2018年3月16日<2>
「スーパーあずさ5号」で到着した松本。3番線を離れ松本での恒例行事、1番線にある立ち食いそば屋さんに向かう。
信州葉わさびそば。420円。特上は帰りに食べることにし、食べ比べの為に今は普通の蕎麦にする。こちらは麺がやや太め、そしてツーンと鼻に抜ける葉わさびの香り、特上じゃなくても十分美味い。
11時32分、西条で下車。駅を出ると、寒い!今朝東京を出た時は生暖かい空気だったけど、雨と共に冷たい空気が入って来て一気に真冬に逆戻り。
ここから徒歩約20分で向かうのは…
西条温泉とくら。
宿泊もできる温泉施設。さっそく館内へ。自販機で410円の日帰り入浴券を購入し浴室に入る。大きめの浴槽ながら内湯のみの簡素な浴室ながら、硫黄の匂いが漂っている。
洗いを済ませいざ入浴。冷えた体にジワーンと染みる~。源泉が注がれる湯出口付近は温めで気持ちいい。
そしてこの源泉、単純硫黄冷鉱泉で冷たい源泉ながら硫黄臭ぷんぷん。硫黄泉大好き人間の自分にはたまらない。循環加温されている為、湯船のお湯に硫黄臭はわずかだけど、消毒用塩素臭がすることもなく源泉の良さが味わえる。
適度に外気が入る浴室なので意外と長湯でき、第一部は70分コースで堪能。
風呂上りは休憩室でビール。カラカラの喉に染み渡る。あ~美味い。ここで昼食タイムとしてレストランへ。
ここでもまずは生ビール。気兼ねなくビールが飲めるのは鉄道旅の醍醐味。
続いて平日限定ワンコインランチメニューのまぐろやまかけ丼。なんと500円。安い。山深い西条の景色を眺めながらビールと昼食。これはいい所。リピート決定。
昼食を終えると温泉第二部へ。今度は30分コースで硫黄泉を堪能し15時20分、西条温泉とくらをあとにする。
<西条温泉とくら>★★★★☆
泉質:B 眺め:B 癒し:A
鉱泉ながら硫黄臭ぷんぷんの源泉はなかなか良質。料金も安いしレストランも併設されていて、鉄道旅行の途中でちょっと一休みには最適。料金410円と良心的。シャンプー・ボディソープ備え付けあり。脱衣所はカゴだけど、100円リターン式貴重品ロッカーあり。
温泉を出ると小雪が舞っていた。初夏のような陽気になったかと思えば真冬に逆戻り。もう今後はこういう異常気象と言われる気候が当たり前になるのか。
小雪の中を歩いて15時40分、西条駅に到着。「スーパーあずさ32号」の発車まではまだ時間があるので、再び長野方面の列車に乗車。
15時47分発の長野行き、3分遅れで到着。再びのE127系。相変わらず車内は空席無しで立ち。
16時10分、姨捨で下車。列車はスイッチバックの為、後退して発車。
後退した列車が再び前進して眼下を通過。姨捨独特の光景。
日本三大車窓に数えられる姨捨の景色。過去に何度か来たけど、やはりいつ来ても絶景。晴れていればいっそう凄い景色だったかも。
さらに夜景はもっと凄そう。「トランスイート四季島」の乗客用に、無人駅ながらラウンジが設置されている。
しかし寒い。寒さがきつくなってきた16時33分、姨捨の絶景をバックに上りの211系がやって来た。
16時35分、スイッチバックして16時37分発の普通甲府行き到着。篠ノ井線や大糸線の絶景区間を走るオールロングシートの211系3000番台。長野や松本周辺ではそれなりに混雑するからロングシートなのか?乗る度に悔やまれる。
遅れて来た長野行き「しなの」の通過を待って15時41分に姨捨を発車。いよいよE351系ラストラン乗車に向けて松本に向かう。
17時20分、松本に到着。再び1番線の立ち食いそば屋さんへ。
今度は特上葉わさびそば。460円。40円の差だけど、やっぱり特上の方が美味いな。時間に余裕がれば特上がおすすめ。出てくるまで3分程かかる。
それにしても信州ならではの葉わさびそば、本当に美味い。
そば屋さんを出てお土産を購入し17時40分、何やら撮り鉄さんが集結している5番線に向かう。
撮り鉄さんのお目当ては、松本車両センターでスタンバイしているE351系「スーパーあずさ32号」。
上りラストランとなる「32号」。いよいよその発車時刻が近付いてきた。恐らく見るのは最後になると思われるE351系「スーパーあずさ」のスタンバイシーン。ちょっと涙腺緩んできた。
つづく