2021年9月5日(日)
今年のお盆休み、西日本の大雨被害が甚大に。そしてここ長野も大変なことに。鉄道も高速道路も国道も多くの箇所で被災し交通網が寸断され、一時陸の孤島化。JR飯田線とアルピコ交通上高地線は橋梁が傾き、今も一部区間不通でバス代行輸送。
コロナも感染急拡大。まさに受難の夏(T_T)
そんな中の8月下旬、釣り用アルミボートを駐艇している河口湖駐艇場の管理人さんから連絡があり、
「大雨による増水で湖畔に駐艇してるボートが水没危機。なるべく早く確認に来て!」
秋の台風シーズンにはよく来るこの連絡も、台風も来ていないこの時期に来るとは異例。河口湖の降水量も相当だったようで。
コロナ感染拡大で県外への移動自粛中ながら、さすがにこれは不要不急には当たらないと、ボートを救出すべく河口湖へ。
とか言いながら、どうせ行くならちょっと釣りも、なんて思ってるけど(*´Д`)
午前10時、河口湖到着。どんより曇り空で気温20℃。これまでの猛暑が嘘のように、もうすっかり秋。
恐る恐るボートを見ると、水位は既にピーク時よりもだいぶ下がったようで今は水没してないけど、ボートの中には木の枝やら砂利やらが散乱。さらにガソリンタンクの位置も変わっていて浸水の跡が伺える。果たしてエンジンは無事だろうか?
ボート復旧していると、河口湖でおなじみになった白鳥一家がなにやらいそいそと近付いてきた。
かわいい(о´∀`о)
しかし本心は「エサくれ」でしょうけど(ー_ー)
ズラッと集結。警戒心無く人に近付いてきて、すっかり餌付けされてる感じ。自然界で生きていけるか心配になる。
もっとも、楽に食べれる今の半自然界が居心地良くて、もう野生に戻る気は無いのかも。
両手のひらを広げて「エサ無いよ」とジェスチャーすると、親鳥が大きく口を開け「コォー」と遺憾の意を表明して去っていった(ーー;)
ボート復旧を終え11時、念を入れてマスク着用で出船。エンジンをかけてみると、なんとかかかった。浸水被害は最小限で抑えられた模様。一安心。
この後はささやかに釣りさせて頂く。まずは白須エリアから。水温23℃。水中も既に秋っぽい。シャッドとスモラバのローテーションで探ると、
すぐヒット。一瞬ワカサギか?と勘違いするほどの赤ちゃんバス。約8cm。自分のミニマム記録更新。かわいいけど、釣れたというのがはばかられる。
大石エリアに移動。
本来は富士山が眼前に広がる場所ながら、残念ながら雲に覆われて見えず。
しかしすぐにバイトがあり2匹目。20cm程の小学生(?)バス。
さらに3匹目。28cm。中学生くらいまできた。
続いて4匹目。32cmの高校生(?)。
ローライトの恩恵か、よく釣れるな。こうなればあとは大人サイズが欲しい。
と思ったところへひったくるようなバイト!ドラグをジージー鳴らしながら上がってきたのは、
お腹パンパンのキロフィッシュ!ジャスト40cmの大人サイズ。
スーパースレッジでのヒット。やっぱり頼りになる。
この魚もそうだけど、どれも河口湖ネイティブらしいきれいな魚体。赤ちゃんから大人まで釣らせてもらって、16時ストップフィッシング。
ボート救出がてらささやかに、のつもりが、すっかり満喫してしまった秋の河口湖。
早く大手を振って来れる日が戻ることを願って帰路に…。