2003年型から2024年型のドゥカで変わらない部分も多いのだが、変わった所も有る。
嬉しい方向での一番のびっくりは、ミッションタッチが極上になっていた事だ。
1989年型の900SS(人気の有ったミクニキャブ&ショウワサスの、1つ前の型で、廉価版のマルゾッキフォーク、キャブはウェーバーのツインチョーク、つまりは単キャブ)も03の999も、ミッションは8000kmくらい迄は決して褒められた物ではなく、ニュートラルが出難いし、4速と5速の間に〈幻のニュートラル〉が有ったり〈5速と6速間も偶に〉、ホント、距離が少ない内は神経使った。
まあ、8000を超えたくらいからは幻も出なくなるしニュートラも出る様になるのだから、他の部分は兎も角、ミッションに関してはソレくらいの距離迄が慣らしなのかも。
BMWも2万3万、人によっては10万キロからが本調子、と言いますね。
で、24年型のスクランブラー1100(型的には後期型が2021年からなのだけど)のミッション、新車からタッチは小さくてカチカチ決まる。
ニュートラルも意識せずにコクンと入る。
ミッションタッチが良いメーカー、と言えばホンダなんですが、その中でもCBR750スーパーエアロのミッションも、私か所有した中では段違いに極上タッチなんですが、それに匹敵してます。
(極上フィーリングを得る為にミッションを新設計した、と当時の記事が有り)
確実にしっかり入る、のならスズキも優秀ですが、がっちゃん、がっちゃん、なんですよね。ストロークも大きい。
でも、スクランブラー1100は短いストロークでスコン、スコンと入る。
正直、8000くらいまでは渋滞に遭遇したらニュートラ出なくて大変だぞ、、と思っていたのですが、その心配は無いみたい。
ニュートラルがスコっと出るのは嬉しい。
また、ドゥカなのにあんまり熱くない、と聞いていた通り、電動ファンが回ってない時の普通のビッグバイクくらいの熱さ。
もう太もも裏の低温火傷の心配は要らない。
厳密に言えば、ラジエターを通った温風の流れをきちんと管理してある水冷マシン(上記スーパーエアロやアフリカツイン等)よりは熱い。
でも、低温火傷の心配が要らないドゥカなんて、ドゥカじゃない!(ヲイ
以上、嬉しいびっくり2点でした。
因みに、がっかり項目は有りません。
強いて言えば、マニュアルには細かく説明されていたデイタイムランニングライトが、ヘッドライトと一緒で常時点灯だった事(つまりは操作無し)くらい。
日本での認可は、未だでしたっけ、、?