最初にこの展示会の話を知った時、なんだか無性に観に行かなくちゃという気持ちになり(笑)
でも、1人で行くには小旅行くらいの距離(新幹線で2駅)があるので友達を誘ったんだけど
友達のお父様が急病で一緒に行けなくなり...どうしようか迷って
三国志や戦国に(ゲームで(笑))興味があるHIROに言ってみたら 「いいよ」 というので
HIRO嫁と3人で行ってきました
この 『 佐野美術館 』 という名前は前から知ってたんだけど
行ってみたら普通の住宅街の中にあって、佇まいも地味で目立たなかったので
1度通り過ぎて(笑)グルグル回ってやっとたどり着きました(笑)(1人だったら迷っていたかも)
佐野美術館HP
今回見たかった展示はコレ ↓(の中の刀剣コレクション(笑))
メインの蜻蛉切や刀剣の前に、室町~江戸くらいの年代の漆器や書画コーナーがあったけど
早く刀剣の方に行きたい私は気もそぞろ (でも、貧乏人根性でしっかり観ましたけど(笑))
室町時代の高貴な姫が使っていたような 『 松椿蒔絵櫛箱 』 (残念ながら画像ナシ)と
お花見で盛り上がる庶民を描いた 『 遊楽図屏風 』 ↓ が美しかったです
【遊楽図屏風】6曲1隻(部分) 桃山~江戸時代
そして、第2展示室には、たくさんの刀剣コレクションが展示されていて
入った途端血が騒いで(爆)(でも美術館なので)小さく 「うおぉ~~っ」 とガッツポーズ(笑)
妖しい輝きを放つ美しい日本刀に興奮しつつ、大して日本刀の知識がない2人で
「あの柄の所の白いボコボコしたヤツはなんなんだろう?」 と、コソコソ話していたら...
CHAGEちゃん似(笑)のおじいちゃんが 「あれはサメ肌で巻いてるんだよ」 と教えてくれました(笑)
館内に置いてあった 『 日本刀の見方シート 』 と、お土産に買った 『 日本刀鑑賞のしおり 』 で
『 太刀 』 と 『 打刀 』 の違いとか、展示の仕方の違い(太刀は刃を下に向けて展示)とか
細かな部位の名称を初めて知ったド素人なので、これからこれを読んで勉強しま~す
(刀を見ながら 「斬鉄剣」 がどうの 「逆刃刀」 がどうのと、くだらない話をした事を反省します(笑))
そして最後の第3展示室に、メインの 『 蜻蛉切 』 が燦然と飾ってありました
【大笹穂槍 銘 藤原正真作】(部分)室町時代 本多忠勝愛用 号 蜻蛉切
※ 蜻蛉切(とんぼきり)は、天下三名槍と呼ばれた槍の1つ
戦国時代の武将・本多忠勝が愛用した事で知られる
笹穂の槍身で、穂(刃長)1尺4寸(43.7センチ)、茎1尺8寸(55.6センチ)、最大幅3.7センチ、厚み1センチ
重さは498グラム、樋(刃中央の溝)に梵字と三鈷剣が彫られている。三河文珠派、藤原正真の作
戦場で槍を立てていたところに飛んできた蜻蛉が当たって二つに切れたことから、その名がついたという
通常の槍は4.5メートルほどであるが、柄の長さ2丈余(6メートル)であった
しかし、忠勝の晩年には体力の衰えから、3尺余り柄を短く詰められた
青貝螺鈿細工が施された柄であったと伝わるが、現存していない
黒糸威胴丸具足(鹿角の兜)と共に本多家に伝わったが、第二次世界大戦時に同家を離れ
その後、沼津市の実業家・収集家の矢部利雄(1905-1996)が入手した
愛知県岡崎市の岡崎城内「三河武士のやかた家康館」にレプリカが展示されている
三島市の佐野美術館で2015年1月から11年ぶりに展示される
(蜻蛉切 wikipediaより)
上の画像だと黒っぽく見えるけど、実際は400年以上前の物なのにどうしてそんなにピッカピカなの?
と、不思議になるくらい銀色に光り輝いていました(下の画像だと分かるかな?)
(※ 展示の準備をする渡辺妙子館長)
レプリカじゃなく本物の蜻蛉切か...う~ん...という事は大勢の武将の血を吸ってるのかな?
この穂先を付けた6mの槍を持った武将ってどんな風だったんだろう...と想像してたら...
涯角槍を持った趙雲さまはどんなだったんだろう...という妄想になった事は言わなくても分かりますよね(笑)
でも、開催期間中に無事に見ることが出来て本当によかった~
帰りに、美術館裏手にある広くてキレイな庭園で梅の花を満喫
そして庭園に面したお店で、富士の湧水で育てられたウナギも堪能して
目も、心も、お腹も満足の1日でした