Wander Life

癒しを求めた流浪の旅模様を綴ってます

2017 夏の山陽・山陰ぶらり紀行②【115系→381系「やくも」 国鉄車の旅】

2017年07月20日 21時09分00秒 | 鉄道旅

2017年7月16日

 

 

 

 

 

姫路の朝。モヤがかかっていかにも蒸し暑そう。さっそく大浴場で朝風呂、のち朝ビール。最高。

 

 

 

 

 

午前9時50分、「ホテルα‐1姫路南口」をチェックアウト。景色がすごく良いしきれいで静か。姫路での定宿。

 

 

 

 

 

今日はこれから鳥取県の米子に向かう。お目当ては、関東では見れなくなった115系と、381系最後の特急「やくも」。まずは10時9分発の223系播州赤穂行きに乗車。

 

 

 

 

 

10時29分、相生に到着。ここで115系に乗り換え。

以前から姫路や岡山でちょくちょく見かけてた黄色の115系、ようやく乗れた。内装は223系と同じ転換クロスに変わっている。残念ながら席にはありつけず立ち。

定刻に相生を発車。国鉄時代車特有の低いモーター音がたまらない。

 

 

 

 

 

山陽本線のこの区間はのどかないい景色。しかし行けども行けども席は空かず。

 

 

 

 

 

吉井川?だろうか。アルミボートのアングラーが見える。羨ましい。

 

 

 

 

 

結局席は空かないまま終点岡山到着。約1時間10分立ちっ放し。腰が痛い。

 

 

 

 

 

子供の頃からよく乗ってきた115系。モーター音もさることながら、やはりこのかっこいい顔。西日本ではまだまだ現役で嬉しくなる。

 

 

 

 

 

続いて約30分の待ち合わせ、381系特急「やくも11号」。元祖振り子式の381系には十数年前に「しなの」で乗ったけど、その時以来の381系。

 

 

 

 

 

11時57分頃、「やくも11号」入線。115系もそうだけど、やはり国鉄時代車はかっこいい~と国鉄世代の自分はしみじみ思う。

そしてこの381系は2022年を目途に「やくも」新型車投入が報じられたことから、ほぼ同時期での引退が濃厚。関東から山陰へは「サンライズ」に乗りたい自分にとってはなかなか「やくも」に乗る機会は無かったけど、出張ついでのこの機会に思い切って乗ることに。

 

 

 

 

 

「やくも」用381系はシートピッチ拡大化が図られ「ゆったりやくも」の愛称が付いてるけど、シートピッチ拡大により窓割が合ってない。席番によっては窓枠が視界にくる。

 

 

 

 

 

今回は事前調査の結果3号車14番の指定席を確保。この席は1枚の窓をほぼ占有できて狙い通り。乗車してこの席に行くと、ギョギョッ、見知らぬご婦人が座っている。ダブルブッキングか?と焦るも、「あらやだここ指定席?」と言って立ち去っていった。

 

 

 

 

 

定刻12時4分、岡山を発車。この日の3号車はすいている。乗車率40%程。

 

 

 

 

 

隣の乗客がいないとトイレに気兼ねなく行けるので安心してビールが飲める。「やくも」はカーブが多い伯備線を走るせいか、ホールド性のいいドリンクホルダーが付いている。

 

 

 

 

 

「ゆったりやくも」化で内装はグレードアップされており、国鉄型特急車両とは思えない。そしてこちらの381系、国鉄型特急車両とは言っても183系や485系とは異なりモーター音がとても静か。

 

 

 

 

 

備中高梁を過ぎるとほぼ単線。列車交換の場面が多くなる。

 

 

 

 

 

「やくも」はきれいな高梁川に沿って走る。振り子式が投入されるだけあってかなりのクネクネ路線。速度を落として運転される為に振り子の実感はあまりないけど、「サンライズ出雲」に比べると所要時間は短いので振り子の効果はありそう。


方式は異なるけど、E351系「スーパーあずさ」や、かつてのキハ283系「スーパーおおぞら」ははっきり振り子が実感でき、自分はあの不自然な傾きが何とも言えず好きながら、人によっては酔うとか。

 

 

 

 

 

それにしてもきれいな景色。同じ陰陽連絡線の播但線に車窓が似てる。

 

 

 

 

 

足立で再び列車交換。「2018山陰ディスティネーションキャンペーン」のラッピング。上りの列車はかなり混雑している。

 

 

 

 

 

根雨を出てしばらくすると、車窓にあの山が現れる。

 

 

 

 

 

大山。またの名を伯耆富士。美しい眺め。しかし大山が見えると列車は間もなく米子。

 

 

 

 

 

14時16分、米子に到着。ここで下車。約2時間10分、381系「やくも」の旅終了。

 

