Wander Life

癒しを求めた流浪の旅模様を綴ってます

2013 北東北温泉紀行⑤【「あけぼの」深夜の上越国境越え】

2013年12月04日 20時38分00秒 | 鉄道旅

2013年11月22日

いつものように停車中に目が覚めました。ブラインドを上げると「上越線」の文字。ここは長岡。
上越線の夜景観賞に起きてようかとも思ったけど、睡魔に負けて再び就寝。
次に目覚めると、きれいな夜景の山間部を走行中。ここは上越国境です。
土樽を通過し、関越道をくぐると清水トンネルに突入。
しかし、深夜の上越国境の夜景はきれいすぎ。やばいです。雪が降っているとなおきれい。
湯檜曽ループに備えてここで起床。夏の八郎潟帰りの時は窓が雲って景色が見えませんでした。
今日は曇らない事を願います。
約10分後、清水トンネルを抜けて土合を通過。窓は曇っていない。「おっしゃ、これなら見える」。
そして視界に現れたのは、湯檜曽ループ!
下界に点在する集落の灯り、そしてループで直交するレール。何度見ても幻想的な光景。
しかしこの光景が見えるのは一瞬。再びトンネルを抜けると、そこはもう先程見えた下界。
ループショーはまさに一瞬で終了。しかし見れて良かった。しっかり目に焼き付けました。
これを最後にはしたくないけど。

画像


列車は水上に停車して、静寂に包まれます。この静けさもいい雰囲気。
しかし、あ~現実復帰が近付いてきました。時間止まってくれ。
などとややブルーになってきたところで、ブラインドを降ろして就寝。
その後、おはよう放送で目が覚めます。

画像


もう大宮か。今日は金曜日。もう通勤ラッシュが始まっています。

画像


さいたまスーパーアリーナ。
今回もあっと言う間、だけど充実の12時間でした。
「あけぼの」は青函トンネルも3セク通過も他社線乗り入れもまったく関係なし。JR東完結。
北海道寝台がかかえる問題は無く、JR東のやる気次第。時代によって形態を変える事はあるにしても、
先人達が築いてきた文化をいとも簡単に無くしてしまう姿勢は、本当に鉄道マンかと思ってしまいます。
需要が無い上に経営が危ういというならしょうがないけど、
「あけぼの」を必要としている人は多いし、JR東は黒字経営。それにも関わらず。

画像


まずい、また悶々としてきてしまいました。とにかく今は、新聞報道が誤報である事を願うのみ。
「寝台特急『あけぼの』をご利用を頂きましてありがとうございました、またのご乗車をお待ちしております」
この車内放送を聞いていたら涙が出てきた。
ただの定型放送?いや、現場のJR職員は「あけぼの」を残したいに違いない。

画像


13番線に到着。
「うえの~うえの~」おなじみの到着放送。知らない人が聞いたら「何これ?」と思うかも。
しかし現場の方は夜汽車の文化を大切にしてくれて、
今なおこの到着放送を続けてくれているに違いない。

画像


今日は写真を撮る人がひときわ多い。女性やご高齢の方まで。
やっぱりみんな「あけぼの」が好きなのでしょう。

画像


自分も1枚。
温泉&きりたんぽ紀行はこれで終了。今度は冬休みに「あけぼの」で北海道へ。

画像


推進運転で回送。

画像


また乗りに来ます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする