延岡の山歩人K

季節ごとの高山植物や山野草、そして彩の美しい自然にはまってしまい
写真撮りながら登山・山歩きを続けています

沢登の 「斜里岳」 登山 ~ 2014年 夏の遠征登山(第二弾)

2014-09-15 | 北海道の山

 


 表題の写真は、斜里岳登山中の沢登り (詳細は本文参照)

  

今年の夏の遠征登山(北海道)~第二弾は斜里岳です。
山の標高は1547mですが、登山口の標高が670mの清岳荘です
標高差877mを登ることになります。
昨日登った「羅臼岳」は標高差1470mを登ったので
今日は楽な登山かと思えば・・・それは大間違いでした。

登山当日(9/10)は 朝3時に起床 朝食を済ませ
4時丁度に宿泊したホテルを出発して登山口へ
昨日と同じの 3時起床です。

 

ご参考までに
 斜里岳の全容 
 ↓( Wikipedia)より画像借用しました。

 

  登山コース
        ↓ NeT(全頂制覇百名山)より画像借用しました。
         


今朝(当日)は、バスで移動中 見事なお月様が出ていました
今日は雨は降らない様です。(後でしっかり振りました)
斜里の町内を移動中、早朝 揺れるバスの車内から撮った斜里岳
 ↓ 雲もなく 頂上までしっかり見えています。

 

登山口の清岳荘から見下ろす斜里の街なみ

 

登山口の「清岳荘」から AM6時 丁度に登山開始
(ちなみに下山は15時過ぎでした)
これから9時間の山旅開始です。(昨日は10時間)

登山道の脇には、早速多くの高山植物
 1)名前??
  ↓

 

ここからいよいよ
斜里岳・沢登コースの始まりです。
 ↓

 

登山口から「下二股」までの
およそ1時間は
渡渉の連続⇒数えてませんでしたが、優に20回以上
 ↓

 随所で
 2)ミヤマダイモンジソウが咲いていました。
 ↓

 

目指す頂上も見えてましたが・・・だんだんガスが広がっている様です
 ↓  天候が心配です。

 

連続渡渉も終わり、「下二股」到着
 ↓ 「羽衣の滝」 この滝の左側を登って行きます。

 

これより先
 「下二股」から「上二股」まで
およそ2時間は
滝登りの連続でした。
岩壁のトラバースは凄く怖いところもありました。
 ↓


 
  ↓ 滑落・転落したら・・・  命が2つ欲しい

 ↓ 表題の写真 再掲です。

 ↑
岩壁のトラバース中(岩が濡れて滑りそうでした
手をかけるところが無いところも多く、しかも下は滝
足を滑らせたらどこまで落ちるかわからない恐怖との戦い
緊張の連続でした。(私には 長い2時間でした)
私の苦手なコース(=バランス感覚の悪い人には危険なコースです

 

登山口からおよそ3時間
「上二股」には携帯トイレブースも有りしばし休憩
少し前から小雨が降ったり止んだりです。

「上二股」を過ぎると川幅も狭くなり
普通の沢歩きとなり一安心
 ↓

 

登山道脇には随所でナナカマドの群生
 ↓


 

沢歩きを終え、胸突き八丁の急坂を上ると
稜線に出て、斜里岳の頂上が一瞬見えました。
 ↓写真中央上部付近が頂上になります。(ガスで見えません)


「馬の背」を経て、
 ↓

 

斜里岳頂上
 ↓

 

 


  何も観えないけど・・・写真中央奥に昨日登った羅臼岳方面
  ↓           左手方向に摩周湖

 
 斜里岳三角点
      ↓
      

 

斜里岳でも、やっぱり頂上からの視界がなくとても残念

頂上でしばらくエネルギー補給の後
下山開始

下山は、滝登りコースは危険なため
「上二股」⇒「下二股」は、新道コースをとりました
「熊見峠」付近から雨がかなり強くなってきました。
ちなみに
「熊見峠」から「「下二股」までは滑りやすい かなりな急坂でした。
 およそ15時ころ、無事に登山口に到着しました。

これから、明日の「雌阿寒岳」登山のため
2時間以上かけて「阿寒湖温泉」に向かいます。
(以前、一度宿泊した事のあるホテルです)

ホテルでのニュースで知りましたが
この日、十勝方面では1時間雨量が100mmを超え、洪水災害も出ているようです。
私たちは、
幸いにも大雨に会わずに無事に登山が出来て良かったと思います。
もし斜里岳に登っているとき100mmの雨が降ったら
沢歩きコースのため下山できなかったと思います。

 続きます。

 


