ヒカゲノカズラ

　何故か、今までずっと「ヒナタノカズラ」と覚えていた。ヒカゲノカズラを写真図鑑などで見ると、それは薄暗いところに生える別種なのだと思っていた。
　大きな勘違い。

　【ヒカゲノカズラ】ヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属、日陰蔓。広義のシダ植物の一種。

　林縁と言えばそうだが、日を浴びている場所だった。まさにヒナタノ・・

　　
　　2012.8.4　福島県　駒止湿原で

イブキボウフウ

　コスモスのように切れ込んだ葉っぱだが、裂片はコスモスよりもずっと短い。ニンジンの葉っぱくらいだろうか。もう少し短いかもしれない。
　前出のミヤマウイキョウより裂片は太いが、これも小気味いいくらい細かい葉っぱである。

　【イブキボウフウ】セリ科イブキボウフウ属、伊吹防風。
　図鑑を見たらタカネ・・と言うのもあるようだ。細かい分類はよく分からない。

　　
　　2012.8.9　八方尾根で

ミヤマウイキョウ

　【ミヤマウイキョウ】セリ科シラネニンジン属、深山茴香。

　私の写真では葉っぱがよく見えないが、セリ科の高山植物で一番葉っぱが細かいこの植物を見つけるといつも感激してしまう。

　　
　　2012.8.9　八方尾根で

タテヤマリンドウ

　【タテヤマリンドウ】、リンドウ科リンドウ属、立山竜胆。

　40年ほど前、巻機山に初めて登った時に出会った植物の中で、このタテヤマリンドウとハクサンコザクラが特に強く記憶に留まっている。

　この花は目立たないせいか、登ることに精一杯で気が付かなかったのか、その後一昨年八方尾根に来るまで出会っていなかったような気がする。

　　
　　2012.8.9　八方尾根で

　　
　　2010.8.6　同所で

カライトソウ

　バラ科ワレモコウ属【カライトソウ】、唐糸草。

　本州中北部の日本海側に生えるとのこと。美しい雄しべを中国渡来の絹糸に例えたものだそうである。

　一見ちょっと派手だが、涼しげな満足感を覚える花である。

　　
　　2012.8.9　八方尾根で