Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

のぶおのキャラはよかったけど、ノリがいまいちつかめなかった『俺のスカート、どこ行った?』

2019年06月23日 00時11分53秒 | ドラマ
公式サイト

イマイチノリがつかめないドラマだった。

女装家の古田新太が教師として赴任し、
ぶっとんだ性格で生徒を翻弄していく話で、
最初は生徒から総スカンだったのが、
最後にはみんなに愛される形に変わっていくのは
王道で気持ちよかった。

でも、ツッコミとかの笑いを取るシーンが
総じてまったくハマらなくて。
いかにも笑わせようとしてる感じが好きではなかったなあ。
もし、あれが若い子にウケてるんだとしたら、
今作の脚本の方も若いから、
単に俺が年老いて、
そのノリについていけなくなっただけかもしれないけど。

あとは、「ダイバーシティ」って言葉を取ってつけたように使ってて、
少し安っぽい印象。
こういうドラマをきっかけとして
言葉や考えが浸透していくのはすごくいいと思うけど、
かといってこのドラマを見て
「多様性を認めよう」とはなりづらい気はした。
それよりは、昔の金八先生の方が
まだそういう気持ちになった気がする。

個人的には、古田新太の教師っぷりはかなり異質ながらも、
すごくいいなと思うところがあって。
それは、一切否定がなかったこと。
ただシンプルに「好きなことやればいいじゃん」と。
ホリエモンみたいだけど(笑)

終盤が『アウトブレイク』だった『インハンド』

2019年06月22日 21時48分09秒 | ドラマ

最終回だけ面白かった(笑)

寄生虫を専門に研究しているやまぴーが、
日常に起こる寄生虫に端を発する事件を
解決に導いてく1話完結型のドラマ。

医療モノと刑事モノのハイブリッドみたいな感じではあったけど、
その2ジャンルの共通した魅力である「緊迫感」みたいなものが、
最終回以外ほとんど感じなくて、
ちょっと物足りないかなっていう。
多分、寄生虫という普段気にも留めないものが題材だったから、
自分の中でうまく咀嚼できなかったのかもしれない。

第9話、第10話は、
新型エボラウィルスが村に蔓延したため封鎖するという、
昔見た『アウトブレイク』
という映画を彷彿とさせるようなエピソードで、
それまでとはかなり毛色が変わった内容だったので、
ここが一番見ごたえあったかな。

濱田岳が病に倒れたところはちょっと泣いたよ。。。
でもなあ、そこでのやまぴーがちょっと腑に落ちなくて。
「僕はキミのせいで人間を好きになった」
みたいなことを言ってるんだけど、
それはクセの強い彼の性格からしたら、
濱田岳のおかげで成長できたみたいな、
いわゆる「主人公の変化」を表していると思うのだけど、
これまでほとんどその兆しがなかったから、
「いきなり何言ってるんだ」と感じてしまった。

過去のエピソードにおいて、
もう少しその変化の兆候がはっきりわかれば、
もっと感動できたかもしれない。
(とはいえ、なんだかんだでやまぴーは
 濱田岳のこと好きなんだろうなってのは感じてたけどw)

あと、やまぴーの義手は、
どうせならビームのひとつやふたつ、
せめて握力が1トンぐらいあるとかって設定だったら、
僕はかなり好きになったな(笑)
親友を助けるためにああなったというエピソードはあるものの、
本当にただの義手というだけで、
普段の生活においては何の意味もなかったので。。。

マーベル最強のキャラ誕生『X-MEN: ダーク・フェニックス』

2019年06月22日 01時37分00秒 | 映画


2019年公開映画92本中15位。

マーベルのX-MENシリーズ第12作品目。
第1作目を見たのが高1のときだから、実に19年である。
マーベル・シネマティック・ユニバース(以下、MCU)より長い!
そして、20世紀FOXがディズニーに買収されたことにより、
20世紀FOX単独では最後のX-MENになるのかな。

肝心の中身だけど、、、どーすんだこれっていう(笑)
話としては、ソフィー・ターナー演じるジーン・グレイが、
宇宙で特別なエネルギーを浴びたことで、
彼女の中に眠る過去のトラウマが表出し、
力の制御ができなくなるというもの。

