2015年2月26日
9泊に及んだリフレッシュ休暇の北海道生活も最終日。
今日は「北斗星」で寂しくも北海道を離れる。
午前11時、イビススタイルズ札幌をチェックアウト。
一庶民の自分にはビビる位の豪華な部屋だった。
時間があるので、近くの中島公園をしばし散策。札幌の中心部にいることを忘れてしまいそうな空間。
しかし水を見ると釣りがしたくなる。
続いて札幌駅へ。時刻は14時前。ということで、あの列車が発車間近。
「トワイライトエクスプレス」大阪行き。結局もう乗れそうにないので、勇姿を目に焼き付けておく。
ギャラリー多数の中、定刻より数分遅れて大阪に向けて発車。
やはり「トワイライト」、何というか、オーラがすごい。
深緑の車体にスモークがかった独特の窓の配列。本当に24系かと思ってしまう。
もう一度乗ってみたかったけど、さすがにもう無理か。
上り「北斗星」乗車前はいつも北のたまゆら桑園店だったけど、今回はちょっと変更。
苗穂駅前温泉 蔵の湯。その名の通り、苗穂駅前にある。初めて来た。
まずは食堂でビールを一杯飲んで温泉へ。
体を洗い、まずは露天風呂。北のたまゆらと同じく、露天風呂にテレビがある。
泉質はアルカリ性単純泉。残念ながら消毒用塩素臭がきつい。
泉質を期待するとちょっと…という感じだけど、さっと一風呂という時には札幌近郊でありながら料金も手頃。
<苗穂駅前温泉 蔵の湯>★★☆☆☆
泉質:C 眺め:C 癒し:C コスパ:B
苗穂駅前という立地は便利ながら、塩素臭がきつく、温泉らしさが感じられず残念。
料金440円。シャンプー・ボディソープ備え付け無し。
温泉を出てビールを大量に買い込み、再び札幌駅に向かう。ああもう帰路か。
17時頃、「北斗星」が入線。自分にとって定期最後の「北斗星」。まずは運行されて良かった。
もうすぐ引退、北海道車の方向幕。
こちらは東日本車。東日本車より北海道車の方が字が重厚な感じ。
重連のDD51を鑑賞してから9号車のソロへ。
行き同様、帰りも進行逆向き。その後デッキに出て発車シーンを見届ける。
「4番線から寝台特急『北斗星』上野行き発車します」のアナウンスと共に、プシューとドアが閉まる。
通勤帰宅ラッシュを横目に、札幌を定刻発車。ホームから手を振って下さる方も。
下り同様、ここからは個室に引きこもり。上野まで寝ない…は無理か。盛岡まで寝ない。
通路は頻繁に人が通る。探検隊が多いらしい。列車は快調に走る。
18時49分、登別。ちょっと遅れてるものの、室蘭本線を爆走で進む。
19時10分頃、東室蘭を発車。ベイ夜景がきれい。
20時42分、八雲。数分抑止があったので遅れは20分程に。先行列車が鹿と接触とのこと。
21時9分、森を発車。
ここから夜の駒ケ岳エリア。個人的には、冬の上り「北斗星」はここがハイライト。
急カーブが多いこの区間は、雪深い山間部を力強く牽引するDD51の姿が見える。
そして晴れていると、荘厳な駒ケ岳の夜景(曇りの今日は残念ながら見えず)。
さらに大沼を通過すると、眼下に一瞬広がる函館の夜景。
この夜景を部屋を真っ暗にした個室から眺める。何度見てもいい光景。写真に撮るのは難しいけど。
25分ほど遅れて函館到着。遅れの為、機関車交換後はすぐに発車するとのアナウンス。
ED79の連結シーンだけ見届けて、すぐ車内に戻る。そして函館を発車。
五稜郭を通過し、函館本線と分岐するところが最も寂しい瞬間。
グランシャリオではパブタイムが最盛期と思われる頃、自分は個室で夕食タイム。もちろん石狩鮭めし。
木古内を通過し津軽海峡線へ。知内駅だったところは何か新幹線の施設に変わっている。
そして青函トンネル突入。
一気に窓が曇るけど、徐々に解消。
旧竜飛海底駅通過。「ゴオー」っと言う轟音が続く。
23時30分頃、トンネルを出た。これは恐らく新幹線の駅となる奥津軽今別。
0時頃、蟹田に運転停車。そう言えば津軽線は3セク化されず、引き続きJR東日本管轄とか。新幹線と在来線の運営会社が違うからと思われるけど、これは歓迎。
オレンジ色のネオンが見えてきて、0時25分頃青森運転停車。
盛岡まで寝ないつもりだったけど、やはり睡魔が襲ってきた。
久々に見る青い森鉄道の車窓を眺めていたものの、浅虫温泉を過ぎたあたりでギブアップ。
起きたらもう上野か。現実復帰が近付いてくる。zzz…。