午前10時頃、まだ時間が早いのか?♂は池ではなく周辺の雑草地で見られました。この♂はこの場所がお気に入りの様子で、しばらく留まっていたのですが、別の♂が現れると凄い勢いでスクランブルをかけて上昇。そのまま戻ってくることはありませんでした。結局、昨日撮影できたスナアカネはこれだけ。気温が上がると、池の方でも数頭見られましたが、撮影することは出来ませんでした。
午前10時頃、まだ時間が早いのか?♂は池ではなく周辺の雑草地で見られました。この♂はこの場所がお気に入りの様子で、しばらく留まっていたのですが、別の♂が現れると凄い勢いでスクランブルをかけて上昇。そのまま戻ってくることはありませんでした。結局、昨日撮影できたスナアカネはこれだけ。気温が上がると、池の方でも数頭見られましたが、撮影することは出来ませんでした。
こちらは成熟のかなり進んだ個体。胸部側面の斑紋はほぼ消失し、胸全体が褐色に変化しています。こうなるとエゾアカネにも似ていますね。スナアカネの♂は成熟に従い、胸部が赤褐色→濃褐色、胸部斑紋が黄色→グレー→消失といった具合に変化することが分ります。 写真:トリミング
結局、2日間連続で通いましたが、とうとう♀個体に出会うことはありませんでした。これだけ多くの♂が飛来しているのに、♀が来てないはずがないのですが。いったい何処に行ってしまったのでしょうか?
結局、2日間連続で通いましたが、とうとう♀個体に出会うことはありませんでした。これだけ多くの♂が飛来しているのに、♀が来てないはずがないのですが。いったい何処に行ってしまったのでしょうか?
これは綺麗な個体です。成熟してそれほど日数の経過していない個体のようで、胸部の赤味が強く、側面の斑紋も全体的に黄色味を帯びています。この色合い、何処かで見たような・・・・・・・・・・古のサーカスやピエロを連想してしまうのは私だけでしょうか?(笑)
スナアカネが現れだしたのは11時近くになってからでした。そかし、強風と気温のせいでしょうか?昨日に比べ個体数がかなり少なく、数える程度しかいません。これでは無理!と諦めかけていたのですが、午後になると数頭の個体が岸辺の地面に止まるようになりました。
こちらは少し成熟の進んだ個体。それにしても、今まで見たことの無い配色のアカネです。複眼下部のシルバーグレーもそうですが、胸部の斑紋も国産アカネには無い色合いです。南方系のアカネということなので、やはり北方種に比べるとやや派手な印象です。
で、初見の印象はどうかというと、全体的にかなり明るい赤~朱色で、翅脈も赤いので結構目立ちます。ただ、成熟の進んだ個体はタイリクアカネに近い色合いになる(すすけたような色合い)ので、老熟個体ではタイリクアカネと若干ややこしい感じです。
水面から草がまばらに生えているような場所に多くの個体が集まっていました。しかし、ものすごく敏捷で、近づくと離れて行ってしまいます。また、縄張り意識が強いようで、すぐに他の♂と縄張り争いになるので非常に手強い!!
スナアカネを求めてむかわ町にやってきました。この日は地元Y氏(情報提供者)と広瀬さんと現地で合流。しばらくして札幌のYも加わって、計4名で狙います。この面子、数年前のオオキトンボ発見の時を思いだしました・・・・・・・飛来種なのでどれほどの個体数がいるのか?見付けられるのか?少々不安だったのですが、とんでもない!池に入るとあちこちに♂個体が飛んでいました。
既に広瀬さんのブログでも公表済みですが、私もスナアカネを見に行ってきました!
それにしても、これがすばしっこいのなんのって!午前中は飛んでいることの方が多く、なかなか近づくことができませんでした。しかも海岸沿いなので風が強く、撮影にはかなり苦労しました。続きは休み明けにアップしていきたいと思います。情報を頂いたむかわ町のY氏に感謝です!
それにしても、これがすばしっこいのなんのって!午前中は飛んでいることの方が多く、なかなか近づくことができませんでした。しかも海岸沿いなので風が強く、撮影にはかなり苦労しました。続きは休み明けにアップしていきたいと思います。情報を頂いたむかわ町のY氏に感謝です!
どうも、この個体はテリトリーを張っていたようで、マユタテアカネとしばしばバトルになっていました。また、マユタテ♀にちょっかいをかけてみたり、頭上を横切るアカネ類に対してスクランブルをしかけてみたりと、小型種の割にはけっこう縄張り意識は強いようです。
去年は同地で♀を3頭見つけていたので、「今年こそは♂が見たい!」という願いが天に届いたのか?いきなりの♂登場で、興奮度は一気にMAX状態に。成熟した♂は額面が白くなるので、小型種ながら良く目立ちます。ヒメアカネにもなんとなく似ていますね。
正午近くになった頃、再び木道上を歩くと、多数のマユタテアカネに混じって見慣れない小型のアカネを発見・・・・・・・・・・よっしゃ!! 今回の大本命、大陸からの密入国者(笑)オナガアカネです。先週は見つけることが出来なかったのですが、やっぱり今年も来ていました。
ウスバキトンボの姿もいくつか見られました。ここは稚内にほど近い場所なので、この個体にとってはここが最終着地となるのかもしれません。翅もボロく、もう長距離を移動するだけの体力は残っていないようでしたが、こんなにすすけた体色になるまで生き抜いてきたのです。たとえここが終着駅であっても、彼女には悔いは無いでしょう。
ウスバキトンボは一般的なトンボに比べ翅が幅広く、体表のクチクラが薄い上、内臓もスカスカなので体重が軽く、長時間の飛翔/移動が可能なトンボです。正に飛ぶために生まれてきたような連中で、無駄な部位は出来るだけそぎ落とし、ひたすら北を目指すという、目標?達成のためなら肉体改造をも惜しまない、アスリート系のトンボなのです。