水辺には沢山のオツネントンボが戻ってきていました。♀個体ではあまり分かりませんが、♂は成熟すると複眼上部がうっすらと青くなります。分かりますか? これが彼等の成熟色です。オツネントンボはとても地味な色合いのトンボですが、このなんとも言えない青が綺麗ですね。さらに成熟が進むと胸部の色も濃くなります。
オツネントンボは地味な体色が特徴のトンボ。気温の高い日は動きが早く、枯れ草の多い場所を好んで飛ぶので、すぐに見失ってしまいます。枯れ枝のような細い体で、うまく擬態していますね。実にオツネントンボらしい一面。
妙な飛び方をするオツネントンボが、ふらふらっと草地に落ちたので近づいてみると、大きな獲物を抱えた♀の個体でした。どうやらハエの仲間を食べているようです。 さすがに肉食昆虫、小さくても立派な捕食者です。
ヤゴついでにオツネントンボの様子も見て来ました。本当は集団越冬しているところを撮影したかったのですが、残念ながらそのような場所を見つけることは出来ませんでした。集まっていてもせいぜい3~5頭ほどでした。
今朝の旭川市内は放射冷却の影響でかなり冷え込み、自宅前の水溜りにはうっすっらと氷が張っていました。
それでも、日中は16℃前後まで気温が上がってくれたので、沢山のオツネントンボを見ることが出来ました。今時期のオツネンさんは越冬場所を求めて大忙し、旭川のトンボもいよいよラストスパートですね。
それでも、日中は16℃前後まで気温が上がってくれたので、沢山のオツネントンボを見ることが出来ました。今時期のオツネンさんは越冬場所を求めて大忙し、旭川のトンボもいよいよラストスパートですね。
太陽が出ると気温もグッと上がり、水辺では非常に多くのオツネントンボ達が活発に飛び回っていました。
オツネントンボも恋の季節。♀の奪い合いにも熱が入ります。
こちらは、交尾中のカップルにしつこくちょっかいをかける♂。完全に交尾は成立してしまっているのですが、この♂はなかなか諦めがつかないのか?必死に♂から♀を引き離そうとしていました・・・・・・ご苦労さまです。
オツネントンボも恋の季節。♀の奪い合いにも熱が入ります。
こちらは、交尾中のカップルにしつこくちょっかいをかける♂。完全に交尾は成立してしまっているのですが、この♂はなかなか諦めがつかないのか?必死に♂から♀を引き離そうとしていました・・・・・・ご苦労さまです。
オツネントンボは本当に枯れた枝が大好きですね。お気に入りの場所を見つけるとその場所に陣取り、時折周囲を見回っては、また同じ場所に止まるという行動を繰り返してテリトリーを確保します。
緑色の葉っぱなどに止まることはほとんど無く、地味な体色の本種は、枯れたものの方が保護色となるので落ち着くのでしょう。
緑色の葉っぱなどに止まることはほとんど無く、地味な体色の本種は、枯れたものの方が保護色となるので落ち着くのでしょう。
今週に入ってからの北海道は、天候/気温共にイイ感じで経過しており、水中のヤゴ達も来たる羽化へ向けて、急ぴっちで準備が進んでいることと思います。 道央以南では今週末辺りからが羽化の狙い目でしょうか?
で、オツネントンボ。 やっと本気モードになってくれたらしく(笑)、池ではテリトリーを張る多数の♂個体で賑わっていました。
で、オツネントンボ。 やっと本気モードになってくれたらしく(笑)、池ではテリトリーを張る多数の♂個体で賑わっていました。
そこで、溜池周辺の林縁へ移動してみると思った通り!多数の♀個体を確認、♂個体はほとんどが水辺周辺へ移動してしまっているらしく、少数しか見当たりませんでした。
オツネントンボが生殖行動に移る気温はおそらく15℃以上だと思われますが、♂の方が♀よりも先に水辺へ戻り、テリトリーを形成して産卵にやって来る♀個体を待ち伏せているのでしょう。
オツネントンボが生殖行動に移る気温はおそらく15℃以上だと思われますが、♂の方が♀よりも先に水辺へ戻り、テリトリーを形成して産卵にやって来る♀個体を待ち伏せているのでしょう。