6月2日(日) 開山祭当日の八ヶ岳は、雲は多いものの青空が広がる朝でした。
日中は次第に稜線の東側から雲があがってきて、稜線を覆っていきました。
八ヶ岳は、西側や南側には北アルプスや中央アルプス、南アルプスなどの高い
山岳がありますので、西風が吹くときは、高い山岳の風下側に入ります。一方
で、東側には関東山地がありますが、八ヶ岳より標高がかなり低く、その東側
には関東平野を経て太平洋が広がっています。そのため、東風が吹くと、太平
洋からの湿った空気が入りやすく、天気が崩れることが多いのです。
2日も、東風が吹いており、稜線の東側では湿った空気が山にぶつかって上昇
し、どんどん雲が湧いてきました。一方で雲が山を越えると下降していき、
雲はどんどん蒸発していて、赤岳や横岳、硫黄岳では雲がかかっているのに
阿弥陀岳は晴れていました。そのときの雲の様子を写真でアップします。
画像の左側が東側、右側が西側になります。雲が左から右へ流れていきなが
ら蒸発して弱まっていくのがわかると思います。
※この文章と写真の転載、流用、複写を禁じます。
文責:猪熊隆之
日中は次第に稜線の東側から雲があがってきて、稜線を覆っていきました。
八ヶ岳は、西側や南側には北アルプスや中央アルプス、南アルプスなどの高い
山岳がありますので、西風が吹くときは、高い山岳の風下側に入ります。一方
で、東側には関東山地がありますが、八ヶ岳より標高がかなり低く、その東側
には関東平野を経て太平洋が広がっています。そのため、東風が吹くと、太平
洋からの湿った空気が入りやすく、天気が崩れることが多いのです。
2日も、東風が吹いており、稜線の東側では湿った空気が山にぶつかって上昇
し、どんどん雲が湧いてきました。一方で雲が山を越えると下降していき、
雲はどんどん蒸発していて、赤岳や横岳、硫黄岳では雲がかかっているのに
阿弥陀岳は晴れていました。そのときの雲の様子を写真でアップします。
画像の左側が東側、右側が西側になります。雲が左から右へ流れていきなが
ら蒸発して弱まっていくのがわかると思います。
※この文章と写真の転載、流用、複写を禁じます。
文責:猪熊隆之