Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

ババアの金欲と肉欲にまみれた『エリカ38』

2019年06月13日 00時01分59秒 | 映画


2019年公開映画86本中51位。

実話をベースにした投資詐欺ババアの金欲と肉欲にまみれた話。

60歳過ぎてるのに38歳と偽り、
巧みな話術と色気でお金を集めまくる
浅田美代子の役どころがすごいなと思うのだけど、
実際に詐欺を行った山辺節子って人も逮捕時62歳で、
自分の年齢を38歳ぐらいと称していたらしい。
写真見たけど、、、普通気づくのでは?と思う(笑)

一番の見どころは、
15人ぐらいの出資者から「テメー金返せ!!」と怒号が飛び交う中、
いけしゃあしゃあと
「上に聞かないとわかんなーい」、
「実際にお金動かしてるのは別の人だしい」、
「あたしは悪いことしてないもーん」と、
あっけらかんとしている様。
僕だったら、地面に頭こすりつけて、
ひたすら平謝りだと思うけど、
あのヴィブラニウムの精神は圧巻だわ。
ある意味うらやましい(笑)
まあ、本気で詐欺を働く人は、
並大抵の精神じゃやっていけないだろうけどさ。。。

でも、なんであんなに多くの人が詐欺に引っかかるのか、
その心理が僕にはわからない。
普通、そんなうまい話あるわけないだろって、
誰かひとりぐらい気づきそうだけども。
それぐらい本気で儲けたいってことかな。

騙す方も悪いけど、
騙される方も責任はゼロじゃないよなって考えさせられる。
エンドクレジットで、実際の被害者の声が流れるんだけど、
本人たちもそんなようなこと言ってたし。

あと、樹木希林がね、
もうこの世にはいないけれど、
スクリーンの中で生きているのが心に染みる。
映画はいいね。
いなくなった人たちでも、後世にその輝きが残るから。
ちなみに本作は彼女の遺作ではないです。
まだもう1本ある。

『キングダム』を超えた『パドマーワト 女神の誕生』

2019年06月12日 00時05分12秒 | 映画


2019年公開映画85本中23位。

こ、これが、、、インドの本気。。。
『キングダム』を超えた『キングダム』を、
さらにもうひとつ超えた『キングダム』だよ、まさに。

野心溢れる王アラーウッディーンが、
絶世の美女とされる他国の王妃
パドマーワティを奪うために戦争を仕掛けるも、
そこにはパドマーワティの並々ならぬ覚悟があった、
という話。

もちろん設定は違うけど、
自らの野心を実現させようとする王と、
おびただしい数の兵士で構成された軍隊による戦闘は、
まさに『キングダム』そのもの。

だけど、あの映画以上にキャラクターの内面がはっきりしているし、
悪役ながらアラーウッディーンの
軍の士気を保つための工夫など、
『キングダム』の魅力であろうことが詰め込まれていた。

そして、さすがボリウッドと言うべきか、
歌と踊りがハンパない。
これはディズニーの『アラジン』を凌駕するレベルだった。
特に踊りがヤバイよ。。。
テンポの速さと力強さに加えて、
あんなに大人数なのにピッタリ合ってる。。。

ラストも、
王妃の意志と覚悟の強さがよくわかる終わり方で、
とても身に染みる映画でした。

で、そのパドワーマティを演じた
ディーピカー・パードゥコーン
って女優さんがメッチャ綺麗で。
身長も174cmでスタイル抜群なんだけど、
この人に限らず、
インド人の女優さんって、美人だと思うわ。
(ただ、この映画だと、
 彼女の眉毛が少しつながっているようにも見えるw)

彼女含めて、
その旦那の王様役だったシャーヒド・カプールとか、
敵の王様役だったランヴィール・シンとか、
実はみんな同世代だと後で知ったのだけど、
男性は2人とも40代かと思ってた。。。(笑)
ヒゲのせいかな。

後半が抽象的すぎてわかりづらかった『海獣の子供』

2019年06月09日 18時29分34秒 | Weblog


2019年公開映画84本中66位。

ハンドボール部に所属するヒロインと、
ジュゴンに育てられた2人の少年が触れ合うファンタジー系映画。
ジュゴンに育てられたって、
海中版『ジャングル・ブック』みたいだけども。

原作漫画は読んでないけど、
正直かなりわかりづらい。
不思議な少年と出会うまではよかったのだけれど、
その後がかなり観念的・抽象的な話になり、
映像も精神世界みたいなところに入り込んで行くので、
わからない人は完全に置いてけぼりになりそう。

