Wander Life

癒しを求めた流浪の旅模様を綴ってます

2015 冬の道東ぶらり紀行⑥【塘路湖ワカサギチャレンジ】

2015年03月06日 22時36分00秒 | 釣り旅

2015年2月21日

 

 

 

 

 

午前6時起床。標茶の静かな朝。
部屋の窓は凍り付いて開かない。どうにかバコッと開けると、寒い!
気温-15℃。これでも平年より高いようだけど。

 

 

 

 

 

外には霧氷ができている。

 

 

 

 

 

氷の芸術。超きれい。
温泉に行くと、すでに大勢の外来入浴の方がいらしてる。
テレーノ気仙は朝5時30分から営業してますので。
凍てつく空気の中で入る露天風呂。最高!タオルがカチカチに凍る。

 

 

 

 

 

部屋に戻ると、窓の外に羊が出現。

 

 

 

 

 

 

鹿もかわいいけど、羊もかわいい。
身支度を整えて標茶駅に向かう。やはり寒い!
異例の暖かい日が続いていたけど、昨日の夜から寒くなってきて今朝がピークっぽい。

 

 

 

 

 

9時5分発の釧路行に乗車。車内は今日も中国人観光客でいっぱい。
満席なので運転席後ろのデッキへ。キハ54の前方デッキは展望席と言っても過言ではない。
席に座るより、「鉄」の自分にはこっちの方がいいかも。


展望を楽しんでいると、茅沼の少し手前で前方に怪しい影。運転士さん警笛を鳴らして減速する。

 

 

 

 

 

もちろんエゾシカ。警笛を聞くと、客席から乗客が速攻でデッキに集ってくる。
線路上は除雪されて雪が少ない上に人も来ないだろうから、鹿にとっては居心地のいい場所なのかも。

 

 

 

 

 

警笛を鳴らされると、鹿は線路上を逃げる。これもよく見る光景。
横に逃げてくれればいいんだけど、追われるとまっすぐ逃げる習性らしい。
野生の生き物だから当たり前か。運転士さんと鹿は大変だけど、見てると楽しくなってしまう…。

 

 

 

 

 

9時28分、塘路で下車。ここから寒い中を歩く。

 

 

 

 

 

結氷した塘路湖が見えてきた。

 

 

 

 

 

約20分で「レイクサイドとうろ」に到着。こちらでやるのは、もちろん氷上ワカサギ釣り。
体験メニューとして、釣り券・道具一式付いて2500円でできる。ただし予約が必要。
手ぶらでOK。氷に穴もあけて頂ける。さらに釣れたワカサギは唐揚げにしてくれるというのでテンション⤴。至れり尽くせり。
準備を整えて湖上へ。

 

 

 

 

 

天気いい~。風も無いし絶好の釣り日和。寒いけど。

 

 

 

 

 

さっそく氷の穴から仕掛け投入。エサは紅サシ。
今年の初釣りはバスでもシーバスでもない、氷上ワカサギ。新鮮。


時折上下に動かして誘う。…しかし、ウンともスンとも言わない。周りも釣れてない。
ワカサギってすぐ釣れるのかと思ったら、そう甘くはなかった。まさかノーフィッシュ?唐揚げが遠のいていく。


釣り開始から1時間が経過した頃、竿先がピクピクっと動いた。
「きたーっ」と仕掛けを上げると、ついに5cm位のワカサギゲット!

 

 

 

 

 

 

感無量。銀ピカの魚体にかわいい顔。5cmの魚でこんなに興奮するとは思わなかった。

 

 

 

 

 

落ち着いたところでビールタイム。雄大な景色を眺めながら氷上でビール。最高!

 

 

 

 

 

しばらくすると「ビヨーッ」という汽笛と共に湖畔をSLが通過。いい風景。
12時を過ぎた頃、再びバイト!

 

 

 

 

 

これはちょっと大きい。10cmオーバー。そして何とまたバイト!

