The 理科ロマンスカー

人生を振り返りつつ見過ごしては禍根を残すであろう事柄に着目。
日本の正義・倫理・規範・疑惑等々婉曲的に発信。

授業づくり教科書その2・・・教職49年間の戯言

2020-08-25 10:03:05 | 日記
その2。人間はみな違う。もちろん子どももそう。

 近くに住む孫(4歳と1歳の男児)が頻繁に我が家に顔を出す。上の子は味覚が敏感のようで好き嫌いが目立ち食も細い。食事時は母親が追いかけて食べ物を口に運ぶときもあるが、欲しないものは少し含んでそのまま吐き出す。下の子は与えるものは何でも食べ、食べ物以外も自分で掴んで口に運ぶことがあり、その時は口から吐き出させるのが大変である。腕や足はパンパンで体重は標準。

 言葉は上の子は早くにしゃべりだし、教えた言葉はオーム返しに見事であり、それも口を大きく開けたり横に広げたりして発音する。下の子は今1歳と6カ月。まだ、片言程度である。

 歩き始めまでは、クロール型に腕を動かし見事なハイハイであったのが上の子。下の子は座ったまま腰を前に動かしての前進がしばらく続いた後、片脚付きのハイハイを経て二足歩行に至る。ちなみに長男の孫(男児)はハイハイなしで歩き出した。

 冷蔵庫(旧型)ドアーに磁石を付けたり取ったりすること。電気器具の釦を押したり、リモコンを操作してテレビを付けたり消したりすることは兄弟ともに好んでする。これらの成長の事例(食べ物、言葉、歩行、興味)により個性があることに改めて気づかされる。

 このことを学校の教室に在籍する子どもたちに当てはめてみると、顔が違う、考え方が異なる、能力に幅がある、技能の巧緻性がある、嗜好がある、置かれて状況がある、環境がさまざまである、遊びが違う、得手があるなどなどを認識できる。それぞれに個性がある。輝く宝がある。そのことを念頭においた教育を実践することの必要性を痛感する。