人間の存在や生命の誕生を宇宙や海と結びつけていて、
ラスト30分なんか、
みんなどこにいるのかまったく謎すぎるので、
これは好き嫌い分かれるだろうな。

舞台のモデルとなったのは江ノ島だけど、
海の綺麗さは沖縄でした。
なので、とてつもなく綺麗な海に行きたくなる。
ある意味、これからの季節にはピッタリなシチュエーション。

ただ、僕は絵がちょっと苦手(笑)
目頭切開されすぎなのと、
デデが『AKIRA』に出てきそうなデザインで。

あと、ジムの声が田中泯なんだけど、
見た目からしてまんまだなと思った(笑)

暗いところで静かに話すだけなのに威圧感がすごすぎる『ゴッドファーザー』

2019年06月09日 18時26分30秒 | 映画


「午前十時の映画祭10-FINAL」にて。
1972年のアメリカ映画『ゴッドファーザー』。

今さらながら初めて見たけど、これはすごいな。
マフィアの抗争を描いた作品だけど、
日本のヤクザ映画とは違い、
どちらかというとビジネス映画に近い。
基本的には男たちが暗い場所で座って話すシーンが多く、
普通なら退屈してしまいそうな感じなのに、
役者の貫禄がありすぎて、3時間見入ってしまう。

『アウトレイジ』みたいに
「なんだテメーこのヤロー!!」つって、
ドンパチすることはなく、
ただ静かに、ゆっくりとした流れにも関わらず、
ここまでの緊張感と渋みが出せる作りは圧巻。

特にマーロン・ブランドがすごすぎる。
あの威圧感は凄まじい。
実年齢より上の役をやるために、
口に綿を詰めて老け感を出したとか。

彼は、よく台詞は覚えてこないし、
共演者の女性に手を出すし、
すぐキレてスタッフを困らせるし、
ものすごいトラブルメーカーだったがゆえに、
しばらく干されていたらしいけど、
この映画で再びトップに返り咲いたそうな。
「20世紀最高の俳優」と呼ばれるのも頷ける。
真に実力ある者は、素行の悪さを物ともしない。

僕は、男は筋骨隆々の方がカッコいいとは思いつつも、
マフィアのボスとなると、
少し太っててお腹も出ている方が迫力出るなと、
マーロン・ブランドを見て感じた。

アル・パチーノもかっこよかった。
当時32歳だから、今の僕とほとんど年は変わらないのだけど、
あの甘いマスクと組織を受け継ぐ実力者としての演技は、
実年齢以上に落ち着きと迫力を持たせ、
見ている人を圧倒するね。

なお、当時1歳に満たない
ソフィア・コッポラが出演しているのが驚き。

設定自体はとても面白い『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』

2019年06月09日 09時08分11秒 | 映画


2019年公開映画83本中42位。

設定はすごくよかった。
母の死をきっかけに、単身憧れのパリに乗り込んだ主人公アジャは、
お金がなくて家具ショップのクローゼットの中で寝ていたら、
そのクローゼットがイギリスに向けて搬出されてしまい、
世界を巡る大冒険をするハメに、、、という映画。

原作は『IKEAのタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅』
という小説らしい。

勝手にインド映画だと思って、
陽気でダンスしまくりのハッピーな内容を想像してたんだけど、
それはちょっと違ったわ(笑)
そもそも、インド映画というよりも、
フランス・アメリカ・ベルギー・シンガポール・インドの合作で、
インドオンリーの映画と比べると、
そこまで陽気な感じではないです。

設定は面白いのだけど、
単に主人公が次から次へとトラブルに巻き込まれていくのみで、
あんまり人との対立や己の葛藤みたいなのがなかったから、
全体的にちょっと薄いかなあという印象。

歌も1曲だけだったし、
インド映画らしくもっと陽気にするか、
お笑い要素が強かったら、
より楽しめたと思う。

でも96分と尺は短めだから、
サクッと楽しむにはよいかも。

善意の塊すぎて嘘くさいと感じた『町田くんの世界』

2019年06月08日 17時22分29秒 | 映画


2019年公開映画82本中65位。

町田くんの「世界」は僕にはわかりませんでした。。。(笑)
彼は特にこれといった取り柄はないけれど、
いい人すぎるがゆえに人たらしな感じで、
男女問わずみんなが彼を好きになるんだけど、
あんな善意の塊、ファンタジーの世界にすら存在しないし、
できすぎてて嘘くさい感じプンプン。
むしろ、町田くんがあまりにも純粋なので、
実際にいたら少し面倒くさいかもしれないと思ってしまった(笑)

