《 妖医 》
27日の再公開を前に、ようつベで観られるようになっていましたが...
この動画...試写用のフィルムらしく 「样片 / 爱奇艺」 って文字がうっすら入ってるし
「中视美星 / 爱奇艺版本」 って文字も左端に入っちゃってるけど...
あちら版のDVDですら手に入るか怪しいし、これもいつ消されてしまうか分からないので
字はちょっと邪魔だったけど、頑張って観る事にしました
(それをキャプったので、画像にも文字が入ってる事をご了承くださいませ)
そして、日本での公開はおそらく無いので(泣)バリバリネタバレしてます
タムさま@陳永霖は、タイの唐人街で心理カウンセラーをやっていて、なかなか繁盛してる様子...
そこに呂聿来@沙青が相談に訪れて、彼が毎晩見るという悪夢の話を始める...
それは、唐人街の路地裏で自分の会社の社長(胡経理)が残酷に殺される夢で
自分が極秘結婚した妻を社長に会わせたら、社長は妻の事を知っている風だったと...
それで妻の事を疑い始めた時から、社長が殺される夢を見るようになり...
悪夢にうなされて夜中に起きると妻がいなくて、戻って来た妻が血の付いたナイフを持っていた...
もしかして妻が社長を殺したんじゃないか...と怯えてる様子...
沙青の話を聞いた陳先生は 「沙青が妻を失う事を恐れ、必要以上に妻の事ばかり考え過ぎたせい
それと、潜在的にあった社長への恨みが重なって夢に出てきただけだ」 と、ひとまず沙青を帰したけど...
この一件の事が気になってるみたい...
お話は、タムさま@陳永霖が沙青の話を聞いて、カウンセリングしながら進んで行くので
沙青と妻の回想シーンに集中してる時に、いきなり陳先生が出てきて、違う意味でドキッとします(笑)
そして、お話はタムさま@陳永霖自身の事へ...
陳永霖は、3年前に亡くなった最愛の人、邢慧の冥福を祈りに毎月寺院に参拝していて
邢慧の事を思い出しながらワインを飲む陳先生はとっても寂しそうだったけど...
回想シーンの永霖と邢慧はどれもこれも死ぬほどイチャイチャしてたので(笑)
思わず 「キャ~
」 って叫んでしまって、姫に怒りの姫っこアタックを受けました(笑)
この件が気になる陳永霖は、沙青が夢で社長が殺されたと言ってた唐人街の路地裏に行ってみると
そこには小さなバッグが落ちていて、中には社長のライターが!...沙青の話は夢?...それとも現実?
さらに、沙青の同僚も妻の事を知っている様子で、社長に続いて同僚も会社に来なくなったことで
沙青の妻に対する疑念はますます深まって行き...陳永霖もだんだんこの事件にハマっていく...
この 《 妖医 》 ...この前ここでコキ下ろした(汗)自称恐怖片の 《 楼 》 と違って
幽霊じゃなく心理的な恐怖を描いているので、なかなかジワジワと怖くて...
そして、この映画のタムさまは、なんだか色っぽくてたまりませ~ん
気になって沙青の会社を訪ねた永霖は 「沙青なんて人はこの会社にいない」 と言われ混乱...
その夜、永霖が今までに起こった事を整理していると、今度は沙青の妻、潇潇が相談に来て
沙青と全く真逆の事を話し始め...夫は夢遊病か妄想病だと...
そして潇潇と会って話をするうちに、だんだんと3年前に亡くした邢慧と潇潇が重なって見え始め...
潇潇と一緒にいながら邢慧との楽しかった日々を思い出す永霖...
こっちの回想シーンもコッテコテなデートで死ぬほどイチャイチャしてる2人(笑)
いや~ん...もうこの辺で許してぇ~
...と、取り乱し始めるみんきぃさん(笑)
危うく死にかけたけど(笑)これ以上のシーンは無かったから命拾いしました
その夜潇潇から、沙青に襲われたと電話があり、駆け付けた永霖は気を失ってしまう...
気が付くと椅子に縛られている永霖 (キャ~縛られてる男子萌え~
(笑))
飲んだ水に自白剤でも入っていたのか?朦朧とした永霖は潇潇を邢慧と勘違いして
「裏切ったオマエが悪いんだ」 と言い、ここから私が思いも寄らなかった展開に...
あんなに愛し合っていた邢慧が心変わりをし、わざと見せつけるように他の男と愛し合い
目の前で邢慧が自分を裏切る姿を見た永霖は、怒りのあまり精神が破綻してしまう...
そして、邢慧を車で連れ去り、食肉処理場に監禁して縛り上げ、その横で大声でわめきながら
デッカイ肉切り包丁でダンダンと派手に豚肉をブッタ切って行く永霖...それを見て恐怖に震える邢慧...
あんなに穏やかで優しそうだった永霖と同じ人とは思えない、狂気に満ちた姿が怖い
そして、激しい怒りのままその包丁で邢慧をバッサリと
顔を血だらけにしたタムさま...かなりの熱演です
結局、今までの事件は全部、失踪した姉の事を潇潇に相談された沙青が
永霖に近づいて真相を探るために作った話だった...という訳だったんだけど...
でも、私がゾッとしたのはここからで...
潇潇に 「私の姉をどこに埋めたの?」 と詰め寄られた永霖は 「全部食べたよ」 と...
「邢慧の肉で腸詰めを作って食べたんだ...これで誰も僕から彼女を奪えない...
彼女は永遠に僕の身体の中にいるんだ...」 って淡々と話しながら笑う、永霖の冷静な狂気
端正なお顔のタムさまが、ちょっとイッちゃった目で落ち着いて話すから余計に怖いこのシーン...
みんきぃさんが異常に興奮して(笑)取り乱したことは言うまでもありません
結局、永霖は因果応報な結末になってしまうんだけど...
う~ん...これからはソーセージを食べるたびにこのシーンを思い出すんだろうな~(笑)
だけど...あんなに仲良さそうだった邢慧は、どうして永霖を裏切ったんだろう...
そして、沙青と潇潇も2人で事件の真相を追ううちに男女の関係になって沙青は結婚するつもりだったのに...
潇潇は 「真相を知るためにあなたを利用してたの」 と冷たく沙青を捨てたし...
導演さまは、彼女を殺して肉にして食べた永霖よりも...本当に怖いのは女...って言いたかったんでしょうか?
今までにもタムさまのワル役はたくさん観てきたけど...
こういう猟奇的な犯人というか、精神を病んだ人の役っていうのは初めて見たので
ちょっと怖かったけど、なんだか新鮮でもありました
狂ってても、猟奇殺人犯でも、彼女をぶっ殺して肉にして食べちゃっても(笑)
時折魅せる狂気を含んだタムさまの顔が、ゾクッとするくらい色っぽくてたまらなかったし
回想シーンはイチャイチャし過ぎでキレそうだったけど(笑)でもなんだかウブくて可愛かったので
やっぱりDVDが欲しいな~
出してくれないかな~
(← 結局ソコなのね(笑))