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自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

過程は複雑でも結局真実はシンプルだった『真犯人フラグ 真相編』

2022年03月14日 20時04分38秒 | ドラマ
【個人的な評価】
2022年冬ドラマで面白かった順位:1/1👑
 ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★★☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

【ジャンル】
サスペンス
スリラー

【原作・過去作、元になった出来事】
なし

【あらすじ】
中堅の運送会社に勤務する相良凌介(西島秀俊)は、
妻と子供2人の4人家族。
だがある日、
突然凌介以外の家族が謎の失踪を遂げてしまう。

凌介は、大学のサークルがいっしょで、
今は週刊誌「週刊追求」の編集長を努めている河村(田中哲司)に相談。
河村の手腕で、
真帆たちの失踪は事件として注目され、
凌介に同情の声が集まった。
しかし、あるSNSの投稿をキッカケに、
凌介は“悲劇の夫”から一転、“疑惑の夫”へ…!

調べれば調べるほど、
今回の事件には凌介と関わりのある人たちが絡んでいることがわかり、
それぞれが抱える思惑があった。
それらが複雑に交錯し合い、
事件は謎を深めるばかり。

果たして、愛する家族を取り戻すため、
真犯人にたどり着くことはできるのだろうか。

【感想】
今季観ているドラマの中で最初の最終回。
やっと終わったという安堵感からか、
どっと疲れが出たような感覚になる内容だった。

◆とにかく長い(笑)

いろんな人物の交錯する思惑や、
次々と起こる「まさか」な設定。
メンタルやべぇやつらのオンパレードで、
誰もが犯人に思えてくるスリリングな展開は面白いとは思った。
でも正直、個人的にはそこまでハマれず(笑)

そもそものスタートが、
相良家の仲のよさがわからないまま、
いきなりの家族の失踪でしょ。
だから、あんまり相良凌介(西島秀俊)に感情移入できなくて。
その中で、どんどん増えていく登場人物。
長さゆえにだんだんおぼろげになっていく過去のエピソード。
それで半年だからね、、、長いよ(笑)

だから、真犯人が明かされたときも
「まさかこの人が!」っていう意外性よりは、
「ああ、やっとわかったか」という安心感の方が大きかった。

◆『あな番』との違い

考察系2クール連続ドラマってことで、
『あなたの番です』(2019)を彷彿とした人も少なくないと思う。
でも、あのドラマほどハマれなかったのは、
この『真犯人フラグ』が前半と後半であんまり差がなく、
そのまま続いたからじゃないかなって思う。
単純に20話分のドラマっていう感覚が強かった。
『あな番』はメインの菜奈(原田知世)の死という
大きな出来事があったから、
うまい具合に前後半で切り替えができたんだけど。

◆後半はほとんど刑事ドラマ

原案の秋元康も公式サイトで言っている。
今の時代、
根拠がなくとも、
自分勝手な理屈で事件の犯人探しが行われる時代だと。
このドラマもそういう部分を描こうとしていたんだと思う。
ただ、第三者が勝手に犯人を決めつける流れは
1クール目でほぼ終わってたよね。
それも、凌介に疑惑の目が向けられることがほとんどだったけど。
2クール目は、
当事者たちによる独自捜査がメインになってたから、
あんまり刑事ドラマと差がなかったかなー。
まあ、twitterのつぶやき画面をたくさん表示して、
SNS上での賑わいは演出してたけど。

◆そんなわけで

個人的には、
1クールだけで終わらせてくれてもよかったかなとも感じる(笑)
SNSでは考察が盛り上がっていたみたいだけど、
若い子にはウケてたのかな?