花日和

恋ひわび しばしも寝ばや 夢のうちに 見ゆれば逢ひぬ 見ねば忘れぬ

掃晴娘

2010年06月27日 | 華流
このところ...梅雨らしいジメジメとした鬱陶しい日々が続いてますね...

なんだか気分もドンヨリしがちです...この時期に 晴れを願ってよく作るのが「てるてる坊主」

この「てるてる坊主」の起源もやっぱり中国だったんですね~

てるてる坊主の起源は...「掃晴娘(サオチンニャン)」という箒を持った女の子です


切り紙で作った「掃晴娘」



民間伝承にはこんな話があります...


昔、北京に一人の美しい娘がいた。名を晴娘(チンニャン)といい、利口な上に手先が器用で切り紙が得意であった。

彼女の切り紙の評判は遠近に知れ渡り、皇宮の后妃や公主達も人を遣わしてその切り紙を買い求めるほどであった。

ある年の六月のこと、北京を大雨が見舞った。雨はいつまでも降り続き、一向にやむ気配を見せない。

北京では城内の水が三尺もあふれ、人々は香を焚いて頭を地に打ちつけ、どうか雨がやむように、と祈願した。

しかし、何の効き目もなかった。

夜おそく、晴娘は水を避けて登った崩れ落ちそうな屋根の上で天に向かって祈願した。突然、大音声が響いた。

「晴娘よ、東海龍王が汝を太子の妃にとご所望じゃ。もしも、従わなければ、北京を水没させようぞ」

晴娘は北京の人々を救うために声張り上げて答えた。「命に従って天に上ります。どうか雨を止めてください」

その途端、一陣の大風が吹きつけ、晴娘の姿は消えた。そして、雨は上がり、空は久しぶりに晴れたのである。

以来、人々は晴娘をしのんで、六月に雨が降り続くと娘達に命じて人の切り紙を作らせて、門に掛けるようになった。

これを『掛掃晴娘(グアサオチンニャン)』という。

(『北京伝統文化便覧』より)




人々を救うために...身を挺して天に昇った晴娘か...
ん?...それより...東海龍王?...東海龍王って言いました?今??

東海龍王って...フー様が出演される予定の「人魚帝国」に出てくる...あの「東海龍王」の事ですか~??

しかも...「太子の妃にご所望」って...東海龍王の息子ってフー様じゃないですか~?

(正確には...第4王子って事だから...フー様とは限らないけどさ...

フッ......フー様がご所望ならっ...天にでも何でも昇りますワっ...(笑)(←だれも呼んでないから...


それにしても...梅雨 てるてる坊主 掃晴娘 東海龍王 東海龍王の第4王子=フー様

と...てるてる坊主について調べていたら...巡り巡って...結局フー様に辿り着くなんて...

やっぱりこれも 天意 でしょうか (勝手に言ってろ~



...おまけ...


私は「掃晴娘」よりこれがいいです...「喬峯さまてるてる坊主(笑)」



軒下でそんな顔で見つめられたら...................も...萌え~(笑)

お家に入れてあげて...手厚くもてなしてしまいそうです~
コメント (4)
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