表題の写真は、大崩山上湧塚の岩下
下湧塚の岩峰の上で昼食(昨日記事)からの続きになります。
ここまで~意外にも登山道で悪戦苦闘が続いていますが・・・
ここで引き返す選択肢は誰も考えていませんでした。
理由は、
今、登ってきた登山道を、また通りたくない(多分下りはもっと危険)
既に(ここまで)あまりにも時間を要しているので
中湧塚を目前にしても、ここは勇気をもって撤退することにしました。
~と言う事で、今日の記事は
↓GPS軌跡図は、TKさんにいただきました。
下湧塚の岩上から一旦下って
今度は、上湧塚にむかいました。
かなり深い積雪での雪山登山は、もう慣れているはずなのに、
なぜ時間を要しているのか?
大崩山は、急な斜面を横切りながら登る箇所が多い
急な斜面を横切る時でも、登山道の足元がしっかりしているので
片側が山面で、もう一方が絶壁でも 転倒に注意していればそう恐怖を感じません。
ところがそのしっかりしているはずの登山道が雪に埋もれていたら
どうでしょう?。
表面のみが凍結して、中はサラサラのカタクリみたいな雪です。
斜面を歩きながら・・・そのまま、ズズッと滑って怖いです。
(もちろんピッケルも持ってないし)
下に樹木が多いところは、比較的安心して歩けますが
下に何もないところは、滑落したら一巻の終わり
そのような場所ごとに
ベテランのSさんが、自らの危険を冒してまで「スリング」を張って下さいました。
↓ 写真では意外に傾斜が緩く見えます 体感傾斜?はかなりなものでした。
横断だけでなく、雪が深くつらい登りも・・・
↓
文字どうり悪戦苦闘の末、上湧塚の下へ到着
ここまで来ることができて、すごく安心しました。
(これで、助かった~と思いました\(^o^)/)
時刻は、丁度14時(出発して7時間)
↓上湧塚の岩下
これからも下山に、あと4~5時間かかることを考慮したら、
もう上湧塚に登る時間もない
私だけで・・・中湧塚が見える途中まで急いで登ってきました。
↓目前に中湧塚の雄姿
ご参考までに
一昨年、この上湧塚岩上から望む中湧塚の写真
↓ 〇印の部分、登っている人が確認できます。
一昨年は、もちろん私たちも、あの中湧塚に登りました。
その後 上湧塚を後にしましたが
未練がましく何度も振り返りながら・・・
↓ 倒木の下に見える上湧塚
頂上に向かうルートと周回道の分岐点(2枚目の写真の左端になります)
当初の登山計画では頂上に向かう予定でしたが
当然それもあきらめ、ここから下山コースに入ります。
↓
いざと言うときのビバーク場所
↓中は結構広いので5人くらいは余裕ではいれます。でも怖い
湧塚の岩峰が一望できる場所として知られる「リンドウヶ丘」
周回登山者はここで昼食をとる人が多い
↓
↑ 写真左のピークが上湧塚
リンドウヶ丘から眺める
左から 中湧塚、下湧塚、袖ダキの岩峰群
↓
大崩山の魅力が詰まった素晴らしい展望に満足
もう時刻は14時30分
明るいうちに下山できるだろうか~心配が現実になってきました。
これからの下山道でも、雪が深いことが当然考えられますが
この後すぐの「水場」として知られる「崖面」のトラバースと
「象さん岩」の長いトラバースが気になります。
さて、スリル満点の「象さん岩」トラバースは
明日の記事で・・・
どんなでしょうね
しかしここまでで足も腕も腰もパンパンになりそうですね
勇敢な女性陣ですね~(奥様も凄い!)
見てるだけで スリルを味わえます\(◎o◎)/!
断崖絶壁に立つ姿は 何だかサスペンス劇場の一コマの様にも見えてしまいました。
まるで映画の「クリフハンガー」の世界です。
江の島から葛飾北斎の富嶽三十六景・神奈川沖浪裏のような景色が見れてでした。
この構図は、偶然に遭遇して再びこの場面に出逢うまで2年を要しました。2枚目の写真をクリックください。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/9957af5295480541e3f6164441f5ff0e
お約束の江の島での現象は、あさってにアップいたします。
天候も壊れなくて
すばらしい景観を目に焼き付けられたことでしょう
うらやましい限りです
写真をじっくり拝見させてもらってます
未練がましく中湧塚が見えるところまで・・・
一昨年の写真を拝見して
いったい何処を通って登るのだろう?
最後の岩はどうやって登るのかしら?
あの岩の上には怖くてとても立てません
女性陣の奮闘を微笑んで見守っておられる
Sさん? TKさん?
の心強いサポートでこんな雪深い登山が楽しめてヽ(^o^)丿
どちらかと言えば腕の方がきつかったです。
木に掴まりながら・・・そのまま足元が滑って、
腕だけで身体を支えることが多かったためです。
脚より腕で登った感じでした~(^o^)。
象さん岩のトラバース
また明日ご覧になって下さい~(^_^;)
よろしくお願いします。
当方のカミさんは、高いところや岩登りが大好きなもので・・・(^.^)/~~~コマッタナ。
花粉症に悩まされ、
今の時期には、山に行きたくないと言いながら・・・
「大崩山~それなら行く!!」」という程、お気に入りの山です。。
当日は保護眼鏡を忘れて、仕方なしサングラスをかけて山登りでした。
断崖絶壁に立つ
本当に胸がスーッとしますね、最高です\(^o^)/)。
でも、人が立っているのを眺めると怖いですね
ご感想ありがとうございました。
また よろしくお願いします。
私も、今まで多くの雪山に登って馴れているつもりでしたが・・・
今回は積雪の想定をしておらず
自分自身に対して大変良い「お灸」になったと思います。
本当のロッキーの冬山に登れる人たちは凄いですね
「④沖浪の富士」
ヤッター\(^o^)/)
表題の写真~まさに「神奈川沖浪裏」の世界
素晴らしくて、しばし見とれてました。
リンク拝見しました
iina様はやはりついてますね、日ごろの行い?
明後日の「現象」が楽しみです。
(rryuuke158)さまがいつも申されている
「登山は、決して冒険ではない」~その言葉をいつも念頭に置いているのですが・・・
今回はちょっとの冒険が有りました。反省も多いです。
全く、山は何が有るかわからない
想定外のことを想定しておくことも、必要であると知りました。
まさか、以下の季節 宮崎の山でこれほどの積雪があるとは・・・
ご感想ありがとうございました。
また よろしくお願いします。
中湧塚は手と足で登りますが・・・(^o^)
最後の高い岩はロープを伝って登ります。
以前は、そのすぐ隣の先端が割れた岩には、ハシゴが有りましたが
現在は登らないように撤去されています(亀裂が進んで危険かな)
まあ「百聞は一見にしかず」~自分で確かめるのが一番確実です(*^_^*)。
岩の上に立てば、ストレスも吹っ飛ぶことでしょう
(自分が吹っ飛んではいけませんが)
>Sさん TKさんのサポート
よくぞ申して下さいました。
全く、お二人のサポートが有ったから登れたことに間違いありません
とても感謝しています。
ご感想ありがとうございました。
また よろしくお願いします。