによるもので、漢字で書けば「疣取木」。
ライラックの接ぎ木の台木として使われている。
丈夫な木なので、接ぎ木したライラックの根元の部分から枝が伸びてくることも良くある。
[ネズミモチ]
名前の由来は花後の実がネズミのフンのようで、葉っぱがモチノキに似ているから。
花はポロっと落ちるので、木の下が落ちた花で真っ白になる。