2015年2月19日
朝起きると釧路は曇り空。さっそく10階の朝食会場へ。
こちら釧路ロイヤルインは朝食が美味しくて食べすぎた。
10時40分頃、釧路駅へ。今日のメインイベントは「SL冬の湿原号」乗車。
SLは見るのも乗るのも生涯初。年甲斐もなくドキドキする。
やがて「ビヨー」っという独特の汽笛が聞こえてきた。初めて生で聞くSLの汽笛。やばっ、鳥肌たつ。
そしてついにSLが入線!
人の多さもすごい。SLがよく見えない。
ちょっと人がばらけたタイミングで1枚。ようやくSLが見えた。
何と言うか、機能美がすごい。煙が立ち込めるとSLムードが高まる。
続いて車内へ。
14系の車内はテーブル付きのBOXシート。
自分が乗車したのは4号車。やはりSLに近い1号車の釧路湿原側席が人気らしい。
発売開始日翌々日に買いに行ったらすでに満席となっていた。
とは言っても、4号車でも汽笛はよく聞こえるし、煙も流れて来るし、SLらしさは充分味わえる。
11時20分、「ビヨー」っという汽笛と共にSL釧路を発車。沿線の至る所にカメラマン。車内は今日も中国の方が非常に多い。中国でもSLは有名らしい。
東釧路を出て釧網本線に入ると、車掌さんの案内放送が入る。SLの歴史、沿線の紹介など。車内にはガイドさんも乗車している。
車内を周ってくれていて、釧路湿原に関する事など質問すると答えて頂ける。
11時46分、釧路湿原に停車。何と、目の前でキツツキが木をつついてる!
キツツキ初めて見た。さすが釧路湿原。しかし焦って写真撮ったらひどいアングル(赤丸内がキツツキ)。
SLは釧路湿原の真っ只中に入ってきた。時折見える釧路川がきれい。
川のほとりにはエゾシカが頻繁に現れる。列車が通ってもあまり逃げない。慣れてるのか?
塘路を出ると右手に塘路湖が見える。氷上ワカサギ釣りで有名。自分も明後日やる予定。
12時19分、茅沼に到着。すると、いたーっ!タンチョウツル!
国の天然記念物タンチョウツル。初めて見た。何とも優雅な姿。
茅沼駅の元駅長さんが餌付けを初めて、その後地元の有志の方が続けて下さっているとのこと。
遠くから静かに眺めるのが鉄則。「池中玄太」を思い出す。
茅沼を出ると湿原風景は終了し、間もなく終点標茶。
定刻12時35分、標茶に到着。
途中の車内で乗車証明書を頂いた。有難いサービス。永久保存決定。
SLは推進回送され、この後機回しとなる。
復路便にも乗るのでしばらく駅の待合室で待っていると、13時30分頃に改札開始。
ちょうどSLの連結シーンが見れそう。
「ガチャン」と連結。
復路も多くの方が乗車。
定刻14時2分発車。駅員さんが手を振ってくれている。
この列車でも乗車証明書を頂く。「釧路→標茶」「標茶→釧路」の2種類あり。
茅沼に着くとタンチョウの姿はなし。自分はさっき見れたけど、車内からため息が漏れる。
行き合いの為、塘路で数分間停車します。ここぞとばかりにホームへ出てSL撮影。
乗ってばかりじゃなくて、走っている姿も見れるように行程組んだ方が良かったかも。
14時56分、釧路湿原。自分はここで下車。
「ビヨー」っと汽笛をあげ、SLは釧路へ向けて走っていった。
ここからは湿原探索。まずは定番の細岡展望台へ。
湿原を一望。夕日が見えるとやばいきれいさかも。
今度は細岡駅方面に向けて湿原の中の道を歩く。エゾシカいないだろうか。
釧路川では、何とルアー釣りしてる方がいる。アメマス?しまった、釣りできたのか。
道具持ってくればよかった。かなり後悔。まあそう簡単には釣れないだろうけど。
川の対岸についにエゾシカ発見!
水を飲んでるのか。もう少し近付いてみよう。
こちらに気付いた!やばい、静止。
しばらくじっと静止していると、川辺をゆっくり歩きだした。この間にこちらも前進。
うわっ、また気付かれた!静止。
「ダルマさんが転んだ」か(^_^;)
列車が通ってもあまり気にしないみたいだけど、人間に対しては超敏感。
まあ、野生動物だから当たり前か。じっと静止したまま、しばしのエゾシカウォッチング。
農作物を食い荒らすやっかいものらしいけど、姿を見るとやっぱりかわいく見えてしまう。
細岡駅前の林の中にも発見。雪に身を隠して近付く。
親仔?この後ちょっと物音をたてたらすぐさま走り去ってしまった。やはり超敏感。
エゾシカに夢中になってたら列車が来てしまった。乗らないと。
列車の中からも多数のエゾシカが見える。細岡エリアは魚影ならぬ鹿影が濃い。
今日も茅沼で下車。向かうのはもちろん
憩の家かや沼。今日は昨日よりも人が少なくてほぼ貸切。
シラルトロ湖を眺めながら90分コースで満喫。あ~ここの温泉最高。
19時11分発の釧路行きに乗車。
こちらのキハ54はルパン三世のラッピング車両。
20時10分頃、終点釧路到着。
今日もビールを飲んで就寝。
SLと釧路湿原は楽しかった。明日は厚岸へ。