ニジマスの里では、イワナの赤ちゃんが生まれています。
イワナの赤ちゃんは、卵から生まれます。
卵は受精後、赤みが強くなってくると、発生が始まった証拠です。つまり、血液が造られてきたので、だんだん赤くなってきます。
そして、ついに目玉ができるので、黒い目が二つ卵の中に出てきます。
これを「発目卵(はつがんらん)』と言います。
この目が、まず卵の膜を破って二つ出てきます。
可愛いですよ。
しばらく黒い目が二つ卵の膜の外に出て、外ののぞいていますが、そのうちからだが出てきます。
体の下には、透明な赤い卵のうがついています。
どっちが大きいかと言うと、卵のうのほうが大きくて、その上に体がのっかていると言う感じ。
水のそこにじっとしているか、くるくる回っているだけです。
うす赤い透明な赤ちゃんの誕生です。
赤ちゃんが脱いだ卵の殻は、水面を漂っています。それが何万個とあると、
卵の殻って感じですよ。
赤ちゃんは、しばらくは体についている卵黄で大きくなるので、えさを食べないし、あまり動きません。
体もしばらくは、透けて見えるほどはかないです。
水の中だから、生きていけるのかなと思います。
卵黄が体に消化されると、体も黒くなってきて、泳げるようになります。
そうすると、どんなちいさな隙間からでももぐって逃げるようなるので、そこからが大変。
何かあるとすぐ逃げてしまうからです。
小さな粒のえさを食べ始めると、岩魚としての出発点です。
これから、大きくなるまでには色々なことを経験して生き延びていくわけです。
全部が全部大きくなりません。
落とした石の下でつぶされるもの、弱くってえさが食べられずに死んでしまうもの。網から逃げて行方知れずになってしまうもの。
人間とあまり変わりありません。
でも、小さなうす透明の命を見ていると少しもあきませんよ。
一日中頭の中で、うす赤い透明なものがくるくると回っています。
それを感じていると、気持ちが暖かくなりますよ。
命っていいよね。
では、また明日ね。
イワナの赤ちゃんは、卵から生まれます。
卵は受精後、赤みが強くなってくると、発生が始まった証拠です。つまり、血液が造られてきたので、だんだん赤くなってきます。
そして、ついに目玉ができるので、黒い目が二つ卵の中に出てきます。
これを「発目卵(はつがんらん)』と言います。
この目が、まず卵の膜を破って二つ出てきます。
可愛いですよ。
しばらく黒い目が二つ卵の膜の外に出て、外ののぞいていますが、そのうちからだが出てきます。
体の下には、透明な赤い卵のうがついています。
どっちが大きいかと言うと、卵のうのほうが大きくて、その上に体がのっかていると言う感じ。
水のそこにじっとしているか、くるくる回っているだけです。
うす赤い透明な赤ちゃんの誕生です。
赤ちゃんが脱いだ卵の殻は、水面を漂っています。それが何万個とあると、
卵の殻って感じですよ。
赤ちゃんは、しばらくは体についている卵黄で大きくなるので、えさを食べないし、あまり動きません。
体もしばらくは、透けて見えるほどはかないです。
水の中だから、生きていけるのかなと思います。
卵黄が体に消化されると、体も黒くなってきて、泳げるようになります。
そうすると、どんなちいさな隙間からでももぐって逃げるようなるので、そこからが大変。
何かあるとすぐ逃げてしまうからです。
小さな粒のえさを食べ始めると、岩魚としての出発点です。
これから、大きくなるまでには色々なことを経験して生き延びていくわけです。
全部が全部大きくなりません。
落とした石の下でつぶされるもの、弱くってえさが食べられずに死んでしまうもの。網から逃げて行方知れずになってしまうもの。
人間とあまり変わりありません。
でも、小さなうす透明の命を見ていると少しもあきませんよ。
一日中頭の中で、うす赤い透明なものがくるくると回っています。
それを感じていると、気持ちが暖かくなりますよ。
命っていいよね。
では、また明日ね。