 

 

 

 

「やくも11号」出雲市へ向けて発車。今回が381系最後の乗車と思ってたけど、また乗りたくなってしまう。

 

 

 

 

 

このあとは温泉に入って「サンライズ出雲」で帰る。ここから40分少々の待ち合わせ、14時58分発の鳥取行きに乗車。

 

 

 

 

 

キハ47鳥取行き。ほぼ満席で米子を発車。国鉄色キハ47もかっこいい。

 

 

 

 

 

再び車窓に大山。今日ははっきり見える。

 

 

 

 

 

15時13分、淀江で下車。

 

 

 

 

 

淀江駅からも大山。ここから徒歩15分程の所に温泉がある。

 

 

 

 

 

暑い中をYシャツ姿で歩き「ラピスパ」に到着。さっそく館内へ。

 

 

 

 

 

まずは食堂へ。割子そばと生ビールを注文。暑い中を重たい荷物持って歩いたので喉カラカラ。ビールほぼ一気飲み。

 

食後は浴場へ。広~い露天風呂がある。源泉掛け流しのようだけど、温泉成分が薄いのであまり温泉らしさは感じらず。しかし開放感満点。3連休の中日とあって人は多いけど、1時間30分コースで堪能。

<ラピスパ>★★★☆☆
泉質:B 眺め:B 癒し:A コスパ:B
やはり広い露天風呂が特筆もの。単純泉ながら消毒用塩素臭がすることもなくリラックスして入れる。プールも併設。入浴料800円(この日は一部施設使用規制の為650円)。シャンプー・ボディソープ備え付けあり。

 

 

 

 

 

風呂上がりに生ビール小。これも一気飲み。くう~ウメッ。

 

 

 

 

 

さっぱりしてラビスパをあとに。大山は雲に隠れていた。

 

 

 

 

 

旅に出るといつも時間はあっと言う間。早くも帰路に着かねばならない。18時21分発のキハ47米子行きに乗車。

 

 

 

 

 

18時37分、米子到着。ここから「サンライズ出雲」乗車に向け、徒歩5分のイオン米子駅前店で夕食&ビール調達。

 

 

 

 

 

夕暮れの米子駅に戻る。この時期の山陰は完全に暗くなるのが午後8時頃。

 

 

 

 

 

「サンライズ出雲」は1番線から発車。米子から「サンライズ」に乗るのは初めて。

 

 

 

 

 

夜行列車を待つこのひと時はやはり胸が高鳴る。いい歳だけど。

 

 

 

 

 

19時53分、「サンライズ出雲」東京行き到着。残念ながら写真はピンボケ。

 

 

 

 

 

2号車シングル2階に乗車。開いてるはずの個室のドアが閉まっていたので「また誰かいるの?」と焦るも、幸い誰もいなかった。ドアが閉まっていただけ。「やくも」のことがあったのでビビった。

 

 

 

 

 

定刻19時56分、米子を発車。伯耆大山で山陰本線と分岐して伯備線に入る。

 

 

 

 

 

すぐに車掌さんの検札。今回10時打ちはできなかったけど、何とかシングル2階海側を確保。

 

 

 

 

 

部屋の照明を消すと車窓には神秘的に輝く西の空。こういう風景と出会えるのも寝台列車の醍醐味。

 

 

 

 

 

列車は真っ暗な夜の伯備線を進む。時折街灯が川面に映り、空を見上げると満点の星空。こちらも幻想的。

 

 

 

 

 

途中駅で下り「やくも」交換待ちの間に夕食タイム。米子イオンのお惣菜はあの時間ほぼ30%~50%割引。カラカラだった喉にヱビスビールが染み渡る。結局500ml缶2本では足りず保険で買ってあった3本目も完飲。


下り「やくも」が遅れた関係で「サンライズ」も4分程遅れ。回復運転の為、新見・備中高梁では停車時間10秒程で速攻発車。やがて山陽本線と合流し、倉敷を経て岡山へ。

 

 

 

 

 

回復運転が実を結び岡山には定刻到着。「瀬戸」との連結完了後にホームに降りてみる。

 

 

 

 

 

連結ショーで賑わっていると思われる7号車付近とは対照的に2号車付近は静か。しばし外の空気を吸って車内に戻ると岡山を定刻発車。

昼間115系で立ったまま通った山陽本線を進む。クネクネで低速運転だった伯備線内でのうっ憤を晴らすかのように爆走。

 

 

 

 

 

23時33分、姫路に到着。今朝出発した姫路、しかし何か遠い昔のように思える。
いつもは大阪辺りまで起きてるけど、今日はここで睡魔に負けてブラインドを下して就寝。明石海峡大橋は見たかったのに。zzz…。

 

 

 

 

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