過去のトラウマと、
そのきっかけを作った人物と、
それらを取り巻く仲間と、
いろんな絡みがある中で話が進んでいくのは魅力的ではある。

ただ、今のX-MENって、
ヒュー・ジャックマンが出ていたときよりも
過去の時間軸を描いているんだけど、
「え?それやって平気?」っていう驚きがあって。。。
次の作品で、ちゃんと繋がるのかな。。。
まあ、詳しくは見てください(笑)
(ちなみに、昔のX-MENに出ていたキャストと今回のX-MENのキャスト、
年齢が割と近いというのも歴史を感じる)

とにかく映像はヤバイよ。
ジーン・グレイ、間違いなくマーベル最強。
スカーレット・ウィッチを超えるサイコキネシスに、
読心術や催眠術のようなものも使えて、
今回ひとりチートかってぐらい戦闘能力が突出してた。

でね、同じマーベルなんだけど、
このX-MENはMCUとはまったく違うんだ。
感覚的なところになるから、
人によって感じ方は違うと思うけど、
結論から言うと、X-MENは少し薄い(笑)

MCUはさ、『アイアンマン』から始まって、
各ヒーローを主役にした映画をそれぞれ単独で展開してたから、
ひとりひとりのヒーローのいろんな側面が見れて人柄を深く知れるし、
愛着も湧くんだよね。

それが「アベンジャーズ」という形で一堂に会するわけだから、
アイアンマンが好きな人も、
キャプテン・アメリカが好きな人も(大体かぶってるとは思うけどw)、
そこでひとつになれて一体感ができる。

それを11年も続けるから、
そのムーブメントはどんどん大きくなるし、
この前の『アベンジャーズ/エンドゲーム』のまとめ方が最高すぎたから、
もんのすごい心に残るんだわ。

一方、X-MENはしょっぱなからいろんなヒーローがドババって出るから、
あんまり人物の深掘りができないまま話が進む。

そして、基本は大人数でわちゃわちゃ戦うのがメインになるから、
「かっこよかった」だけで終わっちゃうんだ。

そりゃ12作品もやっていれば、
各ヒーローの人柄はわかるようにはなるんだけど、
MCUのキャラクターほどの深みがないから、
少し味気ない感じがするんだよなあ。

それは今回の映画も同じで、
映像はすごいしバトルもかっこいいんだけど、
それだけで終わってしまう。
笑いや涙があるわけではないし、
感情の揺さぶりがMCUよりも少ない。

シリーズをずっと見ている人は、
「X-MENってこうだよね」ってわかってるとは思うけど、
『アベンジャーズ/エンドゲーム』が素晴らしすぎたから、
どうしても比較しちゃう(笑)

あと、X-MENの方が中2感が強いというか、
日本の漫画っぽい(笑)

結局、MCUもX-MENも、
ヒーローになるための努力をしている人はほぼ皆無だと思ってて。

だって、MCUは特殊スーツ着るとか、
蜘蛛に噛まれる事故にあったとか、
人体実験の結果だったとか、
ある日突然運よく(悪く?)特殊能力を手に入れたという経緯が多い。
X-MENはミュータントで、生まれつき特殊能力を持ってるから、
両者共に「努力なくしてスーパーパワーが手に入る」
というのが共通してうらやましい限りではある。

ただ、X-MENの方が、空を飛ぶ、天気を操る、
火を操る、金属を操る、
テレパシーが使える、瞬間移動ができる、
などのファンタジー的な能力が多いから、
こっちの方が日本の漫画のキャラに近いかなと思う。

だから、映画を見ててもどことなく子供が好きそうな感じがするんだ。
僕はそういうの大好物だけど。
『ワンピース』の能力者とか、
けっこうまんまX-MENなんじゃないかと思う(笑)

とはいえ、それがX-MENの魅力だと思うし、
邦画では決して見ることのできない
迫力のバトルシーンはすごくかっこいいから、
これは映画館で見ないとダメなやーつだと思いました。

二階堂ふみの役どころが魅力的だった『ストロベリーナイト・サーガ』

2019年06月21日 00時44分54秒 | ドラマ
公式サイト

始終暗い内容だった。
90年代の野島伸司作品と比べたら、
そこまででもないけど、
少なくとも今期の中では、
設定が暗く、血もいっぱい出るしで、
なかなかダークなドラマでした。

