南北に連なる八ヶ岳は、太陽の当たる向きによって雲の発生しやすい場所が違ってきます。特に夏場は強い日射によって地面が暖められることで、積雲(わた雲)と呼ばれる雲が発生します。
午前中は八ヶ岳の東面が強い日差しを受けるため、この積雲は野辺山や小海線側など八ヶ岳の東側で湧きやすくなります。
写真1 八ヶ岳東面に湧く雄大積雲
逆に午後になると西日を受ける八ヶ岳の西面、茅野や原村側で積雲が湧きやすくなります。
写真2 八ヶ岳西面に湧く雄大積雲
このように太陽の当たる向きによって、雲の湧きやすい場所も変わってくるのですね。
文:窪田純(株式会社ヤマテン)、写真:猪熊隆之(株式会社ヤマテン)
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