これでサラサヤンマの生息が確実なものとなった訳ですが、私はあくまで撮影がメイン。確かに林道で待っていると、摂食のため次々にサラサがやってくるのですが、縄張り飛翔とは飛び方の質がまるで違うので、ほとんど撮影になりません。 それにしても、いったい何処から発生しているのか?Y氏と周辺を見てみましたがそれらしい場所を見つけることは出来ませんでした。かなり山深い環境なので藪こぎしてまで探す決心も無く、発生地の探索は春先に行った方が良さそうです。
で、流石はY氏。エゾトンボ系も幾つか飛んでいたのでこれも採集したとのこと。見せてもらうと、なんとコエゾトンボじゃないですか! え!?こんなところにコエゾ?これまたこの地域で生息が確認されたのは今回が初めてではないでしょうか? Nさんに感謝です。
しばらくすると、別の場所で採集調査を行っていたY氏が戻ってきました。捕れましたか?の私の問いに「捕れたよ」の一言。しかも1頭だけでなく数頭!早速、小休憩の時に手持ちで撮影させてもらいました。間違いなくサラサヤンマですね!発見者のNさんも生息については自信がないと言っていたので、これでサラサが確実に生息していることが証明されたわけです。