旭川トンボ紀行

北海道旭川市を中心としたトンボの写真とその生態

ウスバキの季節

2011年07月20日 | 飛来種
旭川市内でもこのトンボが見られる季節となりました。
旭川は内陸部なので、飛来する個体数はそれほど多くはありませんが、これから9月下旬にかけて本州方面より断続的に道内に入り込んできます。それにしても、毎年はるばる南方から海を越えてくるのですから大したものです。
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北海道のオオキトンボ-その4

2011年02月19日 | 飛来種
最終的には♂を7頭ほど確認しましたが、♀の個体数を考慮しても数はかなり少ないと感じました。本種は生息環境に対してかなりデリケートらしいので、今後の環境経過が気になるところ・・・・・・・・今後も継続発生してくれることを願っています。
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北海道のオオキトンボ-その3

2011年02月19日 | 飛来種
自宅に帰り、さっそく道内のトンボ仲間である広瀬氏に写真データを送ったところ、やはり「オオキトンボ」でまず間違いないという返事をいただきました。
本来このオオキトンボは北海道には生息しておらず、生息の北限は青森までとされていますので、恐らく今回発見された個体群は大陸からの飛来種(季節風によって、大陸から飛ばされてきた個体)が発生源となっていると思われます。後日、地元関係者である山崎氏の写真データを確認させていただいたところ、既に一年前の2009年9月に本種♂の生態写真が数枚撮影されていたことが判明しました。
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北海道のオオキトンボ-その2(♀個体)

2011年02月18日 | 飛来種
しばらく観察を続けていると、驚いたことにもう1頭♂が現れました!個体数は少ないのですが、池の周りに何頭かいるようです。そこで、周辺の草叢を見て回ると摂食中の♀個体も発見!!♀にはすぐに逃げられてしまいましたが、とりあえず雌雄揃っての生態写真を撮影することが出来ました。更に、連結産卵をするカップルも発見。急いで網を持ち出し証拠となるサンプル個体の採集にも成功しました。
普段は写真がメインなので捕虫網は持ち歩かないのですが、幸運にもこの日に限って車に積んでいました。
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北海道のオオキトンボ-その1

2011年02月18日 | 飛来種
この日は個人的なトンボの生息調査で現地入りしたのですが(初訪問)、水面上を見慣れないオレンジ色のトンボが飛んでいることに気付き、目で追っていると、どうもキトンボとしては大き過ぎる感じ。止まってくれるのを待つのですがほとんど飛び続けており、とにかく敏捷で止まってもすぐに飛んでしまいます。どうにか近づくことができ、目をこらして良く見てみると「え?これってオオキトンボじゃないの!?」というのが見た目での第一印象でした。しかし、確証が持てず「まさかね!?」という半信半疑な気持ちでしばらく様子を見てみることに・・・・・・・・・・・・
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北海道初記録!-「絶滅危惧種」オオキトンボを発見!!

2011年02月18日 | 飛来種
既に北海道新聞をはじめNHK北海道や朝日、毎日新聞等、道内の各報道機関からは全道記事として取り上げて頂きましたが、昨年の2010年9月11日、羽幌町で北海道初記録となるオオキトンボの撮影/採集に成功しました!!

オオキトンボは環境省レッドデータブックでは最もランクの高い「絶滅危惧Ⅰ類」に指定されている大変希少な大型のアカネ(赤トンボの仲間)で、国産アカネの仲間では最も大きく、体長5cm前後。雌雄共に全身がオレンジ色をしており、羽も全体的にオレンジ色に煙ります。現在、日本国内ではごく限られた場所にしか生息しておらず、絶滅が心配されるトンボの1つとなっています。今日まで発表が遅れたのはその希少性からで、各専門機関と道内におけるオオキの取扱いについて、慎重に協議させて頂いた結果です。
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飛来種探し-その4

2010年09月30日 | 飛来種
そして、やっと飛来種の本命でもあるオナガアカネを発見。しかし、天候がイマイチなせいか?全く落ち着きが無く、この1枚を撮影するのが精一杯でした(涙)。他にも♀を3頭ほど見かけましたが、全て近づく前に逃げられてしまいました。
♀がいるんだから♂も必ず何処かにいるはずなのですが・・・・・・・結局♂を見付けることは出来ませんでした。晴れてさえいればな~!
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大陸からの使者-その2

2010年09月25日 | 飛来種
オナガアカネは毎年この時期になると季節風に乗り、大陸から海を越えて主に日本海側の沿岸地域に飛来する外人さんです。飛来する個体数はその年によってばらつきがありますが、昨年は非常に多くの個体が飛来していたようです。
それにしても、海を横断して日本国内に飛んで来るんですから根性があるというか・・・・・・・・・でも、これって明らかに不法入国ですよね(笑)!
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大陸からの使者-その1

2010年09月25日 | 飛来種
ここでは「オナガアカネ」も見付けることが出来ました!
確認出来たのは♀一頭のみでしたが、周辺を良く探せばもっと見付けることが出来るかもしれません。道内も大陸から飛来種がやって来る季節になりました。
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羽化ラッシュ

2010年08月29日 | 飛来種
この休耕田では、ちょうどウスバキトンボが羽化ラッシュを迎えていたようで、多数の羽化殻と未熟個体を確認することが出来ました。本種は内陸部では個体数が少ないトンボなので、未熟個体を撮影することができてラッキーでした。
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ウスバキトンボ♀

2010年07月29日 | 飛来種
旭川市内ではウスバキトンボの幼虫は9月下旬頃になると、一時的にできた小さな水溜りなどから大量に採集されることがあります。これは、本種の発生する水溜りに天敵となる他の水生昆虫がいない為で、ほとんどの場合、数日で共食いによりある程度の数まで淘汰されていきます。
しかし本種は低温に弱い種で、沖縄の一部を除き、日本列島に上陸した個体は越冬が出来ず全て死滅してしまうと言われています。
それでも毎年海を渡って北上を続けるというのは何とも不思議なトンボです。その詳しい理由についてはまだはっきりと解明されていません。

今まで旭川市内に生息、あるいは記録のあるトンボ達を紹介してきましたが、今回のウスバキトンボで最後です。次回からは本来のブログ形式に戻し、遠征記録や市内での最新トンボ写真などをアップしていきたいと思います。乞うご期待!!
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ウスバキトンボ♂飛翔

2010年07月29日 | 飛来種
毎年熱帯、亜熱帯諸国より海を渡って日本列島にやってくる移動性の高いトンボで、幼虫期間が一ヶ月~一ヶ月半と非常に短く、世代を繰り返して北上を続けます。道内では主に沿岸地域に多く飛来し、内陸部ではやや少なめ、旭川市内では毎年7月下旬~8月上旬頃から見られますが個体数が少なく、見つけずらいトンボです。未熟成虫は好んで広い空き地や雑草地を飛びます。成熟成虫は幼虫期間が短いこともあり、あまり環境を選びませんが、人工的な浅い池や一時的にできた水溜りなどで見る機会が多いです。
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