 

 

 

 

 

3匹目。ついに群れが周ってきたか。時合到来。

 

 

 

 

 

4匹目。ルアー釣りで言うワンキャストワンバイト状態。

 

 

 

 

 

ついに5匹目。まだまだいけそう。しかし次のキャストから異変が。
ピクピクっとバイトがくるも乗らない。ショートバイトの嵐。どうしちゃったのか?


やがてショートバイトも無くなり、まったくのノーバイトに。1時間位で時合終了。あ~あ。
沖の方から引き上げてくる方の中には「50匹」何て言ってる方もいた。やはり上手い人は釣っている。


14時頃、風が出てきた。風が吹くと寒さがやばい。
体感温度の低下と共に集中力も切れてきて、15時ストップフィッシング。

 

 

 

 

 


結局5匹で終了。ワカサギの釣果とは思えない。完敗。
しかしここからは唐揚げタイム。食べるのがかわいそうなくらいかわいい姿をしているけど、ありがたく頂きます。

 

 

 

 

 

自分のような貧果の人には増量サービスして頂ける。
さっそく食べてみると、メチャメチャ美味しい。ワカサギってこんな美味しかったのか。ビールもグビグビ。
自然の恵みに感謝して完食。

 

 

 

 

 

塘路湖を後にする。

氷上ワカサギ釣り、難しいけど楽しかった。ハマリそう。これで2500円は安い。


駅へ向かっていると、「サルボ展望台」という案内標識を発見。ちょっと寄り道。
途中から登山道になる。これはちょっとひるむな。
しかも木道が通行禁止となっており、迂回コースを通らなければならない。
コースと言っても、ほとんどケモノ道。熊出ないだろうな?

 

 

 

 

 

登山道に入ると、やはりエゾシカがいた!

 

 

 

 

 

親仔と思われる。あまり脅かさないように通り過ぎる。

 

 

 

 

 

こっちにもいた。こちらも親仔。

 

 

 

 

 

 

厳しい自然の中で生きているエゾシカ。
数が増えていることが問題視されており、食用にするなりしてうまく共存できればいいんだけど。
しかし本当にかわいいな(*´Д`)

 

 

 

 

 

途中から道なき道を進み、ついにサルボ展望台到着。

 

 

 

 

 

塘路湖を一望。きれい~。

 

 

 

 

 

やがて日没の時間となり、地平線に夕日が沈む。
美しい景色と野生動物。釧網本線で通過する以外、初めて訪れた釧路湿原。
安っぽい言葉だけど、本当にいい所。今まで来なかったのが悔やまれる。

 

 

 

 

 

サンセットを見届けて下山。再び迂回路のケモノ道を通る。熊が怖い。無事に下りれるか。
早足で下りること約15分、ようやく下山して国道391号線に辿り着く。あ~良かった。マジで怖かった。
怖いと思ったら引き返す勇気も必要。冬眠中とは言え暖冬だし。実際に事故も起こってる。

 

 

 

 

 

湿原に佇む塘路駅まで戻ってきた。

 

 

 

 

 

18時12分発の摩周行きに乗車。網走行きに比べると摩周行きは空いている。

 

 

 

 

 

標茶に到着。駅を出ると1匹の猫が近付いてきた。

 

 

 

 

 

この猫「エサくれ」と言わんばかりに通行人に走り寄る。
自分が立ち止ると、自分の周りをグルグルと周り始めた。

 

 

 

 

 

かと思うと、突然お座りしてゴロニャーンとリラックス。猫は本当に気まぐれ。
気まぐれキャットショーを見届け、ホテルテレーノ気仙に戻る。
今日も露天風呂でモール泉を堪能し、風呂上りのビールを飲んで就寝。ワカサギは本当に美味しかった。

 

 

 

 

 

標茶の夜は今日も静か。明日は網走へ。

 

 

 

 


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