今度は関係図左下側の3「指導方法論」のところをご覧ください。
ここは子どもが「どのように学ぶか」の学習の方法に焦点を絞っているところである。教師側から見ると「どのように教えるか」の指導方法の視点であり、「主体的・対話的で深い学び」と冠を付け、「主体的な学び」「対話的な学び」「深い学び」の3つの柱が学び方として示され、授業展開の際の重点になる。

この視点の指導方法論については、これまでの学習指導要領では学校や授業者に任されていたが、次期からは汎用性が高く、全ての教科領域に通用できることを想定の上で、授業改善の柱として登場してきた。
三つの柱のキーワードは授業展開上においてどれも大事であり、現在も心ある授業者はその育成に取り組まれていて新鮮味には欠けると思われる。だかしかし、指導方法の柱として示されたことは意味は大きく、授業者は常に意識して実践することになり、授業改善につながる価値は大きい。
指導方法の3柱の捉えを具体的に考察する。まず「主体的な学び」の実現のためには、学習問題を明確にすること、45分間の授業や単元での見通しを持つ場を設けること、考えを記録させたり発表をさせたりすること、興味や関心を抱かせる投げ掛けを用意すること、学習の振り返りをさせることなどが考えられる。授業者は、どの子どもに主体性を身に付けさせるために腐心している。が、一足飛びには育たないのが現状である。
次に「対話的な学び」では、本来学びはソクラテスの頃から対話を持って行われていた。仏教の世界で師匠と弟子との面授も同様である。授業のイントロは、先生の投げ掛けである質問より入ることが多い。授業では当然教師と子ども、隣の子ども同志の一対一、グループでの話し合いなど、話し合う場が多い。ここで重要なことは話し合う場の設定の意味を授業者がもち、どんな内容を話し合うか事前に綿密に練っておく必要がある。また、外部講師の方々や地域の方々との触れ合いの場もあり、ICTなどの機器の活用や情報収集も考えられる。要するに人とかかわり、事物や現象との触れ合いなどが該当する。
三つ目の「深い学び」は、「実感できる学び」「本わかりの学び」「教科の本質に気付く学び」「応用が利く学び」「問題解決に働く学び」など授業ではどの教師もこれらのレベルに到達する学びを狙っていることは間違いない。
観察、実験、調査、レポート作成、プレゼンなど体を使い、足を用いて、頭をグルグル回して理解に至る学びが深い学びになる。
学んでいることを生活に結びつける授業。なぜこの公式が成り立つのか、この法則は日常生活、社会、世界でどのように使われているかに気付かせる授業。今学んでいることと、実際の世の中に現れる現象のつながりをできるだけ豊かなイメージともに伝える授業などなど。これらの授業は、「深い学び」の域に達していると思われる。
ここは子どもが「どのように学ぶか」の学習の方法に焦点を絞っているところである。教師側から見ると「どのように教えるか」の指導方法の視点であり、「主体的・対話的で深い学び」と冠を付け、「主体的な学び」「対話的な学び」「深い学び」の3つの柱が学び方として示され、授業展開の際の重点になる。

この視点の指導方法論については、これまでの学習指導要領では学校や授業者に任されていたが、次期からは汎用性が高く、全ての教科領域に通用できることを想定の上で、授業改善の柱として登場してきた。
三つの柱のキーワードは授業展開上においてどれも大事であり、現在も心ある授業者はその育成に取り組まれていて新鮮味には欠けると思われる。だかしかし、指導方法の柱として示されたことは意味は大きく、授業者は常に意識して実践することになり、授業改善につながる価値は大きい。
指導方法の3柱の捉えを具体的に考察する。まず「主体的な学び」の実現のためには、学習問題を明確にすること、45分間の授業や単元での見通しを持つ場を設けること、考えを記録させたり発表をさせたりすること、興味や関心を抱かせる投げ掛けを用意すること、学習の振り返りをさせることなどが考えられる。授業者は、どの子どもに主体性を身に付けさせるために腐心している。が、一足飛びには育たないのが現状である。
次に「対話的な学び」では、本来学びはソクラテスの頃から対話を持って行われていた。仏教の世界で師匠と弟子との面授も同様である。授業のイントロは、先生の投げ掛けである質問より入ることが多い。授業では当然教師と子ども、隣の子ども同志の一対一、グループでの話し合いなど、話し合う場が多い。ここで重要なことは話し合う場の設定の意味を授業者がもち、どんな内容を話し合うか事前に綿密に練っておく必要がある。また、外部講師の方々や地域の方々との触れ合いの場もあり、ICTなどの機器の活用や情報収集も考えられる。要するに人とかかわり、事物や現象との触れ合いなどが該当する。
三つ目の「深い学び」は、「実感できる学び」「本わかりの学び」「教科の本質に気付く学び」「応用が利く学び」「問題解決に働く学び」など授業ではどの教師もこれらのレベルに到達する学びを狙っていることは間違いない。
観察、実験、調査、レポート作成、プレゼンなど体を使い、足を用いて、頭をグルグル回して理解に至る学びが深い学びになる。
学んでいることを生活に結びつける授業。なぜこの公式が成り立つのか、この法則は日常生活、社会、世界でどのように使われているかに気付かせる授業。今学んでいることと、実際の世の中に現れる現象のつながりをできるだけ豊かなイメージともに伝える授業などなど。これらの授業は、「深い学び」の域に達していると思われる。