2017年5月3日
朝起きると徳島の街は曇り空。さっそく支度をして今日も今切川へ向かう。
阿波富田9時57分の列車で徳島へ。
徳島で鳴門行きに乗り換え10時11分、吉成で下車。
今切川に到着。風ビュービューで寒い。タイダルリバーである今切川は水位増減が激しく、昨日は露出していたテトラが今日は水の中。土手の下に下りれずオカッパリでは攻めにくい。
万能選手のゲーリー4incグラブノーシンカーで、何とかキャストできそうなリップラップを探っていく。しかしバイトは無し。やっぱり昨日の1バイトが最初で最後だったか?
下流に向かって移動して11時30分頃、リップラップが途切れてテトラに変わる場所に辿り着く。地形変化は重要だけど、ちょっとあからさま過ぎて誰もが攻めそう。あまり期待せずにノーシンカー投入。
しかし寒いな~。温暖な四国だと思ってあまり防寒対策してこなかったことを後悔。寒さに気をとられていると、突然ラインが一気に持っていかれる。バイト?!すかさず合わせると、のったー!力強い引き、これはバスだ。デカそうだけど、シーバス用のPE2号+ナイロン20lbでグイグイ寄せて「おりゃー」とブッコ抜き!
釣れた~。9ヶ月振りの感触とこの姿。もう釣れないかと思った。手尺で40cm。感無量。
フックを呑み込んでいるのでプライヤーで…と思ったら、あら?無い!ホテルに置き忘れてきたか。はあ~、せっかく釣れたのに何やってんだか。土手に落ちてる木の枝や木材でロッドを無理矢理固定し、バスを泳がせたまま対岸のアングラーにプライヤーを借りに行く。とは言っても、片道1kmくらいありそう。
何とかプライヤーを借り息ゼーゼーで戻ってきてバスからフックを外す。
リリースすると元気に泳いでいって一安心。また対岸まで行きお礼を言ってプライヤーを返却。帰り道でビールを買い、戻って休憩。
欲しかった1匹を手にして飲むビールは美味い。しかし2往復で4km近くもダッシュ混じりで歩きクタクタ。
ふと気付くと、水位が一気に下がってテトラが露出してきている。これなら土手の下に下りてテトラ撃ちができそう。13時釣り再開。テトラの穴を丹念に撃っていくと再びバイト!呑み込まれたくないから即合わせ。のったー!と思ったら、バレた。あ~ヘタクソ。
移動していくと、護岸の水たまりで小魚がピチピチしている。減水で取り残されてしまったらしい。小魚をよく見ると、アユ!
こっちにも。2匹とも川に戻すと元気に泳いでいった。テトラ付近に群れて泳いでいるベイトはアユだったのか。何ともかわいい姿だった。
引き続きノーシンカーで探ると、またバイト!今度は一呼吸おいて合わせると、のったー!と思ったら、またバレた~。
むなしくフックから外れかけたグラブだけが戻ってくる。やっぱり春バスは喰いが浅いのか、ヘタなだけか。
時刻は17時。もうあまり時間がない中、テトラの先端で突然ラインにテンションがかかる。バイト!十分送り込んで合わせると、ブチッ!今度は合わせ切れ。はあ…。
PEがテトラに擦れまくっていたのを忘れてた。時間がないので、リーダーは使わずPE直結で最後の勝負。日が大きく傾いた18時20分、さすがにもう無理か。やや観念したそこへ何か違和感。バイトか?今度は慎重にラインを送り込んでフッキング。おっしゃー、のった!これは間違いなくバス。川バスらしくグイグイ引くところを「おりゃー」とブッコ抜き。
釣れた~。最後の最後にきてくれた奇跡の1匹。手尺38cmのまあまあサイズ。救われた。
今度はガッチリ上アゴにフッキング。優しくリリースしてストップフィッシング。
5バイト2フィッシュ。バラシは多かったけど2匹も釣れてくれて満足。しかし何と言っても、またこうしてバス釣りできたことに感謝。
高徳線・牟岐線と乗り継いでホテルに戻る。
今日は朝に偶然見付けたホテルの隣の「ほてい温泉」へ。中は温泉ではなく普通の銭湯ながら、冷えた体にお湯がジワ~ンと染み渡る。入浴料400円。
風呂上がりにビール飲んで就寝。とにかく釣れてよかった。よく眠れそう。