憂生’s/白蛇

あれやこれやと・・・

気がつける人間

2022-09-25 10:21:24 | 憂生日記 その1

友人から、「前のアルバイト先で一緒だった人が自殺した」

と、連絡が入ったと・・・・。

気持ち落ち込み、半分モンク。

「もう、縁がきれたことなのに、なんで、わざわざ、しらせてこなけりゃいけない?」

 

憂生冷たし。

 

「そいつがしゃべりたかっただけだ」

 

「妻子がいて・・・」

 

友人はやっぱり、そのニュースに心が振られる。

 

「あのな・・・。」

憂生は自分の経験を話さざるをえない。

 

「憂生がネットでな、ひとりの狂人に言葉を掛けた。

このままじゃいけないと思ってな。

だけど、そいつは首をくくった。

家族が見つけて、命とりとめてな。

正気に戻って、俺は死にたくない。

俺は病気だったんだ。って、大泣きして・・・。

結局、今も、狂ったままだよ。

 

もうひとり、自傷癖の男がいて、

そいつ、本当、優しい人間で人を責められないから自分傷つけてな。

その人間が言うんだ。

「本当に愛してくれるやつがだきしめたら、ぜったい、救われる」

そいつは、恋人亡くしてるんだ。

だから、

「俺は無理だけどな。

本当に愛して欲しい人・・いないから・・・」

そういったよ。

 

憂生がいいたいのはな、そうやって、死ぬ人間は死ぬんだってこと。

おまえ、わからないだろうけどな、。

死んでしまえる人間見てな、かわいそうだって、思ってることじゃないんだ。

死んでしまいたいことあってもな、がんばって生きてるやつ見ろ」

 

そこまで、がんばってるヤツいること気がつかないほど

死んだ人間に同情してるくらい、おまえの考え浅い。

見た目の不幸に流される前に

精一杯生きてることに気がつける人間になれ。

 

誰でも、悲しいこと不幸なこと抱えて生きてるんだ。

抱えきれずに死んだ人間なんかに心とらわれるな。」

 

憂生のいいたいことがすとんとおちたんだろう。

返した返事が明るかった。


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