多くの方々の人生のメンターである、中村天風師の歌にこんなのがあるそうだ。
「悲しくば あす悲しまめ 今日の日は 光うるおしく 吾を照らすを」。
今一つよく理解できないので、その解説を聞いてみた。
◆せめて今日一日は笑顔で過ごせばいい
人生においては悲しい日もあるだろう、だがそのときには「悲しみは明日悲しもう」と先送りし、
せめて今日という一日は笑顔で明るく過ごそうと決意すべきとの教えだ。
そしてその明日がやってくる、目覚めれば明日はすでに今日だ。
明日は永遠にやってこない。
悲しみを否定するものではなく、悲しみに寄り添っている、だがそれに負けることはない。
悲しくないと強がる人もいる。
だがそれは、積極性を曲解している。
悲しいときは悲しい、ただ悲しみ過ぎず心機の転換を図るのだと天風の歌はいう。
そして、いろんな境遇がある人の世ではあるが、おおらかに過ごそうとも言っている。
そのことで、人生を前向きに積極的に生き抜けるものだともいう。
→なるほどね、前向きにね、覚えておきたいことです。