主人公の二階堂ふみの持つ雰囲気がよかったな。
一見とっつきにくそうだけど、
実は情に熱い一面もあるというギャップのよさ。

でも、実は壮絶な過去があるんだよね。
17歳のときに見知らぬ男に強姦され、
身も心もズタボロになったときに
支えてくれた女性刑事に憧れて、
自分も刑事となるという背景。

そんな過去があるからか、
常に自分へのやるせなさを抱えていて、
心が消え去ってしまったような、
自らの居場所すらないと感じている複雑な心情を抱えているのだけど、
二階堂ふみがその雰囲気をうまく演じきれていたように思う。

そして、刑事の仕事を通じて、
自分の居場所ができて、
仲間の大切さを知り、
部下のために一生懸命になれる強さを持ち、
過去の事件で失ったものを、
再び取り戻しつつあるという流れはうまくできているな。

それらの想いが最終回にして、
ようやく本人の口から聞けたよ。

江口洋介なかなりグレーな刑事で、
『ひとつ屋根の下』で
“あんちゃん”やってた時と違いすぎてびっくり
(いつのときと比べてんだよって話だけどw)。

あと、亀梨和也が思ったより目立ってなかったな(笑)

吉川愛の演技がハンパなかった『緊急取調室』

2019年06月21日 00時19分44秒 | ドラマ
公式サイト

「取調」に特化した変化球なしのド直球な刑事モノドラマでした。

被疑者に真相を語らせるため、
地道に現場検証を行い、
周辺の人間関係を洗い、
時には被疑者の人間性や立場に理解を示しながら、
事件解決に導いていくやり方は、
いろんな交渉術に通ずるなと思った。

1話完結型で、
どの話もあんまり面白さに差はないように感じたけど、
最終回の吉川愛と吉田鋼太郎の演技がすごかった。
特に吉川愛の怪演っぷりが、
これまでの彼女の役と比べるとぶっ飛び過ぎてて。
吉田鋼太郎も舞台さながらの演技でメチャクチャ迫力あったな。

取調といえばカツ丼食べるイメージが強いけど、
今回は被疑者は何も食べてませんでした(笑)

やっぱり『ナースのお仕事』だった『白衣の戦士!』

2019年06月21日 00時17分04秒 | ドラマ
公式サイト

元ヤンの中条あやみが新米ナースとして
毎回ドタバタするドラマだったけど、
まんま『ナースのお仕事』だったなと(笑)

でも、これ意外と面白かったんだよね。
1話完結型で、いろんな患者が来るんだけど、
中には涙出ちゃうぐらい感動するエピソードもあって、
想像以上にハートウォーミングなドラマだった。

特に、第3話の財前直見の出てた回と、
第4話の沢村一樹と娘のやり取りの回と、
第9話の小瀧望と父親のやり取りの回はね、うん、よかった。
最初に関係が悪いところから始まるから、
終盤でそこが改善されるアンチテーゼ的な流れにハマりました。

中条あやみの元ヤンっていう設定が
あんまり活きてない気はしたけど、
彼女の顔芸ドラマかってぐらい、
少女漫画全開のコミカルな役どころもよかったし、
昔の『ナースのお仕事』に対する懐かしさもあって、
個人的には面白いドラマだと思った。

ノリで通行人とかやったのもいい思い出です(笑)

グレーな色恋が懐かしさを感じさせる『愛がなんだ』

2019年06月20日 00時05分38秒 | 映画


2019年公開映画91本中34位。

いい映画だ。
二日酔いのときに温かいしじみの味噌汁を飲んだときの、
あの五臓六腑に染み渡る感があった。
それもこれも、キャラクター設定とセリフの絶妙さがあってこそ。

恋人ではないし、
もはや好きという感情があるかもわからないけど、
岸井ゆきのが成田凌を一途に想い続ける話。

冒頭の
「20代後半の恋愛は、“好きです、付き合ってください”というのはなく、
だらだらしたところから始まることが多い」
という岸井ゆきののナレーションから、
もう悲壮感しかないことを予感させるのが、
おじさんには心地よい(笑)

