The 理科ロマンスカー

人生を振り返りつつ見過ごしては禍根を残すであろう事柄に着目。
日本の正義・倫理・規範・疑惑等々婉曲的に発信。

2、理科教育は、これだ!!ズバリ語っている

2014-09-24 08:19:51 | 日記

ノーベル賞を受賞された朝永振一郎博士は、次の言葉を色紙(京都市青少年センター所蔵)に残している。

ふしぎだと思うこと

                         これが 科学の芽です

よく観察してたしかめ そして考えること

                         これが 科学の茎です

そうして最後になぞがとける

                          これが 科学の花です

                   (「重力とは何か」大栗博司著より)

 科学の真髄を植物の成長にたとえて、短い言葉で端的に分かりやすく説いている。

 「ふしぎ」「観察」「考える」「なぞがとける」のキーワードは、理科授業での核となる学習活動と符合する。

 自然の事物や現象を「ふしぎ」や疑問を抱き、それを調べ「確かめる」ために「観察」や実験の場をたっぷり設け、結果を「考え」、考察することによって「なぞがとけ」、そして問題解決に至る理科学習展開の基本を見事に表している。「科学研究」の過程ともぴったり一致している。理科授業を通して子どもたちに「科学の花」を咲かせることに尽きる。(図表1-3)

                   理科授業

「ふしぎ」―――――――――――――疑問、はてな

        ↓               予想・仮説

「観察」―――――――――――――観察・実験など

        ↓                

「考える」―――――――――――――結果の考察

        ↓

「なぞがとける」――――――――――――結論  

(図表1-3)