多分多くの方々が実感していることだろう、自身の欠点について。
普通はそれを、隠したり目立たなくしたりと努力しているはずだ。
だが真言宗のご住職名取芳彦氏が、こう教えてくれる。
◆欠けた部分は補い合えばいい
ギザギザの歯車だから、かみ合って力が出るのです。
人には、どこかしら欠点があるものです。
仕事はできるが、人付き合いが不得手。
何かをやると、どこか抜けている。
能の「高砂」に登場する翁(おきな)と媼(おうな)をご存じでしょうか。
翁の持つ熊手は福をかき集め、媼の持つ箒は邪気を払うのです。
こう考えてもいい。
旦那さんが熊手で掃き残したものを、奥さんが箒で掃いていけばいい。
大きなものを排除する熊手では細かいものは取り切れず、いわば欠点があるわけです。
そこを奥さんの箒が補えばいい。
欠点とは欠けた部分があるという意味ですが、歯車ならば別の歯車がちゃんとかみ合います。
人と人との関係も、この歯車のようなもの。
自分の欠点を卑下せず、欠点を補いあえる相手をみつければ、物事は歯車のようにうまく動き始めるものです。
→これは気づきにくいことですね。
欠点は隠すよりも、それは認めて補い合う相手を探すほうがいいのか・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます