Wander Life

癒しを求めた流浪の旅模様を綴ってます

津軽海峡線さよなら乗車紀行②【最後の下り「はまなす」で札幌へ】

2016年03月24日 18時51分00秒 | ラストラン旅

2016年3月19日

 

 

 

 


昨晩乗車した「はまなす」、眠ったり起きたりを繰り返しながら夜が明けてきた。

 

 

 

 

 

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5時29分、南千歳到着。久々に簡リクシートで一晩明かしましたが、若い頃と違って体が痛い。中年の自分にはやはり寝台の方がいい。

 

 

 

 

 

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今回使用しているのは「北海道全線フリーきっぷ」。北海道新幹線開業に伴い「みなみ北海道フリー」と共に終売となる。


「周遊きっぷ」の後継として登場したこのフリーきっぷ、登場当初は有効期限の短さに大いに使い辛さを感じたけど、継続乗車制度を利用しての小旅行で何とか使い慣れてきたところで終売とは。しかも後継は無し。


残る頼みの綱は「北海道フリーパス」ですが、多客期使用不可。サラリーマンの夏休み・冬休みは使用できず。夜行列車廃止と共に、北海道の鉄道旅はいよいよ潮時か。

 

 

 

 

 

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「ハイケンスのセレナーデ」が流れ豊平川を渡る。豊平川には多くの撮り鉄さんの姿。

 

 

 

 

 

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あいにくの曇り空で朝焼けは拝めず。そしていよいよ「ハイケンス」も聞き納めとなりそう。

 

 

 

 

 

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テレビ塔が見えると、もう終着札幌。

 

 

 

 

 

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定刻6時7分、札幌到着。最後の下り「はまなす」乗車終了。

 

 

 

 

 

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DD51周りはたちまち人だかり。

 

 

 

 

 

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青い機関車が牽引する北海道夜行。今日の下り「カシオペア」、明日の上り「はまなす」「カシオペア」、21日の下り「はまなす」と、いよいよカウントダウンも残り3カウント。

 

 

 

 

 

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夜行列車で札幌へ…はこれで本当に最後。今まで普通に眺めてきたこの景色も過去のものへ。

 

 

 

 

 

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DD51周りの喧騒を避け、青い客車を見ながら回送を待つ。14系・24系の今後は、JR北海道の経営状態を考えれば全数廃車濃厚。少しは残してほしいけど。解体シーンを想像すると涙が出る。

 

 

 

 

 

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6時27分、「はまなす」回送。11両の長大編成がゆっくりと動き出す。

 

 

 

 

 

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行ってしまった。空虚感に襲われる。次はオーラス、明日の上りラストラン。

 

 

 

 

 

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自分が札幌駅で見た「はまなす」ラストランに関する告知はこの2枚のみ。北海道新幹線については盛大にPRしてますが。青森とだいぶ違う。列車体系が大きく変わる青森駅と単純に比較できませんが、やはり両駅の温度差を感じてしまう。

 

 

 

 

 

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普通列車に乗り換えてやってきたのは稲積公園。あいにく雨が降ってきました。ここから徒歩15分程で温泉にありつける。

 

 

 

 

 

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「ていね温泉 ほのか」。最近、午前5時~9時まで早朝営業が開始され朝風呂に入れます。やはり夜行列車下車後は温泉に限る。


体を洗い大浴場へ。人工温泉も含め色々な浴槽があり、まずは内湯「ほのか乃湯」(天然温泉)へ。子供向けにおもちゃのひよこが大量に浮いてる。
泉質は「ナトリウム-塩化物泉」。塩味を感じる。消毒用塩素臭が若干気になるけど、源泉の良さが残されている。


続いて露天風呂へ。「檜の湯」と「郷の湯」がありテレビも見れる。雨が降る露天風呂で1時間コースで満喫。
夜行列車の後でしか札幌で朝風呂に入る事は無いでしょうから、札幌朝風呂はもうこれが最後。

 


<ていね温泉 ほのか>★★★★☆
泉質:B 眺め:C 癒し:A コスパ:A
しょっぱい湯はやはり温泉らしさが感じられる。いつもはわかりませんが、この日の早朝営業は人も少なく、すっかりくつろいでしまった。
早朝料金600円。通常は800円(土休日900円)。シャンプー・ボディソープ備え付けあり。

 


雨の中を駅に戻り、再び札幌へ向かう。

 

 

 

 

 

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明日の上り「はまなす」乗車まで、今日はこれから「スーパーおおぞら5号」で帯広へ向かう。トマムへのスキー客はそれ程多くなく、乗車率はちょうど100%位でしょうか。

 

 

 

 

 

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石勝線は濃霧でホワイトアウト気味。

 

 

 

 

 

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14時24分、帯広到着。

 

 

 

 

 

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すると向かいのホームにいたのは、あの「2429D」。

 

 

 

 

 

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この列車、3月26日のダイヤ改正で列車番号が変わるばかりか、「日本最長距離普通列車」の座を山陽本線「369M」(岡山-下関)に譲ることになるとか。
「2429D」の王座陥落は残念ですが、分社化短距離化が進むJRにおいて長距離列車の設定は嬉しくなる。

 

 

 

 

 

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帯広に来たら必ず食べる「ぶたはげ」の豚丼4枚。いつ食べても美味い。居酒屋ではないのでビールは1杯でガマン。

 

 

 

 

 

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続いてやって来たのは「ばんえい帯広競馬場」。ばんえい競馬に来るのは二度目。
サラブレッドがかっこいいのに対し、ばん馬はかわいい。それが目の前を700kgものソリを引いて障害を越える迫力。一度体験するとハマる。

 

 

 

 

 

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しかし馬券はさっぱり当たらず。4レースやって全てスカ。

 

 

 

 

 

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明日はGⅠレースの「ばんえい記念」が行われる。これは盛り上がりそう。ぜひ見たいけど発走は17時15分。「はまなす」に間に合わなくなるかもしれないので、あえなく断念。

 

 

 

 

 

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薄暮開催の今日は途中から日が暮れます。ライトアップがまたきれい。

 

 

 

 

 

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結局5レースやって全敗で競馬場を後にします。凹む。しかしばんえい競馬楽しい。また来たい。

 

 

 

 

 

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帯広の街を30分程歩き、今日の宿「北海道ホテル」に到着。
前から泊まってみたかったホテル。自分のようなしがないサラリーマンには不似合いなハイグレードホテルですが、偶然Yahoo!トラベルの5000円クーポンをもらったので泊まってみることに。


自分の泊まる「日高ウィング」と呼ばれる館内は上質な空間。そしてもちろんモール温泉付き。掛け流し+加温のようで、源泉の良さが充分味わえる。特に冷たい空気の中で入る露天風呂が最高。外来入浴はやっていないので、宿泊客のみでゆったりできる。

 


<北海道ホテル パブリックバス>★★★★★
泉質:A 眺め:B 癒し:A
帯広らしい良質なモール泉。特にぬるめの露天風呂は半永久的に入っていられそうな気持ち良さ。

 

 

 

 

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部屋に戻ると「カシオペア」下りラストランのニュース。無事に上野を出たようですが、不審物騒動で何度も抑止されたようで2時間近くの遅れとか。青森の長時間停車で遅れは回復できるとは思うけど。


自分は明日の上りラストランをちょっと見る予定なので、何とか無事に札幌まで来てほしいところ。

 

 

 

 

 

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帯広の夜景を眺めて就寝。東京からずーっと座席車で来たので、やっと足を伸ばして寝れる。

zzz…。

 

 

 

 

 

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