2012年2月24日
「地震だ!」と思って目が覚めた。完全に寝ぼけていて寝台車に乗っていることを忘れていた。恥しい。
約10秒後正気に戻るとどこかの駅を発車するところ。どうやら仁賀保。
朝が苦手な自分は再び就寝。その後おはよう放送が聞こえてくるもかまわずそのまま睡眠。
次に目が覚めるといつのまにか秋田を過ぎて八郎潟。このあたりで起床。
ここからは左手に東部承水路が見える。夏休みは毎年来る八郎潟。今年も来れるだろうか。
本当は大館で途中下車して「昔のきりたんぽや」さんできりたんぽ鍋を食べたかったけど、
諸事情により休業中とのこと。残念。このまま新青森まで行く。
雪深い矢立峠付近。
9時48分、今回は定刻に新青森到着。約12時間30分の「あけぼの」乗車、いつもながらあっと言う間。
新青森からは「スーパー白鳥11号」に乗り換え。さすがに冬休みの時ほど混んでない。
それでも乗車券のみで乗れる青森までは満席。
青森を出ると右手に津軽海峡が見えてきた。
蟹田を過ぎていくつものトンネルを通過した後、青函トンネルに突入。
この青函トンネルはそのまま新幹線が通るらしい。
北海道新幹線開業後にここを通る在来線はどうなるのだろう?
碓氷峠のように廃止されてしまうのか?。または「トワイライトEXP」と「カシオペア」だけが夜間に通るのか?
何とか山形線や田沢湖線のように新幹線・在来線併用としてほしい。
11時40分頃、青函トンネルを抜けて北海道に入る。何度来てもこの瞬間は嬉しいな~。
11時48分頃、約5分遅れで木古内に到着。今回はここで下車して江差線に乗り換え。
行き先は今回の旅の目的①である湯ノ岱温泉。
すでに発車時刻を過ぎている江差行きが待っていてくれて無事乗車。
とりあえず江差線を制覇する為に、湯ノ岱を通り過ぎて終点江差まで行く。
江差線は渡島の山あいをゆっくりと進む。実にのどか。この路線も末永くあってほしいけど乗客はまばら。
少々心配になる。
山あいの区間を抜けると突如左手に日本海が現われ、ほどなくして江差に到着。
江差線走破達成。
駅を出るとすぐに日本海。五能線の深浦に似た良い雰囲気。
のんびり散策していきたいところだけど江差発車の列車は約3時間に1本。
泣く泣く今乗ってきた列車で折り返す。
13時13分発函館行きになる。
海沿いを過ぎ山あいの区間に入って約30分、湯ノ岱に到着。今度はここで下車。
ここから徒歩10分程で「上ノ国町国民温泉保養センター」に到着。以前一度だけ来たことがある。
その時に泉質の素晴らしさに感激して、また訪れたかったけどなかなか来れなかった。
まずは食堂で天ぷらそばとビールで一息。そして浴室へ。浴室に入るとすぐに独特の湯の匂いが漂ってくる。
頭と体を洗っていざ源泉浴槽へ。湯温は38℃。もちろんかけ流し。正に自然の恵み。
かけ流しの温泉であまり熱いのぬるいのと言いたくないけど、自分はやはりぬるめが好き。
熱い好きの人用に42℃の浴槽もある。
しかしこの温泉はやはりすごい!硫黄の匂いに鉄の味、そして炭酸ガスの泡の三重奏。
これ程の湯はなかなかお目にかかれない。正に本物の温泉。もちろん飲用も可能。
2時間ひたすらぼーっと浸かって至福の時を満喫。しかしそろそろ出ないと。列車の時刻が迫ってきた。
平日のせいか人も少なくのどかで本当にいい所。また来たい。
<上ノ国町国民温泉保養センター>★★★★★
泉質:S 眺め:B 癒し:A コスパ:A
とにかく素晴らしい泉質。個人的泉質ランキングNo.1!設備は古いけど、どうでもよく思える。
料金350円。シャンプー・石鹸備え付け無し。
16時40分頃、湯ノ岱駅に到着。駅から見える景色がまたきれい。
16時47分発の木古内行きに乗車。
木古内では約50分の待ち合わせで「スーパー白鳥27号」函館行きに乗り換え。
こちらは遅れてきた上り「スーパー白鳥42号」。
そして18時53分定刻に終点函館到着。外は雪が降っている。
今日・明日は函館に宿泊。函館に泊まるのも約5年振り。
泊まるのは函館駅前にそびえ立つホテルグランティア函館駅前。
冬休みの時の知床斜里駅前に続き、今回もグランティア。
11階の部屋から見渡せる函館の夜景がとてもきれい。しかも今回は角部屋でJRビュー。
この夜はサッカー 日本VSアイスランドを観戦し、その後夜景を眺めていると眠くなってきたので12時頃就寝。
しかし疲れた。明日は起きるまで寝る。zzz…。