褒められたら恥

普通は人から褒められれば、それはいいことだと思う。
だが、著作家の田口佳史氏はこう教えてくれた。
褒められたら恥と思うくらいでないと、とても人生の勝利者にはなれません。
本当だろうか、もう少し詳しく聞いてみた。

◆できて当たり前がプロサラリーマンの仕事
　「いやあ、頑張ってやり遂げましたね。」等と周囲から褒められることがあるはずだ。
　だがそれでは、大した人物ではないそうだ。
　どんなに難しいことでも、ごく当たり前のようにやってのけるのが達人なのです。

　吹けば飛ぶような髪の毛を一本持ち上げたからと言って、力持ちとは言わないはずだ。
　太陽や月が見えるからと言って、目が利くとは言わないはずだ。
　雷の音が聞こえたからと言って、耳がいいとは絶対に言わない。
　つまり、誰もが当たり前にできることは、価値がないということだ。

　ということは、もしも人から褒められたら、ああ自分はまだまだだな恥ずかしいな、と思うべきなのだ。
　さらなる成長は、そこから始まるのだ。
　グローバリズムは、競争相手は地球規模ということなのだ。
　戦う相手は老獪でしたたかなものとなる。
　その上をいくくらいでなければ、勝利や成功を掴むことはできないと知るべきだ。
　誰でもできたりわかったりするレベルで満足していてはいけないのだ。

　→ほおーっ　褒められたら恥ですかぁ　厳しいものいいですが、たしかにそうなのかもしれませんね。