たかだか250なんだけど。

WRが楽しい＆絶賛してる理由の１つに、割と気軽に「スロットル全開で回しきれる」が有るんじゃないかな。
まあ流石に1速オンリーだけど。
試乗会でも、販売店から「回せるだけ回しちゃって下さい。良い加速しますよー」と言われた事を思い出します。
レブリミッターは、おそらく1万2千プラスで作動すると思われますが、それまでの250単気筒って、大抵は8000位がピークで、後は回るけどダラ～となるのが普通で、ロードモデルでツインカムRFVCヘッドのGB250でさえ、10000くらいでダラ～でしたから、ビィィーン！と力強く加速しながらリミッターに当たるWRは、これは凄いエンジンだ、と思ったものです。

因みにカタログ上の最高馬力発生は10000rpmで31PSですが、超えてもグングン伸びるから、リミッターが利く寸前だと、もう2～５馬力くらい出てるんじゃないだろか？←誉め過ぎか？
とまあ、ここまでWRエンジンのピークは凄いんだぞ、って話をしていてなんなのですが。。。
このエンジンの最大の魅力は、中速回転域のツキの良さの方だと思ってます。
いくらピークは凄いと言っても、所詮は250単気筒ですから、たかがしれているのです。
直線で400クラスにもかないません。
でも、峠等の脱出加速の気持ち良さは、スーパースメ[ツ並みかも、、。
いや、ピュアな600や1000のスーパースメ[ツには適わないとは思いますが、充分に良いのです。
ギヤ比や車体特性、そして車重の軽さも関係してくるので、エンジンだけでは語れませんけど。
ああ、ただ、スーパースメ[ツとオフ車は、走らせ方がけっこう違うんだな、と、最近になって思い直してます。
リッターと小排気量車の違いも有るかも。

モトグッチＶ７II レーサー

モトグッチのＶ７IIレーサーに試乗してきました。

こういうのが次期車の候補になるのか？　とも思うのですが、写真や画像で見るとカッコ良いし、ツインだし。
また、数年前のモデルチェンジで馬力が４０から５０馬力にアップし、エンジンも車体も少しヤンチャになったと聞いた事も、興味が沸いた理由。

まず間近で見るＶ７は、小さくない。
そして使っているパーツの質感が非常に高い。
正直、「少しバカにしてました。ごめんなさい。」と思いましたよ。(^^;;;


さて、試乗、、、。
車体は軽く、サスはダンパーが程良く強められていて、良い感じ。
アクセルを煽ると、昔ながらの空冷ツインのダルさが有る。
縦置きエンジンなので回転が上がると車体も傾こうとするが、まあそんなに強くない。
さて、スタート。
実は一番ビックリしたのはここ。
シフトペダルのストロークがメッチャ少ないのだ。
え？入ったの？と、クラッチをそろそろ離して行ったらエンスト。(^^;;;
ディーラーの方が飛んで来て、クラッチの繋ぎ方のクセの話をし出すが、違うっつーの。(笑)

走り出す。
シフトは、極上と言って良いでしょう。
短いストロークで確実。
後で聞いたら、V7IIになってクランクケースと６速ミッションは新設計しているんだそうだ。
今までは５速だったのだとか。

ャWションは、ちょっと前傾。
ステップもバックステップになっていて、スーパースメ[ツの部類です。
市街地の試乗なので飛ばせないけど、ちょっと左右に振ってみる。
軽いんだけど、もっさりしてるかな？
軽いハングオンフォームで振っても変わらず、、、。
うーん、こんなに荷重のかけ方を変えても変わらないって事は、相当安定方向に振っているのかな。。？
カッコもャWションもスーパースメ[ツなんですが、ハンドリングは安定方向ですね。
そしてエンジン、、、。
これも、もっさり。
開け始めはこれでも良いが、、と思いつつ、ちょっと加速出来そうな場所でグワっと開けてみる。
う～ん、これは大人しすぎるよ、、、。

で、５分ほどで試乗は終わってしまいました。
うーん、前も後ろもディーラーの人だったし時間も距離も短すぎ、本当のトコロはわからなかった気がします。

素性は良いと思うんです。
ブレーキングなんかは、タッチも制動力もスーパースメ[ツに見合うものでしたし、その時のピッチングも良い感じで、もっと
突っ込みたい、曲がりたい、と思いましたから。
もっと乗っていたい、とも思いましたが、これが、短時間＆スローペース過ぎだったからなのかどうかはわかりません。
もっと飛ばせれば、エンジン上は良いじゃん！ってなったかも知れないんですが。

ただ、もしそうだったとしても、１３８万円は高いかな。
１００万円くらいならね。