小型のトンボにとって最も恐ろしい敵は鳥などを除くと、やはりクモ類でしょう。特に羽化まもない個体は飛び方もぎこちなく、とても弱々しいので天敵には襲われ易いようです。羽化したばかりのカオジロトンボ♂がクモの餌食となってしまいました。
今、旭川市内ではオオルリボシヤンマが羽化のピークを迎えています。生息地のヨシには多数の羽化殻が残されていました。午前中は薄曇りで時々小雨の降る天候だったためか、まだ羽化している個体が幾つも見られました。通常、オオルリボシは深夜~早朝にかけて羽化します。
北海道はここ2週間、毎日のように雨が降り、まるで梅雨のような天候が続いています。こんな雨続きの年は北海道では非常に珍しく、昆虫達もきっと戸惑っていることでしょう。今日は仕事が休みだったのですが、やはりトンボの出が悪く苦戦を強いられました。早く夏らしい空に戻ってほしいものです。