主演の2人がほぼ新人に近いものの、
まわりのキャストがかなり豪華で、
中でも池松壮亮の演技は群を抜いてるなと感じた。

しかし、ラスト30分がひどい。。。
ただでさえ、そんなに面白いと感じなかった上に、
まったく謎な展開すぎて、一気に冷めてしまった。。。

粛々と復讐していくだけの映画『スノー・ロワイヤル』

2019年06月08日 17時15分33秒 | 映画


2019年公開映画81本中52位。
(この時点で2016年年間映画鑑賞本数タイ)

模範市民賞に選ばれた
真面目な除雪作業員のリーアム・ニーソンが、
コカイン絡みで殺された息子の復讐をする話。

ストーリーはあってないようなもので、
息子を殺した麻薬組織の連中を見つけては、
粛々と殺していくだけだから、
期待した割には大して面白くはなかったかな。。。

犯人を見つける過程が斬新なわけでもなく、
殺しにおいても特殊能力があるわけでもなく、
「真面目なお父さんが殺しなんて、、、」
というギャップがあるわけでもないので、
ド派手なアクションを期待していくと、やや期待はずれ。

全編、一面の銀世界で話が進んで行くから、
雪は綺麗だなと思った。

これまでのディズニー実写映画の中で一番面白かった『アラジン』

2019年06月07日 20時59分40秒 | 映画


2019年公開映画80本中2位!
生涯見た映画1133本中8位!

。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。

アンビリーバボーサイトだよ。。。
インデスクライバボーフィーリンだよ。。。

こりゃ最高すぎる。。。
ディズニーアニメの実写映画の中で一番好きだ。

映画を見るときは期待値を上げすぎないために、
なるべく何も情報を得ずに行くけど(そのために公開初日に行くことが多い)、
『アラジン』は、僕の中では、長編アニメーション映画において、
2位と如何ともしがたい圧倒的な差をつけて1位だから、
公開するってだけで、
メチャクチャ期待しちゃってたんだけど、
そんな期待を、ひょひょーいと余裕で超えてきたわ。。。

何と言っても映像が、、、やばい。。。
ジーニーとか、ただの「青いウィル・スミス」だと思ってたら、
完全にアニメをトレースしてるんだ。。。
CGなんだけど、あの軽快なテンポと魔法を
オリジナル版以上に表現できているのがすごすぎて、
泣くところじゃないのに圧倒されて涙出ちゃったし。。。
何をどうやったら、あのクオリティにまで高めることができるのか。。。

他にも、アリ・アバブワ王子の登場シーンや、
王宮でのパーティーシーンなど、
色使いや音楽、ダンスなど、
あらゆるパフォーマンスが常軌を逸してて、
ただただ呆然と見入っちゃったし、
本作1番の見どころであろう
『A Whole New World』を歌うところは号泣でした。。。

話自体は、アニメとはすこーし違うのと、
キャラクターの人格が時代を反映したものにアップデートされてて、
特にジャスミンの違いが印象的。

確かにアニメにはアニメのよさもあるけれど、
アニメが好きすぎても、
この実写は存分に夢と感動を与えてくれるので、
これは早く映画館に見に行くべきです。

あと、魔法の絨毯。
彼の浜辺でのシーン、何を作っているかよく見て欲しい(笑)

母親の愛情が痛いほど伝わってくる『ベン・イズ・バック』

2019年06月04日 00時48分21秒 | 映画


2019年公開映画79本中51位。

「お腹痛いときみたいなタイトルだな」
と小学生並みの下ネタが思い浮かんだことを謝りたい。

先月見た『ビューティフル・ボーイ』と同じで、
薬物中毒になった息子と、今度はその母親に焦点を当てた作品。
『ビューティフル・ボーイ』が薬物中毒者の日常を淡々と描いているのに対し、
本作はもっとストーリーに寄った映画だったので、
個人的にはこちらの方が好きです。

更生施設から抜け出して戻ってきた息子に、
昔つるんでた悪い連中がちょっかいを出して
愛犬をさらってしまったので、
それを探しに行くのがメインの話。

これはもう、ジュリア・ロバーツが演じる母親の
愛情の強さがすごく伝わってくるね。
まわりの家族は半ばヤク中の長男を疎ましく思っている中、
ひとり厳しくも優しく包み込んでいるし、
彼が悪いやつらのところに単身乗り込んで行ったときも、
夜を徹して街中探し回るし、
息子への愛情を痛いほど感じました。
こんな母親もかつてはプリティ・ウーマンだったと思うと感慨深い。
(まだ見てないけどw)