ひょんなことから2人は出会うものの、
成田凌は絶妙に自己中というか、
自分のペースがある人で、
それを乱されることを嫌い、
岸井ゆきのは絶妙にメンヘラで、
好きな人ができると自分すらもそっちのけになるタイプだから、
この2人がいっしょにいても噛み合わないことも多く、
本人たちですら「ああ、合わないな」
とうっすら気づいてるシーンがちょいちょいあるんだ。

なのに、成田凌は相手を都合のいいように使うし、
岸井ゆきのもそれに応えるしで、
「おお、なんかこんな話、若い頃たまに聞いた気がするぞ」
という懐かしさに浸れるのが印象的。

個人的には、若葉竜也の役どころがツボだった。
彼は彼で、想いを寄せている女性に雑に扱われるけど、
本人は近くにいられればそれでも構わないという、
第三者からしたら絶対幸せになれないやつだろっていうスタンスで、
最終的に諦める決断をする流れが、
これもまた懐かしいなと。

しかも、配役がいいんだよね。
岸井ゆきのはああいうちょっと幸せにならなそうな役が似合うし、
成田凌はちょっとクズ入ってる役が似合う(笑)

登場人物が、誰かしら身のまわりの人とかぶると思うので、
共感を呼びやすい気がする。

笑いをこらえるのに必死だった『劇場版 誰ガ為のアルケミスト』

2019年06月19日 00時12分17秒 | 映画


2019年公開映画90本中88位。

こいつはやべえ映画だったwwwww
こんなにまで動物の顔が雑すぎるアニメは初めて見たわwwwww

開始5分ぐらいで現れたカワウソ?イタチ?
みたいな動物の顔がひどすぎて、
生まれて初めて「あ、この映画もうダメかも」
って思っちゃった。
開始5分で、しかも判断材料が動物の顔のみ。
そんなことありえる?って。
ありえるんだよ(笑)

原作となったゲームは未プレイだけど、
ゲームの世界から数年後の設定で、
現実世界に生きる女の子が、
異世界に召喚されてしまう話。

そこでは、ファントムと呼ばれる過去の英雄の霊を召喚して敵と戦い、、、
って、「あれ?英霊?Fate?」ってなった(笑)

その後も、『鋼の錬金術師』、『幽☆遊☆白書』、
『モンスターストライク THE MOVIE』、『あした世界が終わるとしても』、
『コードギアス 反逆のルルーシュ』、『サマーウォーズ』、
『ファイナルファンタジーX』で見たような設定やら世界観やらが押し寄せて来るから、
情報がいろいろてんこ盛りすぎた。

映画から入ったせいか、話の前提がよくわからないまま、
いきなりたくさんのキャラクターがドバッと出てきて、
聞くも恥ずかしい中二セリフをいけしゃあしゃあとのたまうから、
「誰だよおまえ、、、」って、
なんかもう笑うしかなくて。。。
物語の中に入れないまま、
命を賭けるだの、闇落ちだのってなっても、
薄っぺらく感じて、まったくハマれなかったな。。。
しかも、キャラクターの顔も何か薄く感じてしまい、、、
魅力がまったく伝わってこなかった。。。

いっしょに見に行った友達が、
ずっと肩震わせて鼻すすってたから、
てっきり号泣してるのかと思って
「マジかよ、これでこんな泣くのか」とやや心配してたけど、
実はひとり爆笑してたと後で知って安心したわ(笑)

ただ、中二病の教科書ってぐらいにはオーソドックスなアニメなので、
きっと原作が好きだったり、
もしくは自分が10代の頃だったら、
もっとこの映画を楽しめたと思う。

とにかく、動物の顔が雑すぎるのが一番の見どころな映画なんだけど、
プログラムが2000円という通常の2倍の設定なのが納得いかない。
(その分、分厚いけど。。。)

地味な月9だった『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』

2019年06月18日 08時10分13秒 | ドラマ
公式サイト

月9にしては地味な印象のドラマだった。

窪田正孝が医師免許を持っていることを隠して
放射線技師として働く話だけど、
技師にこだわる理由が、
小さい頃の本田翼との約束というのが、
いまいちピンとこないなと。
そんな理由で医師よりも技師を選ぶか?って(笑)

