Wander Life

癒しを求めた流浪の旅模様を綴ってます

津軽海峡線さよなら乗車紀行③【上り「はまなす」ラストラン乗車】

2016年03月25日 23時12分00秒 | ラストラン旅

2016年3月20日

 

 

 

 

 

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朝起きると、帯広の街は晴れ。いよいよ来てしまった上り「はまなす」ラストランの日。

 

 

 

 

 

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外は北風ビュービュー。こんな日は露天の朝風呂が最高。朝から1時間コースで満喫。廊下からは十勝のきれいな山が見える。

 

 

 

 

 

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午前11時、「北海道ホテル」をチェックアウト。今まで自分が泊まった中で5本の指に入るいいホテル。

 

 

 

 

 

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それにしても、昨日と打って変わって寒い。列車まで時間があるのでもう1軒温泉に入ることに。帯広駅近くの温泉と言えば「たぬきの里」。12時から営業。
体中に泡が着く炭酸泉のモール温泉。ここに来たのは2度目ですが相変わらずいい湯。冷え切った体にジワーンと染み入る。しかし湯温が高いのであまり長湯はできず。

 

 

 

 

 

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温泉を出て帯広駅へ。13時33分発の「スーパーとかち8号」を待つ。

 

 

 

 

 

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13時13分、折り返しとなる「スーパーとかち3号」が到着。

 

 

 

 

 

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261系「スーパーとかち」。久々の乗車。自由席が1両しかないので多客期は要注意。今日は空いる。

 

 

 

 

 

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定刻に帯広を発車。高架から見える十勝の山々がきれい。
列車は途中の十勝清水で突然抑止。車内に尋ね人の放送が流れる。何かあったようらしい。詳細は不明ですが。
6分程遅れて十勝清水を発車。新得から石勝線に入ると石勝高原のビューポイントへ。

 

 

 

 

 

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やはりこのトマム-占冠間が石勝線のハイライト。
近くを走る根室本線では、SL時代の旧線が「鉄道日本三大絶景に数えられる景勝地だった」と何かのテレビ番組でやっていた。

 

 

 

 

 

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紅葉山トンネルを抜けると夕張支線の橋梁が見える。廃止危機の夕張支線。今のご時世、地方交通線に待ち受けるのが廃止のみでは寂しすぎる。

 

 

 

 

 

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南千歳を過ぎ、時刻は間もなく16時。列車は3分遅れ。
「スーパーとかち8号」の札幌到着は16時14分。そしてその2分前、16時12分に札幌を発車するのは本日ラストランの上り「カシオペア」。ということは、途中で「カシオペア」とすれ違うはず。

 

 

 

 

 

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札幌に近付くにつれて撮り鉄さんの数が多くなってくる。そして列車は苗穂を通過。
札幌が目前になったところで、ついに「カシオペア」来た!

 

 

 

 

 

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静かにすれ違っていった。
次世代の寝台特急として登場したE26系「カシオペア」。ほぼ同時期に登場した「サンライズ」もあり、あの頃はまだJRも寝台列車を存続させようとしていたように思える。しかしその新車効果が期待していたものではなかったのか、その後はブルトレ廃止の嵐。皮肉にも「カシオペア」と「サンライズ」がJRに寝台廃止を決断させてしまったのか。

 

 

 

 

 

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この「スーパーとかち8号」、札幌の何番線に到着するのかと思ったら、「カシオペア」が発車したばかりの4番線。
まだラストランの余韻が残る4番線。人の数もすごい。この光景、次は「はまなす」が発車する22時に再現されそう。

 

 

 

 

 

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「はまなす」乗車前はもちろん温泉へ。
札幌での夜行列車乗車前儀式として何度も来た「北のたまゆら 桑園店」。ここに来るのも最後になるでしょうか。

 

 

 

 

 

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温泉を出ると外は突然の雪。テレビ塔は北海道新幹線バージョンのライトアップが行われている。

 

 

 

 

 

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時刻は21時を過ぎ、いよいよ札幌駅へ。

 

 

 

 

 

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改札口の発車案内に「はまなす」が現れた。多くの人がシャッターを切る。
今日の「はまなす」は全車指定で運行される為、東室蘭まで臨時の補完急行が運行される。珍しい列車名無しの「名無し急行」。某掲示板を連想してしまう…。

 

 

 

 

 

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4番線ホームは既に人だらけ。ホーム先端はマスコミも陣取って特に混雑。

 

 

 

 

 

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21時37分、三点チャイムに続き「はまなす」入線のアナウンス。同時に、ほぼ全員カメラを構えホームに緊張感が走る。

 

 

 

 

 

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そしてついに「はまなす」最後の札幌駅4番線入線。

 

 

 

 

 

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何と今日はDD51重連。それに続く11両編成の青い客車。

 

 

 

 

 

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DD51周りは人だらけで近付けず。

 

 

 

 

 

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何とかちょっとだけ見えた。

 

 

 

 

 

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夜も遅い22時近くだというのにすごい人。

 

 

 

 

 

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ドリームカー前にも人だかり。何があるのかと思ったら…

 

 

 

 

 

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乗客お手製のLEDボード。きれいにできてますねー。

 

 

 

 

 

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最後部10号車のスハフ14周りも多くの人。

 

 

 

 

 

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発車時刻が迫ってきて、自分は本日のお宿となる8号車に乗車。

 

 

 

 

 

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8号車は「オハ14 504」。この車両はきれいに化粧されていて隣の7・9号車との差が歴然。
発車時刻となりましたが接続する「スーパー宗谷4号」が今日も遅れている為、少々発車が遅れるとのアナウンス。

 

 

 

 

 

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22時7分頃、「スーパー宗谷4号」到着。そして22時13分、いよいよ上り「はまなす」最後の札幌発車。
6番線には臨時急行の姿。「ニセコエクスプレス」の車両。

 

 

 

 

 

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ホーム先端は手を振って下さる人でビッシリ。これ見たら、やっぱり涙腺緩んできた。
「ハイケンスのセレナーデ」に続き車内放送。最後は「上り急行『はまなす』ラストランにご乗車頂きましてありがとうございます」。車掌さんが若いせいか、しんみりとした感じは無く元気な放送。

 

 

 

 

 

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これで見納めとなる夜行列車からの札幌夜景。本当にこんな時が来てしまうとは。
それにしても18日の下り同様、満席のはずなのに空席が目立つ。車内を歩き回る人が多いのもあるけど、特に通路側席が多く空いている。もしかして、1人で2席買ってるパターン?
新札幌・千歳・南千歳と駅には見送りの方。ラストランらしい風景。でも思ったより少ない印象。まあ「はまなす」が走るのは深夜帯なので、こんな感じでしょうか。

 

 

 

 

 

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眠らないつもりだったけど、苫小牧を発車したところでうつらうつら。この後にくる噴火湾の夜景に備えてしばしの仮眠。

 

 

 

 

コメント
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