そして、タイトルの本当の意味は
ラストで明らかになるというのがいとをかし。

でも薬物中毒と言うのは、
最近は日本でも騒がれているけど、
基本的にはほとんどないから、
やっぱり遠い国の他人事のように感じてしまうな。
薬物問題の多いアメリカではまた違った印象になりそう。

ちなみに監督のピーター・ヘッジスと
長男役のルーカス・ヘッジスは実の親子だそうです。

玉森裕太の演技が意外とよかった『パラレルワールド・ラブストーリー』

2019年06月02日 20時23分03秒 | 映画


2019年公開映画78本中56位。

東野圭吾の本は読んだことないけど、
映画はいつもそこまでハマらないんだよな、個人的には。

この映画は、玉森裕太の愛する人が自分の彼女である世界と、
自分の親友の彼女である世界の2つが存在して、、、
「あれ?」ってなってる話。

なんだけど、SFじゃないし、
割と早い段階でこいつ怪しいなってのがわかってしまうという(笑)

物語の性質上、あんまり書けないけど、
玉森裕太の演技が意外とよかった。
あと、「ミムラ」がいつのまにか
「美村里江」に名前変わってた。

「電車の窓からずっと見てました」っての、
昔ならロマンチックだなとか感じたのだろうけど、
今の自分は「きんもっ!」って思っちゃった(笑)

感動と興奮の大熱狂映画『神と共に 第一章:罪と罰』

2019年06月02日 20時17分47秒 | 映画


2019年公開映画77本中5位。

これは、、、ヤバイ面白い。。。
こ、これが、、、韓国の本気なのか。。。

ハリウッド顔負けの映像クオリティ興奮し、
兄と弟と言葉を話せない母親の感動ストーリーに号泣した。

消防士の主人公が、
子供の命を救うために自らの命を落としてしまい、
3人の使者に連れられて冥界へ。
ちょっと『幽☆遊☆白書』っぽい始まりだけど(笑)

そこでは、7つの地獄でそれぞれ裁判をクリアすると、
死んだ人が生まれ変わることができるということで、
現世でウソをついたか、人を裏切ったか、親不孝だったかなど、
1項目につき1裁判行われる形なんだけど、ここが泣けるんだわ。

主人公の生前の行いひとつひとつを審査されて、
危うく有罪になりそうなところを、
そこに隠された真実や、
3人の使者の支援もあって話が進んで行くんだけど、
特にラストの裁判がね、、、
もう、、、涙が止まらなくて。。。

それと並行して行われるバトルもすごいんだわ。
冥界だから怨霊とかも出てくるんだけど、
『FF15』の実写版みたいな戦い方なのよ。
手をかざして剣を出し、
移動はノクティスの「シフト」みたいな高速移動。
それも『アベンジャーズ』に引けを取らない映像クオリティだから、
メッッッチャかっこよかった。

あのCGのレベルはハリウッドの十八番かと思っていたけど、
まさかお隣の国でやられるとは、、、!
しかも、ああいったアクションも、
欧米人じゃないと似合わない気がしてたのだけど、
アジア人でもクッソかっけえええ!!
いや、あれはハ・ジョンウとチュ・ジフンだから似合うのかもしれない。
あのスラッとしたスタイルにキリッとした顔だからこそ。

とにかく、すんごく面白かった。
でも、これ第一章なんだよね。
来月の第二章がマジで楽しみすぎる。

3人の使者は人間の頃の記憶がないのだけど、
実は1000年前に何かあったというのが発覚するのと、
今度は弟がメインの話らしいので、
これは絶対見なければならない。。。

永瀬廉って山崎賢人と藤ヶ谷太輔を足して2で割ったような顔だなと思った『うちの執事が言うことには』

2019年06月02日 10時58分10秒 | 映画


2019年公開映画76本中40位。

期待値が低かったせいか、思った以上に面白かったのだけど(笑)
朝8時から見た甲斐はあったな。

新しく当主となった永瀬廉と、
新しくその執事を担当することになった清原翔による、
上流階級エンターテインメント(笑)

お互い初めまして同士で慣れない中、
当主を陥れようとする事件が発生し、
その中で信頼関係を築いていくのだけど、
これがなかなか面白い。

永瀬廉は堅苦しく自分に心を開いてくれない清原翔に悩み、
清原翔はこれまで仕えてきた当主とは違う自由な永瀬廉に悩んでいく中で、
徐々に打ち解けていく流れは王道なんだけど、
シンプルでわかりやすかった。
そこに、犯人は誰なんだというミステリーが加わるから、
見ていて飽きない。
とはいえ、犯人はすぐわかるんだけどw