最終回も、医師免許持ってることがバレて、
同僚たちが一時的にだけど、
手のひら返したように冷たい態度になって、
いい歳した大人たちが普通そんなことするか?って、
あんまり理解できなかったなあ。

医師モノに期待するような緊迫感はほぼなく、
人間ドラマが強いわけでもなく、
個人的にはあまりハマらないドラマでした。

第一章が終わった『あなたの番です』

2019年06月18日 01時08分52秒 | ドラマ
公式サイト

第一章がついに終わりました。
今期の中では一番面白かったドラマ。

交換殺人ゲームのせいで、
次々に人が死んでいくから、
毎週誰がどんな形で死ぬのか
メッチャハラハラしながら見てた。
特に、毎回ラスト5分の急展開に驚きで、
必ず次週も見たくなるような作りがうまいなあ、と。
なんか日本のドラマというよりは、
海外の映画っぽい感じがしたな。

マンションの住人も個性的すぎて、
いい意味でも悪い意味でも怖いから、
あんな人たちとご近所付き合いなんかしたら、
ものすごくストレスになりそう(笑)
特に木村多江、奈緒、片岡礼子の役が怖いんだよな。。。
みんな何かに執着し過ぎてて。。。
それにしても、木村多江の最後の怪演はすごかったな。。。

結局、一連の事件の犯人はまだわからず、
次週の特別編を経て、
6月30日から第二章の始まり。

第二章には横浜流星出るね!

6回目の『アベンジャーズ/エンドゲーム』

2019年06月18日 00時13分06秒 | 映画


6回目のアッセンブル。
最後、どうしても見たくて。

同じ映画をここまでたくさん見たのは、
過去に『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』ぐらい。
あのときは、都内でやってる全上映方式を比較するために
無駄に8回見たけど(実際は4回目ぐらいでお腹いっぱいw)、
今回は単純に中身に惚れ込んで6回(でもまだ見たいw)。
同じ映画を2ヶ月で6回も映画館に見に行くなんて、
もうないだろうなあ。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』は6月27日で上映終了なので、
もう通常2D版しかなかったのだけど、
やっぱり、、、よかった。。。
6回とも同じところで号泣した。。。
これは『ターミネーター2』を抜き、
生涯見た映画の中で一番好きな映画です。

娘かわいいなあ。
あれはもう「世界の愛娘」だと思う。

アベンジャーズのいいところは暑苦しくないところかな。

日本の(特に少年向けの)漫画の主人公たちは、
やれ海賊王だの、やれ大将軍だのを目指し、
自らの夢や仲間への想いなどを大声で叫びながら、
よく笑い、よく泣き、感情豊かにやる気全開テンションMAXで
冒険を続けることが多い気がする。

それはそれで面白いし、
僕もそんな漫画を読んで泣いたりもしたんだけど、
最近は昔ほどそういうのに興味が持てず、
『ワンピース』もまた止まってしまったし、
まわりから勧められた『キングダム』も
『僕のヒーローアカデミア』もハマらなかった。

そんな中で、アベンジャーズは、
心に闘志を持ちつつも、
「よっしゃ!やるぞーー!!」みたいに、
テンション高くせず、
自分たちにできることを淡々とこなしていくのがいいなと。

もちろんやる気がないのではなく、
今回だってみんな「何を犠牲にしても」と言いながら、
仲間を救い、サノスを倒すために命がけで戦ったけれど、
ただ突っ走るだけでなく、
冷静に状況を見ながら進んでいくのが心地よい気がしてる。
想いの表現の仕方の違いかもしれないけど、
僕も年を取ったということかな(笑)

そもそも、トニー・スタークは最初やる気なかったし、
アントマンは基本ビビリ、
ハルクだってそんな乗り気でもないところを、
ナターシャに後押しされる形で始めたようなもんだから
、そういうところに人間らしさがあっていいなと思った。