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20 コメント

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斜里岳登山 (ひろし爺1840)
2014-09-15 08:08:12
 !(*^_^*)!延岡の山歩き人kさん、お早うございま~す!
スポーツ・芸術・旅行と楽しい秋の到来ですね。
素敵な秋のシーズンを元気にお互いに謳歌しましょ~!
ーーToーYouーPC--
*写真を撮りながらの登山、お疲れ様でした。
このお山は今も雪が残っているのですね。
雲海の風景や高山植物を見せて貰いながら一緒に登山させて頂いた様な気持ちにさせて頂き有り難うございます!
ーーMyBlogにお誘い↓ーー
('_')今朝は先日、奥出雲を旅した時の様子を編集しましたので、ご一緒に観光した気分に成って頂ければ幸せます。
!(^^)!ご覧頂いた感想やご意見など頂ければ嬉しいで~す!
*それではまた!ーーバイ・バ~ィ!!
返信する
うわー、わぁーいやーすげー (旅の途中)
2014-09-15 09:06:26
K様
一枚一枚ドキドキです。それにしても撮影しながらのこの難所をと思うと…。よくドキュメンタリの登山の映像。カメラマンの存在ばかり気になります。どんな思いで撮っているのだろう。思い機材をと。

沢登2時間?それも悲鳴を上げます。
頂上での期待が残念でしたね。でも雨にも降られず無事征服されたことに乾杯しましょう。
ご苦労様。そして有難う。
旅に連れていただいてよかった。
この緊張感シュミレーションになります。

11月に箱根、西伊豆、天城ごえ、富士山眺望絶景コース(歩こう会) 申し込みました。

それまでにも3-4回近隣での日帰り歩き参加します。
勿論毎日1万ぽも頑張りますよ。

Kさんに刺激されて。
返信する
山男 (iina)
2014-09-15 10:22:40
登山に山あり谷ありの連続と、足場の悪い沢登りまでして、さらに滝まで登ったのですね。

いまごろに繰り返すこともありませんが、Kさんは立派な山男です。普通なら九州から、北海道までもの遠方まで出かけて
山に登るなんて考えません。せいぜい、身近か近隣の山を登ろうと思う程度ですから、いまさら山男の行動パターンを知る
きっかけになって喜んでいます。

きょうの「全笑撃動画」は、記事の取り込みがとても重くて大変失礼しました。
すこしでも軽くしようと2つの記事に分け、①と②を同日付でアップしましたからお許しください。

返信する
こんにちは(^^)/ (hiroko )
2014-09-15 10:31:24
見ていても手に汗を握る場面の連続です。
大変な所をカメラマンの役目も大変ですね、
お蔭さまで行った事もない、これからも
行くことのない山の様子を知ることが出来ます。

矢張り日頃の行いの良い方はちがいますね、
100ミリの大雨が避けて降るんですから(^_^)v
本当にご苦労様です。
返信する
\(◎o◎)/! (reihana)
2014-09-15 10:51:39
こんにちは~♪
清流の中を歩くのは 大変でしたね~靴の中に 水が入りそう~~(~・~;)
皆さんよく頑張って登られましたね
私は見てるだけで ハラハラドキドキです
本当に恐怖との戦いですね

ナナカマドって 遠目では 山椒の赤い果実にそっくりですね
果実をアップで見たら違いが分かりますが 間違えやすいですね。
返信する
こんにちは (ryuuke158)
2014-09-15 11:54:33
滑りそうな石ですね
無事で何よりでした
紅葉ももう少しのようですね
返信する
こんにちは (korosuke)
2014-09-15 12:59:10
登頂おめでとうございます。
山頂の看板が立ってる場所、人工物に見えますが、何処かと高さを競ってるのでしょうか?

凄い状況での登山ですね、このような状況を幡多弁では、
「いびしない」と言います。(笑)
返信する
Unknown (ぽーらん)
2014-09-15 13:35:28
なんだか滑り台のようなコースですね
大雨に会わなかったのは良かったですね
毎日3時起きはたいへんそうです
返信する
滝登り (katakuri)
2014-09-15 15:26:59
こんにちは~

毎朝の3時起きでの登山お疲れ様です。
今日は特に危険を伴う沢登りや滝登りと
(Kさん)期待のスリルあるコース
7/31の大崩山「三里河原の沢歩き」は
これの予行練習だったのでしょうか?
流石に下山は別コースとの事ですが
これをみなさん征服されるのですから\(◎o◎)/!
返信する
(ひろし爺1840) さま (延岡の山歩人K)
2014-09-15 16:40:11
こんにちは
身体を動かすのに良い季節になりましたが・・・
お天気の方は相変わらずですね
写真を撮りながらの登山・・・
どちらかと言えば写真の方が趣味なので、雨はつらいです
いつもご感想ありがとうございます。

 >奥出雲を旅した時の様子を・・・
私はまだ山陰地方に行った事ありません
拝見させていただくのが楽しみです。
ご案内ありがとうございました。
また よろしくお願いします。

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