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EHPかGHPか、それが問題だ

2019-01-23 19:05:28 | 日記
小売業界では、経費管理が大事なことは論を待たないですが、特に水光熱費の工夫をしているようです。
水光熱費のうち、水道代は比較的安いので、ほとんど電気代です。
業種業態によって差はあるらしいですが、おおむね売上高の1.5%くらいらしいです。
1.5%というと大したことないようですが、粗利対比(分配率)では、6~7%にもなります。
ですから、水光熱費の工夫の差で利益が増減しやすいんだそうです。
粗利高から経費を引いたものが営業利益ですからね。

◆EHPかGHPか、どっちにする?
 電力の消費部門を簡単に分けてみると、動力・照明・空調・事務その他です。
 照明はもう各社ともLEDを導入済みですよね。
 ですから、空調に絞って対策をすると冒頭のEHP(電気空調ヒートポンプ)とGHP(ガス空調ヒートポンプ)です。
 専門家に聞いてみました。
 ●部電力さん:EHPは技術革新で省エネ性能が高く、確実に有利です。資料はこれこれ・・・
 東●ガスさん:GHPはビルマルチで空調負荷に合わせた間引き運転で、確実に有利です。資料はこれこれ・・・
 どちらの資料を見ても、互いに自社が有利の結論で、差はよくわかりません。
 しかたがないので、自分で調べてみました。
 電気代はこんな計算式で決まります。
 E=ax+b aは単価 xは使用量 そしてbはデマンドと呼ばれる定額ですが、最大出力により変動します。
 なので、電気代を抑えるためには、x使用量を抑えることと、bデマンドを下げることが対策となります。
 そして、GHPはこのデマンドを確実に下げてくれます(当然にガス代はかかる)。
 であれば、デマンドが大幅に下がる(ガス代よりも)業種業態ならば水光熱費は下がるということです。
 ・・・長くなったので、結論を急ぎます(調査分析後のワークの主観です)。
 SM    = EHP
 ドラッグ = EHP
 専門店  = EHP
 HC    = GHP
 HC(ホームセンター)は、消費電力のうち、空調の比率が高いため、GHPにするとデマンド低下が大きく、ガス代を凌ぐ。
 ※最近では、新電力の料金プランでデマンドのない料金設定もあるみたいです。E=ax のみ
   
 
 
 


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