途中で辞めたことはいつまでも付きまとうと思った『泣くな赤鬼』

2019年06月15日 21時21分02秒 | 映画


2019年公開映画89本中46位。

泣くやーつ。
「赤鬼」と恐れられた野球部顧問の堤真一が、
卒業以来十年ぶりに教え子の柳楽優弥と再会するものの、
彼はすでに病魔に侵されており、、、という話。

柳楽優弥(高校生時代は堀家一希)は才能があったものの、
自分の思い通りにならないと嫌になってしまう性格から、
堤真一とソリが合わずに部活も学校も辞めてしまう。

そんな過去を踏まえて、
厳しい指導でしか生徒と向き合えなかった堤真一が、
余命幾ばくもない教え子の「最後に野球がしたい」
という願いを叶えようとするのは感動的だった。

今回、個人的に柳楽優弥(堀家一希)の役に
共感できるなあというところがいくつかあって。

まず性格のところ。
僕もけっこう自分の思い通りにならないと嫌になってしまう部分はあって、
さすがに辞めるまではいかないけど、気持ちはわかる。

次に、堤真一とのやり取りのシーン。
堤真一が「がんばれ」って言うんだけど、
堀家一希が「がんばれってどうすればいいんですか」って返すところが、
これメッチャ共感できるなと。
僕もそう言われることもあるし、
自分自身でもがんばらなきゃなって思うところはあるんだけど、
具体的に何をどうすればいいのかわからないことがよくある。

最後に、部活のこと。
不本意ながら「途中で辞めてしまったこと」っていうのは、
その後ずっと付きまとうんだよね。
僕も高校時代の水泳部は辞めなきゃよかったといまだに思うから、
柳楽優弥もずっと野球のことが残ってて、
最後の最後でそれをやりたかったというのはすごくわかる。

でも、病人の割には顔色もよく、
髪も金髪だったから、
あんまり弱っているようには見えなかったという(笑)

生きることのクソさと楽しさが織り交ざった『ウィーアーリトルゾンビーズ』

2019年06月15日 21時17分00秒 | 映画


2019年公開映画88本中43位。

両親を亡くし、
たまたま葬儀場で出会った4人の少年少女が、
あてのない冒険の途中で音楽に行き着き、
黒ずんだ人生を前進していく話。

8bitのゲームをモチーフとしたテロップや音楽が多く、
独特な世界観を持った『MOTHER』や
『スタンド・バイ・ミー』な印象。
監督が同い年だからか、
その表現や作品の世界観には共感できるところもあった。

みんな両親を亡くし、
人生ハードモードのはずなのに、
誰もそれを悲観することなく、
「亡くなっちゃったもんはしゃーなし」と言わんばかりに、
子供らしい感情の表面化もない姿は、
ある意味ゾンビそのもの。

ホント、ものすごくドライすぎてびっくり。
僕なんか、3年前に死んだばーちゃんのこと思い出して、
いまだにうるうるするぐらいウェットだから、
けっこう衝撃的でした(笑)

4人それぞれの、
普通だったらあまり人には言いたくないようなプライベートな事情も、
本人たちは冷静に客観的に見ていて、
それ自体に特に興味ありません的な態度がすごい。

もっと子供らしいとこ見せなよと思ったけど、
男子3人は別のところで男の子らしさが出ていたから、
そこは微笑ましかった(笑)

ダークな設定なのに、
ビジュアルや音楽がビビッドだから、
予告の時点ではポエムというか、
だいぶ抽象的かつ観念的な映画になるんだろうなと思ったけど、
話自体がシンプルなので、意外とわかりやすい内容になってて、
うまくバランスが取れていたと思う。

浮浪者バンドのところも
ディズニーっぽい雰囲気があって好きだったし。

ただ、好き嫌いは分かれそう。
それぐらいには、独特な世界観。

日本人は見ておいた方がいい『日本のいちばん長い日』

2019年06月15日 21時08分34秒 | 映画


「午前十時の映画祭10-FINAL」にて。
1967年の日本映画『日本のいちばん長い日』。

日本人として、
これは見ておいた方がいい映画だと思った。
第二次世界大戦において、
アメリカ・イギリス・中国からポツダム宣言が発表され、
日本がそれを受諾し、玉音放送がされるまでを描いた作品。
今の平和な日本を形作るきっかけとなった歴史的な内容だと思う。

