アレックス・カー (著), 清野 由美 (著) 中央公論新社刊 2019/3初版 220P 902円
4年前の本だが 今は更に酷くなってるぽいので借りてみた。
アレックス・カーは東洋文化研究者。東洋文化に関する講演、通訳、執筆活動を行う。近年、京都、祖谷、長崎県小値賀(おぢか)町、奈良県十津川村などで古民家を改修し、滞在型観光事業を営む。
清野由美はジャーナリスト。草思社編集部、英国留学を経て、フリーランス。
右肩上がりで増加する訪日外国人観光客。京都、富士山をはじめとする観光地へキャパシティを越えた観光客が殺到し、交通や景観、住環境などでトラブルが続発する状況に警鐘を鳴らす。
というような本だが あたしは半分強が京都なので観光客多すぎ バス乗れやん ゴミ捨てるな まとわりつくな 食べ歩きすな・・と腹立たしく思ってる一人だ。必要なのはマネージメントとコントロールだ・・というご意見には全面的に賛成なのだが じゃあそれをどう実施するかは難しいだろうな・・と思う。街並みの保全が大事とか観光資源をどう守るか?という話は理解できるのだが 京都はディズニーみたいなテーマパークでは無い。普通の人が普通に働いて普通に暮らしてる都市です。大学が多いから若い人の多くは学生だし 地元のおばちゃんやらおばーちゃんが普通に生活してるし 観光業ではない職種の人も普通にいる。あたしも伝統産業の職人目指して働いてたりしたので 京都=古都=観光都市みたいな切り口でしか見てない視点はどうかなぁ・・と思う。お寺さんやお社は半端なく多いがただそれだけで普通の街。洛中の無茶な観光開発は問題だと思うが住んでると 結構規制がかかってて 高さ制限やら用途制限やら色の制限とかあるので野放しになってるわけではない。古い町並みは後世に残すべきものだと思うが そこに住んで普通に暮らしてる人に 観光都市なんだから我慢しいや・・というのはあまりにも無茶だ。京都は観光だけじゃない。あたしは暮らす京都だったので 基本観光地には縁がない。京都の人って意外と観光地は行かないのだ。特定の系統のバスに関しては問題があるのは認めるが。京都は狭い街なので その気になれば歩いて行ける。学生の足は自転車だしバスを使うのは高齢者が多い。そもそも地元の商店街でほぼまかなえるのでバスで困るのは通勤の人だろう。本書 提言はごもっともだが 観光の視点だけで街の方向性をあーだこーだ言うのはちょっとなぁ・・と思う。東京は千客万来みたいなゲテモノをこさえてインバウンドを・・と吠えてるので問題外だが。春のダイヤ改正で清水なんかに行く観光用の特急バスができるようだし 生活に使われる205や206の循環系統が増便されるみたいなので お手並み拝見だ。面白いけど図書館で借りればいい本。あたしも図書館で借りた。読みやすいので速読の人なら数日かからない。
4年前の本だが 今は更に酷くなってるぽいので借りてみた。
アレックス・カーは東洋文化研究者。東洋文化に関する講演、通訳、執筆活動を行う。近年、京都、祖谷、長崎県小値賀(おぢか)町、奈良県十津川村などで古民家を改修し、滞在型観光事業を営む。
清野由美はジャーナリスト。草思社編集部、英国留学を経て、フリーランス。
右肩上がりで増加する訪日外国人観光客。京都、富士山をはじめとする観光地へキャパシティを越えた観光客が殺到し、交通や景観、住環境などでトラブルが続発する状況に警鐘を鳴らす。
というような本だが あたしは半分強が京都なので観光客多すぎ バス乗れやん ゴミ捨てるな まとわりつくな 食べ歩きすな・・と腹立たしく思ってる一人だ。必要なのはマネージメントとコントロールだ・・というご意見には全面的に賛成なのだが じゃあそれをどう実施するかは難しいだろうな・・と思う。街並みの保全が大事とか観光資源をどう守るか?という話は理解できるのだが 京都はディズニーみたいなテーマパークでは無い。普通の人が普通に働いて普通に暮らしてる都市です。大学が多いから若い人の多くは学生だし 地元のおばちゃんやらおばーちゃんが普通に生活してるし 観光業ではない職種の人も普通にいる。あたしも伝統産業の職人目指して働いてたりしたので 京都=古都=観光都市みたいな切り口でしか見てない視点はどうかなぁ・・と思う。お寺さんやお社は半端なく多いがただそれだけで普通の街。洛中の無茶な観光開発は問題だと思うが住んでると 結構規制がかかってて 高さ制限やら用途制限やら色の制限とかあるので野放しになってるわけではない。古い町並みは後世に残すべきものだと思うが そこに住んで普通に暮らしてる人に 観光都市なんだから我慢しいや・・というのはあまりにも無茶だ。京都は観光だけじゃない。あたしは暮らす京都だったので 基本観光地には縁がない。京都の人って意外と観光地は行かないのだ。特定の系統のバスに関しては問題があるのは認めるが。京都は狭い街なので その気になれば歩いて行ける。学生の足は自転車だしバスを使うのは高齢者が多い。そもそも地元の商店街でほぼまかなえるのでバスで困るのは通勤の人だろう。本書 提言はごもっともだが 観光の視点だけで街の方向性をあーだこーだ言うのはちょっとなぁ・・と思う。東京は千客万来みたいなゲテモノをこさえてインバウンドを・・と吠えてるので問題外だが。春のダイヤ改正で清水なんかに行く観光用の特急バスができるようだし 生活に使われる205や206の循環系統が増便されるみたいなので お手並み拝見だ。面白いけど図書館で借りればいい本。あたしも図書館で借りた。読みやすいので速読の人なら数日かからない。
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