賢い人とは

世の中には、賢者と愚者がいる。
まあその他にも、普通の人もいるのかもしれないが。
それらの人の決定的な差はただ一つ。
「もしかしたら自分の考えは間違っているかもしれない」という心を持てるかどうかだという。
もう少し詳しくは、こういうことらしい。

◆賢者と愚者の違いは学ぼうとする姿勢
　「賢い人」とは、間違えない人であったり知識や知恵が豊富な人ではない。
　自分の過ちに早く気づき、常に謙虚にさまざまな人や物から学ぼうとする姿勢を持つ人のことである。
　だからどう間違っているか具体的に理解しようとする。
　理解さえできれば改善の糸口が見えてくるので、解決も早くなる。

　一方「愚かな人」とは、自分が間違っていることに気づかない人だ。
　間違っているのに自分では正しいと思い込み、間違いをそのまま続けた結果、大きな失敗をしてやっと自分の間違いに気づく。
　気づけばまだいい。反省せずにそのままズルズルと同じことを繰り返すことさえある。
　救いがたいと言うしかない。

　一般的には、知識や知恵の豊富な人が賢いとされがちだ。
　だが、学ぶことを忘れた人は愚かな人なのだ。
　作家吉川栄治の言葉に「我意外、皆我が師」がある。
　優れた人や正しいやり方から率直に学ぶ人こそが賢いのだ。
　いやそれだけではなく、どんな人からでも何かを学び取ろうという気持ちを失わない謙虚さが必要なのだろう。
　繰り返しとなるが「もしかしたら自分の考えは間違っているかもしれない」という心の幅と厚みを持つべきなのだ。
　それが本当に賢い人になるためには大切なのだ。

　→そっかぁ　常に自分が正しいと思っていてはいけないようだ、自分から離れたところから自分を見ることも必要なんですね。