僕には大学受験の日本史レベルの知識しかないから、
そこまで深くは知らなかった(覚えてなかった)けど、
最初にポツダム宣言が提案されてから、
日本は対応を検討するものの答えが出ずに、
正式なコメントをしていなかった。
当時の鈴木貫太郎首相が「黙殺する」と発表したため、
それが「拒否」と世界に伝わり、
結果原爆投下までに至ったようだ。

こう見ると、
回答を寝かしていた日本政府が悪そうだけど、
日本もかなり前から戦争終結の方法を模索していて、
ソ連の仲介を考えたり、
条件交渉の議論に時間がかかったりと、
すぐに動くことができなかったのも事実だろう。

さらに、日本には無条件降伏を快く思わない連中がクーデターを起こし、
玉音放送を中止させようとした動きもあって、
学校の勉強だけでは伝わりきらない、
当時の人々の怒りや悲しみ、
対立や葛藤があったのだと、
すごく感情が揺さぶられた。

結局、そのクーデターは失敗に終わったので、
そこでの犠牲者とか無駄に命を落としただけとも今なら思えるけど、
軍が力を持っていた当時は、
今では想像もできない想いがあったのだと思う。

三船敏郎の自害のシーンは迫力ありすぎた。
今やあんな演技できる人、いるのだろうか。。。

劇中では気づかなかったけど、
この映画には今の僕と同い年ぐらいの
児玉清や加山雄三が出ているそうで、
後から写真を見て驚いた。

また、昭和天皇役は八代目松本幸四郎
(松たか子のおじいちゃん)が演じているのだけど、
この映画の公開当時には実在の昭和天皇が存命だったこともあり、
顔がほとんど映らないよう配慮されていたらしい。

当時のことを自分のばーちゃんやじーちゃんに聞いてみたいけど、
もうそれは叶わぬ願い。
(いや、聞いた気もするけど忘れただけかも)
もっと早くにこういうことに興味を持てばよかったな。

キャスト負けしてた『メン・イン・ブラック:インターナショナル』

2019年06月14日 23時35分43秒 | 映画


2019年公開映画87本中56位。

地球を守るためにMIBがエイリアンの野望を阻止するという話だけど、
見ている途中から「なんで続編作ったんだろう」と思うぐらいには、
ちょっと残念だったかな。

1作目が1997年だから、そこから実に22年ぶり。
(当時、仲良しグループで
池袋のシネマサンシャインに見に行ったことは今でも覚えてるw)
その間にたくさんのSF、アクション、ヒーロー映画が作られてきた中でいうと、
最新のCG技術で見栄えはよくなっているものの、
敵の目的が不明瞭だし、
戦い方は攻撃力の高い銃をぶっ放すだけだし、
見どころが特になかった。。。

完全にキャストに騙された感はあるな。
だって、『マイティ・ソー』じゃん。
ソー役のクリス・ヘムズワースに、
ヴァルキリー役のテッサ・トンプソン。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の後だったら、
この2人だけでホクホクしちゃうのに、
その期待を大きく下回っちゃったよ。。。

ただ、ソーのパロディはまあよかった(笑)
よかったんだけど、
予告のときの字幕の方がウィットに富んでて
すごく好きだったのに、
本編ではクソつまらん字幕に変わってて、
悔し涙出そうだったわ。

唯一ね、さすがだなと思ったのは、
クリス・ヘムズワース、
スタイルよすぎだろってところ。
ソーのときは、普通の格好してないからわかりづらいけど、
今回のブラックスーツ姿がとてつもなくかっこいいんだ。

身長190cmある上に、
ソーでつけた筋肉を落としてかなり絞ってきたから、
もうスラッとシュッとしてて、
生まれ変わったらマジでああなりたいってぐらい、
スーツが似合いすぎてた。
普通の人は3回死んでもあんな似合い方できません(笑)

あとは、生まれて初めて国産車(レクサス)がカッコいいと思ったのと、
衣装提供してるポール・スミス本人が
カメオ出演してたぐらいかなあ、特筆すべきことは。

そういえば、テンセントが入ってる割には、
アジア人の役者がいなかったのが意外。
いつもテンセントやアリババが入ってると、
いい役に中国人の役者が当てられていることが多いので(笑)