Shostakovich ショスタコーヴィッチ-交響曲第10番 [カラヤン指揮]
夏休みのお八つの時間帯、どうしてもショスタコのシンフォニー10番をば聴きたくなった。そこで、
ファンタグレープを飲みながら、ヘルベルト・フォン・カラヤン唯一のショスタコを聴くとする。
1.第1楽章 Moderato
くぐもった様なエクリから徐々に暗い雲に覆われたような音響が浮上する。
D,Esが登場する。
ボルコフの「ショスタコーヴィッチの証言」によると、この交響曲はスターリン其の者とスターリン時代を描写した作品とも書かれているが、まあ、其の様にも解釈できる。
実に、暗澹とした出だしである。しかし流石カラヤン、スーット本作にのめり込ませるなあ。しかも何時もの様に速いのです。
暫し傾聴します。BPOの演奏もいいねえ♪
ショスタコの交響曲は、僕的にはこの第10番、次いで遺作の第15番、次いで第1番が好きです。まあ、時と気分等によって若干変動しますが。
やや長めの楽章にて、D Esが出現し、暗澹とした気分にさせて消え入ります。
2.第2楽章 Allegro
暴虐的なパロールであります。
「証言」によると、この楽章は、音楽によるスターリンの肖像を描写したもの」とあるが、確かに其の様に解釈できる。
二分音符=176と言う異常な数値である。
スターリンによる独裁政治、粛正された人々・・・ スターリン主義を打倒せよ!
3.第3楽章 Allegretto
DSCH音が絶えず潜んでいる不気味なエクリであります。
しかし、一昨日あたりの首都圏は猛烈な暑さでありました。現在、外気温は33度程度の様で大分おさまって来たみたいです。
スーパーカップチョコミントを食べます。美味しい 暑いときはやっぱアイスだね♪ おいちい おいちい♪(゜▽^*)ノ⌒☆
而して、ホルンが活躍する。これはマーラーを模したというのは有名ですね。
まあ、中々いい感じ☆
濃い味わいってところでしょうか。
4.第4楽章 Andante - Allegro
弦楽の陰鬱なエピソードから入ります。
而して、主題が重層するようにリピテションされる。いよいよクライマックスへと向かいます。
カラヤンはやはり速いなあ。其処がいい。
トロンボーン、次いでティンパニーが高らかに雄たけびを上げて、ショスタコの燦然と輝くシンフォーニーが展開されます。
DSCH !
其処をうっとりと聴いていると、階級戦争の勝利が高らかに鳴り響き渡り見事なエンディングなり!
グレイト!
★★★★★
見事な交響曲でしたあ!
では、読書のBGMに次に交響曲第15番を聴きましょう。
JL1DX
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