今日は祝日でしたので、上野へ。

良いお天気でした。

楽しみでもあり、ちょっと怖れてもいたポンペイ展です。
ベスヴィオ火山の噴火による火砕流で一気に封じられた街。
その証拠をまずは最初に観せられました。
もちろん石膏でしたが、亡くなった女性の像が最初に展示されていて、、、
(多分空洞になっていた部分に石膏を入れて固めたのでしょう)
これは大災害だったのだ、というメッセージ。
心して、拝見します。
その後の展示は目眩く。
ともかく2,000年以上前〜約2,000年前、紀元前後のフレスコ画、
モザイク画、彫刻が豊富に展示されていました。

「浮き彫り付きグラス」
繊細なレリーフが素晴らしい。

「ライオン形3本脚付きモザイク天板テーブル」

「筆記具」フレスコ画

「ナイル川風景」 ファウヌスの家、モザイク画
紀元前後のフレスコ画、モザイク画がともかく圧倒的に素晴らしい。
そして

「円形火鉢」
原型がよくわからないのですが、火鉢だそうで、これが見つかったことで、どうやら噴火と破滅的な火砕流は10月頃だったのではないか、と推定されるようになってきているようです。
この展覧会はこの後、京都、宮城、九州にも巡回するそうです。
災害のすごさも実感できますが、紀元前後のイタリア、ナポリ近郊の人々の豊かで文化的な生活ぶりが体感できます。
もしも機会があればもう一度行ってきたいと思います。