書名「ホンボシ」は伝説のレジェンド刑事の佐藤誠氏が上梓したもの。「ホシ」とは、警察用語で被疑者・容疑者の隠語。「ホン」は本当・真実等。「ホンボシ」のタイトルは「本当・真実の被疑者・容疑者」すなわち真犯人を表しているのだろう。
著書は件の木原事件を扱っている内容だが、「世界一ダントツに検挙率が高い日本の警察では考えられない案件・事件の稚拙な処理」に驚愕を覚えた。素人目で見ても、明かな疑問がさらなる疑惑を増幅してくる。似たような案件・事件が日本各地の警察で同様に扱われてる例があるのだろうか、と妄想するだけで背筋が寒くなる。世界一の日本の警察はどこに行ってしまったのか・・・。
著者の佐藤誠氏は、2006年4月に最初にこの案件・事件を扱った警察の「怠慢に原因」と初動の扱いを見立てている。レジェンド刑事の判断に素人の私がいうのは憚れるが、「怠慢に原因」という言葉で片付けるのではなく、そのように処理した深い複合的な理由があったと思わざるを得ない。深い闇がここに重く圧し掛かっている。実際には佐藤誠氏はこの案件・事件を担当するようになったのは、発生後12年間経ってからであった。物証が乏しい中でも捜査の限りを尽くし、事件の解決が見えたころ、突然捜査の中止が上司から下されたようである。「政治が司法に介入したか」、ここでも疑惑を増幅させる。遺族のためにも是非全面解明を急いでほしいと「ホンボシ」を読了して切に思う。
他には著者が扱った数多の事件が紹介されている。容疑者・被疑者との取り調べにおける口を割らさせる際に配慮していたことや接する際に心掛けていたことなど、著者の人間性や使命感、および経験に裏打ちされた研ぎ澄まされた勘と、知悉と能力が掛け合わされた具体例が満載。心理やカウンセラー関係者は勿論のこと、人と関わる業種である教師や介護士し、営業などの方々にもお勧めしたい。コツや真髄を摑まれたパーソンの仕事の幅と深さが一層増すことは間違いないであろう。
加えて、いま日本に覆いかぶさっている各方面での数々の疑惑の闇。その闇が日本社会の様々なところに蔓延り国民のこころの棘になり、結果的に国力を削いでいる一因にもなっていると私は思う。
著書は件の木原事件を扱っている内容だが、「世界一ダントツに検挙率が高い日本の警察では考えられない案件・事件の稚拙な処理」に驚愕を覚えた。素人目で見ても、明かな疑問がさらなる疑惑を増幅してくる。似たような案件・事件が日本各地の警察で同様に扱われてる例があるのだろうか、と妄想するだけで背筋が寒くなる。世界一の日本の警察はどこに行ってしまったのか・・・。
著者の佐藤誠氏は、2006年4月に最初にこの案件・事件を扱った警察の「怠慢に原因」と初動の扱いを見立てている。レジェンド刑事の判断に素人の私がいうのは憚れるが、「怠慢に原因」という言葉で片付けるのではなく、そのように処理した深い複合的な理由があったと思わざるを得ない。深い闇がここに重く圧し掛かっている。実際には佐藤誠氏はこの案件・事件を担当するようになったのは、発生後12年間経ってからであった。物証が乏しい中でも捜査の限りを尽くし、事件の解決が見えたころ、突然捜査の中止が上司から下されたようである。「政治が司法に介入したか」、ここでも疑惑を増幅させる。遺族のためにも是非全面解明を急いでほしいと「ホンボシ」を読了して切に思う。
他には著者が扱った数多の事件が紹介されている。容疑者・被疑者との取り調べにおける口を割らさせる際に配慮していたことや接する際に心掛けていたことなど、著者の人間性や使命感、および経験に裏打ちされた研ぎ澄まされた勘と、知悉と能力が掛け合わされた具体例が満載。心理やカウンセラー関係者は勿論のこと、人と関わる業種である教師や介護士し、営業などの方々にもお勧めしたい。コツや真髄を摑まれたパーソンの仕事の幅と深さが一層増すことは間違いないであろう。
加えて、いま日本に覆いかぶさっている各方面での数々の疑惑の闇。その闇が日本社会の様々なところに蔓延り国民のこころの棘になり、結果的に国力を削いでいる一因にもなっていると私は思う。