今はキンプリと言えば平野紫耀だと思うけど、
永瀬廉は『俺のスカート、どこ行った?』にも出てるし、
応援したいですね。

でも、永瀬廉って山崎賢人と藤ヶ谷太輔を
足して2で割ったような顔に見えるし、
最近のイケメン俳優は「◯◯に似てる」
って思うことがちょいちょいあるから、
世の中のイケメンって
けっこうみんな同じような要素を
併せ持っているのかなって時々思う。
その点、昭和の大スターとかは
あんまりそういうことないから、
オリジナリティに富んでるとも言えそう。

いつか自分にも訪れるであろう『長いお別れ』

2019年06月01日 23時58分40秒 | 映画


2019年公開映画75本中26位。

これは、、、あかんやつですわ。。。
お父さんが認知症になり、いろいろ忘れていく中での、
家族のやり取りを描いた作品。

まあ、泣くよね。。。
ちょいちょい笑えるシーンもあるけど、基本泣くよね。。。
思い出が徐々に消えていくのは辛い。

山崎努のだんだん弱っていく演技が悲しい。
あとはやっぱり蒼井優のリアリティある演技がすごい。
こんな何気ない日常を描いた作品でも、
自然と圧倒されてしまう何かが彼女にはある。

幸い僕の家族には、亡くなった祖父母含めて、認知症はなかったけれど、、、
実際あったら辛いだろうし、、、今後どうなるかはわからないからな。。。

今でこそ、SNSのタイムラインは仕事、結婚、出産関連の投稿が多いけど、
あと20〜30年以内に確実に両親の不幸があり、
60年後には自分たちの不幸が出てくるだろう。。。
中には認知症になってしまう人もいるかもしれないから、
元気なうちにできることはしておきたい。。。

最近、お酒飲むと翌日すべて忘れるから、
僕もかなり危ない気がしてる。

死ぬときは2秒で死にたい。

戦争というより政治映画『空母いぶき』

2019年06月01日 23時52分44秒 | 映画


2019年公開映画74本中59位。

今の日本が戦争に移行するとしたら、
こんな感じなんだろうなという映画。

原作漫画は読んでないけど、
話は映画オリジナルらしい。
東亜連邦という架空の国が初島を占領したので、
何とかしてこいという国からの命令のもと、
空母いぶきが出動する話。

戦後1回も戦争をしていない国として、
相手国からの攻撃にどう対処するかとか、
これは自衛権の発動か交戦権の発動かとか、
ハリウッドのドンパチ映画よりも、
政治色の強い内容。

こっちから攻撃を仕掛けたら、
報復が来て戦火が拡大するから、
基本こちらからの攻撃は一切なしというのが、
もどかしさもありつつ正論すぎた。
(ハリウッド映画だとすぐ撃つからw)

自衛のためにある程度の攻撃はするものの、
いちいち声に出して復唱しながら攻撃するから、
なんだか悠長な感じにも見えるのだけど、
実際もこんなもんなのだろうか。

ハリウッドの戦争モノだと、
兵士の士気が高すぎて、
「俺たちの力を見せてやれ!」的なテンションと共に、
ガム噛みながらドンパチすることが多いけど、
この映画はテンション低く、静かに、淡々としてるのが、
180度違うなと(笑)

そして、『アベンジャーズ/エンドゲーム』や
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』を見た後だと
、爆発のエフェクト1つ取っても、
CGのクオリティに明確な差があることがわかる(笑)

複雑な三角関係の『さよならくちびる』

2019年06月01日 23時50分44秒 | 映画


2019年公開映画73本中47位。

三角関係の音楽ロードムービー。
ハルレオという女性デュオの解散ツアーを敢行していく中で、
小松菜奈と門脇麦と、
ローディー(初めて知った単語だけど、バンドをサポートする役割の人)役の
成田凌との三角関係による人間ドラマがメイン。

成田凌の取り合いかと思いきや、
そんな単純な話ではないのがミソ。

門脇麦と成田凌と言えば、
1月に見た『チワワちゃん』を思い出すけど、
あんなダークさはなく、思ったよりサラッとしてる。
車で各地をライブしてまわるという点では、
3月に見た『グリーンブック』と同じような感じ。
個人的にはもっとドロドロして欲しかったけど(笑)